2006/7/30

暑中お伺い申し上げます  自然

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皆様今年もよい夏をお過ごし下さい
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2006/7/15

Jazz  公演情報

すごい落雷でした。
演奏を終えて、最終便で声楽講座のために故郷の香川にきています。
今日、私は宮間利之とニューハードVSマント・ヴィーヴォ(藝大学生ジャズ・バンド)
で《Night and Day》を歌いました。普段のレパートリー以外の曲を歌うのはいろいろな発見があって新鮮な気持ちです。
他にもコンサートではガーシュインの《スワニー》や映画音楽《ある愛の詩》などをレパートリーにしています。

昨日は、東京文化会館で『蝶々夫人』を観ました。教え子の大山亜紀子さんと泉良平さんが出演しています。自分が出演する時以上になんだかそわそわするものですね。
栗山昌良演出は、蝶々さんを歴史に翻弄された無知で弱い女性としては描いておらず、ピンカートンとの結婚も自分で選択したという意志が強く現れているし、所作のひとつひとつまで本当に美しく、失われた日本人の尊厳というものにスポットを当てて、とても演出意図がはっきりしているのが特徴です。
昨日は学校公演とのことで中学生や高校生が1600人近く観にきていましたが、とても反応がよく、このオペラを通じていろいろなことを体感してくれるといいなぁと思いました。
私の想い出としては1990年にフィンランド公演も行ったミラノ版に基づく故三谷礼二演出でシャープレスを演じたことが懐かしく回想されます。
そのヴァージョンでは、蝶々さんの純真可憐さが際立ち、ピンカートンの身勝手さ、当時の親戚付き合いというものの強靭さなどがより強調され、シャープレスの役割もケートとのやりとりなどでより積極的な関わりや人間性を帯びたものだったので、とても色彩豊かな活き活きとした印象が残っています。
現行版では蝶々さんをしっかりと主軸に据え、スズキとの深い絆などもよりわかりやすく描かれ、物語としてすっきりとわかりやすいものになっていて、これはこれで共感できる傑作です。
それにしてもプッチーニは本当に人間の琴線を揺さぶることに長けた素晴らしい作曲家ですね。
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2006/7/9

文月に  自然

七夕を過ぎても、まだ雨の日が続きます。
雨の夜にヤナーチェクのオペラ「マクロプロス事件」の音楽を聴いています。
まだ日本では上演されていませんが、このオペラは、特に終幕の音楽が素晴らしく、その奇妙なストーリーとともにいろいろなことを考えさせられる不思議な作品です。
原作はロボットという言葉を作ったといわれるチェコの作家のカレル・チャペック。

16世紀・神聖ローマ皇帝ルドルフの侍医であった父が調合した不老不死の薬の実験台となり、今はオペラ歌手として生き続けているエミーリアは、いろいろに名前を変えて、でもいつもイニシャルE.M.として、波乱の人生を歩んできました。もしもあなたが不老不死となって、実は337年も生き続けていたとしたら。

私たちは、常日頃もっと時間があったらと思い、長寿を享受する現代人は、若さを保ちたいとアンチエイジングが関心の的になる時代ですが、限りのない生を与えられ、自分の周りの親しい人たちが空蝉のように消えてゆくのを見続ける人生というのは、けっして楽しいものではないでしょう。
そんな難しいストーリーにさえ、色褪せない生命を吹き込んでしまうヤナーチェクはやはりすごい作曲家だとあらためて思うのです。







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