2010/10/29

OPENERSでご紹介いただきました  文化・芸術

NEW
ウェブマガジン『OPENERS』(オウプナーズ)で11月7日(日)の公演
藝大うたシリーズ「宗教音楽の楽しみ」をご紹介頂きました。
http://openers.jp/culture/tips_music/geidai1107.html

http://openers.jp/  LOUNGE

MUSICTOKYO Tips
「音」にときめく最新プレビュー&レコメンド


※但し、当初チラシと藝大WEBでお知らせしていた曲と少し変更になっており、「マタイ受難曲」29曲は演奏致しません。
代わりにクリスマスコラール集を追加し、曲間にお話もまじえながら演奏いたします。
休憩も入れると17時15分頃の終演予定です。
詳細は10月23日に記載した前ページを更新しましたのでご覧ください。
晴れやかな秋の日に奏楽堂でお会いできるのを楽しみにしています。
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2010/10/23

11月7日(日)うたシリーズ  音楽

うたシリーズX−2 宗教音楽の楽しみ
11月7日(日)15時 東京藝術大学奏楽堂


皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、次回のうたシリーズは11月7日です。
深まる秋の日、心洗われるJ.S.バッハの世界へと誘います。
ヴィヴァルディ「グローリア」、ペルゴレージ「スターバト・
マーテル」など、燦燦と輝くような音楽の深遠を感じながら、
一同、心を込めて演奏致します。

宗教音楽は退屈だと思っている方がいらしたら、騙されたと思って
一度、聴いてみてきださい。長大なミサ曲が苦手だとか食わず嫌い
で聴いたことがないという方にもお薦めです。

きっと決して堅苦しいものでも退屈なものでもなかったと感じていた
だけると信じてやまないとびきりのプログラムです。

先人たちの暮らしに寄り添い、民衆に豊かな彩りや喜びを与え、
そして時に平安や感謝の気持ちを喚起してきた不滅の音楽

現代にあっても私たち奏者が心から愛し、人類の共有財産といえる
無形文化としての美しい曲の数々を、お一人でも多くの皆さんに
より身近に感じていただければと存じます。
知識や教養としてでなく、琴線に触れる何かがそこには潜んでいる
ことでしょう。

ぜひ楽しんでお聴きいただければと願っています。
皆様のご来場をお待ちしております。心より 多田羅迪夫

進行・指揮:多田羅迪夫
「声楽特殊研究U(宗教音楽)」履修生ほか声楽科常勤教員
管弦楽:東京藝術大学音楽学部学生有志

http://www.geidai.ac.jp/facilities/sogakudou/info/20101107_14_01.html

2010/ 11/7(日) 15:00 開演 ( 14:30 開場 )  2000円(税込) 自由席

会場:東京藝術大学 奏楽堂
JR上野駅・JR鶯谷駅、
東京メトロ千代田線根津駅より徒歩10分
京成線上野駅、東京メトロ日比谷線上野駅、
東京メトロ銀座線上野駅より徒歩15分
駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください
所在地:〒110-8714東京都台東区上野公園12-8

出演
キリストの生涯;
J.S.バッハ:「ミサ曲ロ短調」より
J.S.Bach ; 《 Messe in h-moll 》 - Et in unum Dominum
 S.金持 亜実・A.南 あかり

J.S.バッハ:「カンタータ第78番」より
J.S.Bach :《 Kantate Nr.78 》 – 2.Aria Duetto:Wir eilen mit schwachen, doch emsigen Schritten
S.橘田 有美・A.梁取 里

J.S.バッハ:「カンタータ第21番」より
J.S.Bach :《 Kantate Nr.21 》 7.Recitativo: Ach, Jesu, meine Ruh ~ 8.Duetto:Komm, mein Jesu, und erquicke
S.中江 早希・B.吉留 倫太郎


受難

G.B.ペルゴレージ:「スターバト・マーテル」より
G.B.Pergolesi : 《 Stabat Mater 》 – 1.Stabat Mater   
S.平尾 悠・A.加藤 のぞみ
G.B.Pergolesi : 《 Stabat Mater 》 – 8.Fac, ut ardeat cor meum
S.内田 珠実 ・A.加藤のぞみ

J.S.バッハ:「ミサ曲ロ短調」より
J.S.Bach : 《 Messe in h-moll 》 - Christe eleison
S.高橋 維・A.南 あかり

J.S.バッハ:「カンタータ第56番」より第3曲
J.S.Bach :《 Kantate Nr. 56 》-3.Aria
 Endlich, endlich wird mein Joch  B.多田羅 迪夫



宗教改革記念日(10月31日) ;  
J.S.バッハ:「カンタータ第80番」より第2曲
J.S.Bach : 《 Kantate Nr.80 》 – 2.
Arie und Choral: Alles, was von Gott gebore
S.谷垣 千沙・B.中川 郁太郎

待降節へ;
J.S.バッハ:「カンタータ第140番」より第3曲
J.S.Bach : 《 Kantate Nr.140 》 – 3.Aria Duetto:Wann kommst du mein Heil
S.橘田 有美・B.田中 俊太郎
J.S.バッハ:「カンタータ第140番」より第6曲
J.S.Bach :《 Kantate Nr.140 》 – 6.Aria Duetto:Mein Freund ist mein, und ich bin dein
S.原 璃菜子・B.中川 郁太郎

                〜休憩(20分)〜


待降節;

J.S.バッハ:「マニフィカト」より第6曲
J.S.Bach : 《 Magnificat BWV243 》 – 6.Et misercordia
S.松井 彩乃・T.濱松 孝行

J.S.バッハ:「マニフィカト」より第10曲
J.S.Bach : 《 Magnificat BWV243 》 – 10. Suscepit Israel  
S.渡邊 仁美・S.竹下 裕美・A.梁取 里

クリスマス;
A.ヴィヴァルディ:「グローリアRV.589」より第3曲
A.Vivaldi : 《 Gloria 》 – 3.Laudamus te
S.中江 早希・A.梁取 里

J.S.バッハ:「クリスマス・オラトリオ」より第29曲
J.S.Bach : 《 Weihnachts-Oratorium 》– 29.Aria duetto: Herr, dein Mitleid
  S.金 火玄伊・B.中川 郁太郎

J.S.バッハ:「ミサ曲ロ短調」より
J.S.Bach : 《 Messe in h-moll 》 – Domine Deus  
S.小村 朋代・T.伊藤 達人

「バッハ・クリスマス・コラール集」より
J.S.Bach : Gelobet seist du, Jesu Christ            
S.林 眞美・A.梁取 里・T.田口 昌範・B.杉浦 隆大
J.S.Bach : Ich steh an deiner Krippen hier          
S.安斎 里江・A.加藤 のぞみ・T.濱松 孝行・B..野村 光洋
J.S.Bach : In dulci jubilo                      
S.谷垣 千沙・A.梁取 里・T.田口 昌範・B.倉本 晋児
J.S.Bach : Nun komm, der Heiden Heiland        
S.朝倉 春菜・A.松井 彩乃・T.濱松 孝行・B.杉浦 隆大


教会カンタータ BWV.1 暁の星はいと美しきかな 
J.S.Bach : Wie schön leuchtet der Morgenstern 全員合唱
*出演情報を更新しました。11月7日

東京藝術大学演奏藝術センター:050-5525-2300

ヴォートル・チケットセンター 03−5355−1280
藝大アートプラザ 050−5525−2102
東京文化会館チケットサービス 03−5685−0650

チケットぴあ Pコード118-829 ( 0570-02-9999 )
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カンタータ第56番 われは喜びて十字架を負わん
   Ich will den Kreuzstab gerne tragen  より
        第3曲 バスのアリア♪

Endlich, endlich wird mein Joch
Wieder von mir weichen mussen.
Da krieg ich in dem Herren Kraft,
Da hab ich Adlers Eigenschaft,
Da fahr ich auf von dieser Erden
Und laufe sonder matt zu werden.
O gescheh es heute noch !

   
遂に、遂にわが枷(かせ)は
我より離れる
我は主によって力を得て、
鷲(ワシ)のごとく勇猛となり、
大地を蹴って
飛び続けても疲れることはないだろう
ああ、その時が来たらんことを!


【追記】
オペラや歌曲以外の声楽の重要な分野の一つである「声楽特殊研究U(宗教音楽)」の授業では、バロック期からロマン派までの宗教的声楽作品を教材としています。イタリアのヴィヴァルディやペルゴレージ、ドイツ圏のヘンデル、J.S.バッハ等のバロック期の作曲家の宗教的声楽作品群から始まり、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン等のウィーン古典派の作曲家の宗教的声楽作品群、続くメンデルスゾーン、シューマンへと受け継がれるドイツロマン派作曲家の宗教的声楽作品群へ、そして再びイタリアのロッシーニ、ヴェルディの宗教的声楽作品群というふうに研究を重ねていきます。授業は公開レッスン形式の授業ですが、各時代の様式感を理解した上で、声楽技術上では「ヴィブラート」の抑制とその使用法について、理論的には宗教的テキストの解釈とその表現法について、演奏法においてはフレージング、アーティキュレイション、アッポッジャトゥーラ、トリッロ、シュライファー等の使用法について、実際の演奏を通して研究します。
声楽科大学院修了者には、オラトリオ(受難曲を含む)・ミサ曲(レクイエムを含む)・カンタータ(世俗も含む)等の様々な宗教的声楽作品の独唱者として、第一線の舞台に立つ者が数多くいます。それゆえにこの授業は、宗教的声楽作品のレパートリーの中でも、アリア(独唱曲)よりもアンサンブル(独唱者達による重唱)に特に重点を置いて授業を進めています。なぜなら、複数の独唱者達によるアンサンブルの実践は、個人レッスンで経験することが通常は出来ないからです。
彼らが、これらのアンサンブル(独唱者達による重唱)に熟達しておくと、音楽界の現場でソリストとして出演する際にも、部分ではなく全体を把握し、自信を持って指揮者とオーケストラとのリハーサルに臨むことが出来る訳です。
今回の演奏会の歌手達は全員、「声楽特殊研究U(宗教音楽)」の履修者ですが、独唱専攻とオペラ専攻の区別無く共に履修しています。才能溢れる彼らの未来に幸いあれと願いつつ・・。多田羅 迪夫
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2010/10/9

秋の日に想うこと  文化・芸術

今日は雨模様です。藝大では今日明日とWolf-Ferrariのオペラ「イル・カンピエッロ(小広場)」を上演します。とても面白い、また奥深い作品です。ヴォルフ=フェラーリについては話せばきりがない素晴しい作曲家ですが、名曲「マドンナの宝石」の作曲者と聞けばその曲を思い出す方も多いでしょう。
ヴェネツィアに生まれたイタリア人ですが父親はドイツ人の画家だったそうです。
私自身、ドイツの劇場で仕事をするようになる以前、中山悌一先生の勧めでイタリアでの修行時代があったことも影響してかとても好きな作曲家の一人です。ヴェニスの庶民社会とナポリの貴族の言葉や性格の違いなどにもとても興味を惹かれます。

先週10月2日の二期会ゴールデンコンサート「中山悌一一周忌特別演奏会」では、大勢の皆様から過分なお言葉なども頂戴し、本当に有難うございました。無事演奏を終え安堵致しました。
個人的には毎回常に最善を尽くしてと思いながら「これで満足した」という演奏が出来たといえる境地に到ることはないような気がしますが、中山悌一先生が47歳で演奏活動や藝大教授職を引退し、二期会の芸術監督として後半生を捧げられたことは、あらためてスゴいことだったなぁと感じています。有言実行の方でした。
きっと演奏家として頂上を極め、ご自身の演奏で出来ることはし尽したというような完璧な演奏を多く遺した方ゆえの決断だったのでしょう。
ビクターから発売された全盛期のドイツリートを集めた「中山悌一の芸術」なども在庫がなく新たに購入が難しいと聴きました。
先日のコンサートでは、その素晴しい歌声を録音演奏でほんの少しですがお客様に聴いて頂くことができ、よかったと思っています。
芸術の高みを想い、これからも日々精進してゆきたいと存じます。

http://www.nikikai21.net/concert/golden30_sp.html 
                           公演詳細

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終演後ロビーにて
クリックすると元のサイズで表示します楽屋で献杯

2010年10月2日の演奏曲 多田羅 迪夫訳
BRAHMS, Johannes ブラームス, J.
An eine Äolsharfe Op.19 No.5 エーオルスのハープに寄せて 作品19 No.5

Text: Mörike, Eduard 詞:メーリケ, エドゥアルト

Angelehnt an die Efeuwand この古いテラスの
Dieser alten Terrasse, 蔦の絡まる壁に立て掛けられている
Du, einer luftgebornen Muse 風から生まれたミューズの
Geheimnisvolles Saitenspiel, 神秘に満ちたハープよ、
Fang an, 始めよ、
Fange wieder an もう一度始めよ、
Deine melodische Klage! お前の美しいメロディーの嘆きの調べを!

Ihr kommet, Winde, fernherüber, 風よ、お前達は遠くからやってきたのだな、
Ach! von des Knaben, ああ、私がとても可愛がっていた
Der mir so lieb war, 少年の眠る
Frisch grünendem Hügel. あの新緑をなす塚から。
Und Frühlingsblüten unterwegs streifend, そして途中、春の花々をそよがせながら
Übersättigt mit Wohlgerüchen, 心地よい薫りに満ちてやって来て
Wie süß, bedrängt ihr das Herz! お前達はなんと甘美に、この心を悩ませることか!
Und säuselt her in die Saiten, そしてお前達がハープの弦をそよがせると
Angezogen von wohllautender Wehmut, 良く響く哀愁の音に魅せられて
Wachsend im Zug meiner Sehnsucht, 私の憧れの気持ちが勢いを増し、
Und hinsterbend wieder. そして徐々にまた鎮まるのだ。

Aber auf einmal, だが、不意に
Wie der Wind heftiger herstößt, さらに激しい風が吹きつけると
Ein holder Schrei der Harfe ハープの愛らしい叫びが
Wiederholt, mir zu süßem Erschrecken, 私を快く驚かせ、
Meiner Seele plötzliche Regung, 私の心に突然の感動を繰り返し呼び起こすのだ。
Und hier - die volle Rose streut geschüttelt そして此処に…満開のバラの花が風に震えて、
All’ ihre Blätter vor meine Füße! すべての花びらを撒き散らしてしまうのだ、ここ私の足の前に!




VIER ERNSTE GESÄNGE Op.121 歌曲集《四つの厳粛な歌》 作品121
nach Texten der Bibel von Martin Luther 聖書(マルティン・ルターによる独語訳)より


I. Denn es gehet dem Menschen wie dem Vieh I. 人の成り行きは
Text: Prediger Salomo, Kap.3, 19-22 詞:旧約聖書『ソロモン伝道の書』第3章19-22より

Denn es gehet dem Menschen wie dem Vieh, 人の成り行きは、獣の成り行きと同じで、
Wie dies stirbt, so stirbt er auch; 獣が死ぬのと同じように、人も死ぬ。
Und haben alle einerlei Odem; また皆、一様な息をしている。
Und der Mensch hat nichts mehr denn das Vieh: そして人が獣に比べて勝ることはない。
Denn es ist alles eitel. なぜならば、すべてのものは空しいからである。
Es fährt alles an einem Ort; すべてのものが同じ場所に向かうのは、
Es ist alles von Staub gemacht, すべてのものが、塵から創られ、
Und wird wieder zu Staub. すべてのものは、また塵に帰るからだ。
Wer weiß, ob der Geist des Menschen aufwärts fahre, 誰が知っているというのだ? 人の霊魂が上方に向かい、
Und der Odem des Viehes 獣の息のほうは
Unterwärts unter die Erde fahre? 下方の地下に向かうなどと?
Darum sahe ich, daß nichts bessers ist, それゆえ、私は見てとった、
Denn daß der Mensch fröhlich sei in seiner Arbeit; 人はその労働のなかで楽しくあることに越したことはないということを。
Denn das ist sein Teil. なぜならば、それが人の持ち分だからである。
Denn wer will ihn dahin ringen, なぜならば、誰が、人をあの世に連れて行こうとするだろうか?
Daß er sehe, was nach ihm geschehen wird? この世の後に何が起こるかを見させるために?
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