2009/9/26

藝大アーツ イン 丸の内 リサイタル  文化・芸術

上野キャンパスから丸ビルへ進出して、「まち」とダイナミックな接点を持とう。そんな考えから、東京藝術大学が「丸ビル」や「新丸ビル」の建て替えなど丸の内再構築計画を進めてきた三菱地所株式会社と共同開催で始めた「藝大アーツ イン 丸の内」。
今秋は私もその一環として丸ビルホールでリサイタルを開催致します。
空気が澄んで青空が美しい季節になってきました。
皆様ご都合がつくようでしたら、お運び頂ければ幸いです。

藝大アーツイン東京丸の内
多田羅迪夫 バリトン・リサイタル
2009年10月27日(火)18:30開演 (18:00開場)
入場無料(全席自由/定員300名・先着順)
会場:丸ビルホール(丸ビル7階)
  http://www.marunouchi-hc.jp/
●JRご利用の場合/東京駅丸の内南口より徒歩1分
●地下鉄をご利用の場合/ 丸ノ内線東京駅より直結
  千代田線二重橋前駅直結
●車でお越しの場合は、丸ビル駐車場及び丸の内周辺の各駐車場をご利用ください。
[丸ビル駐車場]400台収容/10分100円 
 電話:03-5218-5085

R.シューマン:歌曲集《詩人の恋》作品48

J.ブラームス:歌曲撰集


 〈我が妃よ、そなたはなんと・・・〉作品32-9

 〈セレナーデ〉作品106-1

 〈墓地で〉作品105-4

 〈歌の調べのように〉作品105-1

 〈言づて〉作品47−1

 〈風もそよがぬ、和やかな大気〉作品57-8

  ピアノ伴奏 鈴木真理子

リサイタル終了後質問コーナーを設けています。
*質問は事前受付致します。
@お名前(フリガナ)
Ae-mailアドレス
B勤務地
C質問内容
geidaiarts@mby.co.jp までご応募ください。
締切=10月18日(日)
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2009年9月29日(火)21時21分、二期会創立者の一人、中山悌一先生が89歳でお亡くなりになった。日本を代表するドイツリートの歌い手として、芸能や世間との迎合とは違う「芸術」を究めながら、声楽家という職業が日本でも成り立つ社会の創出を願った稀有な人だったと思う。自身がオペラの舞台に立つことはなかったが、芸術監督としては妥協のないラインアップを組み、ドイツ語作品の仕上げには、自ら美声で様々なパートを歌い自在にピアノを弾いてくれた。非常に残念ですが受け入れざるを得ない。

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2009/9/16

放送予定  公演情報

NHK FM名曲リサイタル 
2009年10月3日(土)午後7時20分〜
多田羅迪夫(バリトン) 朴令鈴(ピアノ)


NHKFM 周波数 Tokyo =82.5MHz
http://www.nhk.or.jp/res/tvres5/h50303.htm

放送日をお知らせします。
秋の宵、お時間があればラジオをつけてみてください

[曲目]
ベートーヴェン作曲:
  歌曲集《遙かなる恋人に》作品98  
H.ヴォルフ作曲:
  歌曲選                
  《徒歩旅行》(メーリケ歌曲集より)        
  《アナクレオンの墓》(ゲーテ歌曲集より) 
  《楽師》(アイヒェンドルフ歌曲集より)                
  《あばよ》(メーリケ歌曲集より)       
  《祝福されよ聖母様》(イタリア歌曲集より)        
  《郷愁》(アイヒェンドルフ歌曲集より)  


収録=東京・NHK・509スタジオ

左から伊藤健三アナウンサー
後半にご出演の武久源造(チェンバロ) さん
多田羅迪夫(たたら・みちお)
朴令鈴(パク・リンリン)さん
加羽沢美濃(かばさわ・みの)さん

http://www.nhk.or.jp/meirisa/onair/091003.html


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2009/9/10

重陽の節句を過ぎて  雑感

皆様お健やかにお過ごしでしょうか。
9月9日は無病息災を願う重陽の節句でしたが、
新暦やら温暖化やらで、菊花を愛で、秋の深まりを実感するのはまだもう少し先のようです。
今年も8月は様々な音楽コンクールで、次代を担う若い声楽家たちの演奏を沢山聴かせて頂きました。若い声楽家の方々はこれから長い道程を御自身の音楽性と楽器としての身体を育んでゆくことになりますが、それぞれの目標に向けて、掴めるチャンスは活かしつつ、未来へ羽ばたいていってほしいと願っています。
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さて、9月13日(日)は藝大構内の新奏楽堂でヘンデル後期のオペラの傑作
『アリオダンテ』を上演いたします。
順調に稽古は続き、これから旬を迎える歌手たちの力溢れる演奏と鈴木雅明氏
率いる東京藝術大学古楽オーケストラの充実した演奏をぜひ聴きにいらしてください。
http://www.geidai.ac.jp/facilities/sogakudou/info/20090913.html
2009年9月13日(日)  13:45開場  15:00開演
会場東京藝術大学奏楽堂(大学構内)
入場料3,000円(全席指定)
主催東京藝術大学演奏藝術センター
東京藝術大学音楽学部
指揮鈴木雅明 演出平尾力哉
スコットランド王:新見準平
アリオダンテ:小野和歌子
ジネヴラ:朴 瑛実
ルルカーニオ:吉原教夫
ポリネッソ:彌勒忠史
ダリンダ:松原典子
オドアルド:加耒 徹
合唱東京藝術大学声楽科有志
管弦楽東京藝術大学古楽オーケストラ
舞台監督賀川祐之 古典舞踏市瀬陽子

9月7日(月)には若杉弘さんのお別れの会が新国立劇場中劇場で行われました。
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http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20000831.html
大勢の皆さんがそれぞれの沢山の思い出を胸に別れを惜まれたことと思います。
私も走馬灯のようにいろいろなことを想いました、
総合芸術としてのオペラの魅力、そして歌劇場の意味というものを理解し自国の音楽文化を創出しようとすることに、全てのエネルギーを注いだ方だったと思います。

音楽家に転進しようと決意されたお若い頃に、ピノキオに似ているからと、諸先生方
から「ピノさん」と愛称で呼ばれ、晩年に到っても音楽や夢を語る時の少年のような
面影はずっと変わらず、私も稽古に伺った際には、柿の木坂のお宅で愉しい音楽談義をさせて頂いたことなど懐かしく思い出されます。
若杉さんは、戦後の近代オペラ作品の中で、20世紀の作品ではベルクの「ヴォツェック」をとても大切に考えていらっしゃいました。
私が10年近く過ごしたヨーロッパから再び日本に拠点を移した頃は、日本にもオペラのための第二国立劇場をという動きがまさに盛り上がっていましたし、ベルク生誕100年没後50年の1985年には、日本で小澤征爾さんの指揮・新日本フィルハーモニーによるセミステージ形式(実相寺昭雄)と、若杉弘さんが振った二期会公演が同じ年にありました。私はドイツの劇場に長く居たということもあって、ふたつのプロダクションに起用して頂き、小澤さんのプロダクションでヴォツェックを、若杉さんのプロダクションではDoktor(医師役)を歌わせて頂いたのですが、まだ劇場のない日本で密度の濃い仕事をさせて頂けたことはとても仕合せでした。
クリックすると元のサイズで表示します(Doktor役)
その後、99年にはまた新日本フィルと若杉さんの指揮ではサントリーホールで、こんどはヴォツェックを歌ったり、2000年の東フィル定期では、やはり若杉さんの提案で、ナチスから日本に逃れて、日本の音楽界に貢献した、マンフレッド・グルトット氏の<グルリットの遺産-日本オペラ界の大恩人>では、グルリット氏作曲の「ヴォツェック」などを歌わせて頂いたり、いつも「タタラさん、僕、これをぜひやってみたいんだけど!」と沢山のアイデアが湧き出てくる方でした。

2004年に新国の中劇場では、東京室内歌劇場のプロダクションで、リヒャルト・シュトラウスの8作目のオペラ『インテルメッツォ』なども日本初演されました。
クリックすると元のサイズで表示します(Robert役) 
シュトラウス自身が台本を書いて作曲もした自分の家庭を題材にしたかのようなウィットに富んだ作品で、指揮者Robert Storchが間違って届いたラブレターで、妻から浮気の疑惑を持たれ、騒動になるというもの。
リヒャルト・シュトラウスならではの官能的で叙情的な音楽だけでなく、嵐のような激しい婦喧嘩、言葉の応酬などとともに、人生の機微を感じさせる場面展開の数々、最終的には誤解が解けて…というこの作品をとても楽しんで振っていらしたのを思い出します。
最も、若杉さんと音楽を通じて結ばれた羊奈子夫人とは、いつも大変仲睦まじいご夫妻でした。
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                名残は尽きません。
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