2015/12/25

晴天のクリスマスに  日記

12月23日(水 祝)、2015年に30周年を迎えた館林第九合唱団の館林市三の丸芸術ホールでのクリスマスコンサートも無事に終了致しました。

今年はベートーヴェン作曲 交響曲 第九番 合唱部分(抜粋)とクリスマスソングというプログラムで演奏を行いました。館林第九合唱団の皆さんとともに館林市少年少女合唱団、第二小学校第6学年の子供たちも「第九」をドイツ語で歌いました。
舞台は美しい花々で彩られ、2ヶ月間の稽古を重ねた希望に満ちた子供たちの歌声とともに大変心に残るコンサートになったことを嬉しく思います。

Alle Menschen werden Brüder,
Wo dein sanfter Flügel weilt.

そして今日はクリスマス。
皆さまの心の平安と希望に溢れた新年を迎えられますよう、心よりお祈り申し上げます。

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2015/12/18

2015年12月に  日記

年の瀬も押し迫ってまいりました。皆様いかがお過ごしですか。
私はといえばこの秋は古巣のこんにゃく座でザラストロを演じたり、藝大でゲーテに扮したり、新しいことにも挑戦する一年でした。
先週は、おおた芸術学校で、飯守泰次郎指揮 モーツァルト「レクイエム」の演奏を終え、来週は館林第九合唱団のクリスマスコンサートを控えています。      今年は子供たちも一緒にドイツ語で歓喜の歌を歌います。

館林第九合唱団クリスマスコンサート 
2015年12月23日(水 祝)
14時00分開演(13時30分開場) 館林市三の丸芸術ホール
音楽監督 多田羅 迪夫
後援 館林市教育委員会、館林市文化協会、上毛新聞社
出演者 館林第九合唱団 館林市少年少女合唱団 館林市立第二小学校第6学年
木村 美紀、飯野 景子
指 揮 多田羅 迪夫
ピアノ伴奏 木村 美紀、飯野 景子


ベートーヴェン作曲 交響曲 第九番 合唱部分(抜粋)
  多田羅迪夫(バリトン単独独唱部分)
  館林第九合唱団
  館林市少年少女合唱団
  第二小学校第6学年  


 館林第九合唱団、館林市少年少女合唱団共演による
  「ジングルベル」(宮沢章二訳詞/J.ピアポント作曲/信長貴富編曲)
  「赤鼻のトナカイ」(J.マークス作曲/新田宣夫日本語詞/横山潤子編曲)
  「あわてんぼうのサンタクロース」(吉岡治作詞/小林亜星作曲/松永ちつる編曲)

 館林第九合唱団による
  「We Wish You a Merry Christmas」(イギリス民謡/松永ちづる編曲)
  「O Holy Night」(海野洋司日本語詞/A.アダン作曲/信長貴富編曲)
  「サンタが街にやってくる」(カンベ・タカオ日本語詞/JF.クーツ作曲/松波千映子編曲)
  「恋人がサンタクロース」(松任谷由実作詩・作曲/清水昭編曲)
  「ホワイトクリスマス」(バーリン作詩・作曲/松波千映子編曲)
  「きよしこの夜」(賛美歌/信長貴富編曲)

 館林市少年少女合唱の発表曲
  「とねりこの森」(ウェイルズ民謡、中山知子作詞、松 正司編曲)
「フォーエヴァー」(吉沢久美子作詞、坪能克裕作曲)
「カリブ夢の旅」(平野祐香里作詞、橋本祥路 作曲)

入場料 1500円(全席自由席)
館林第九合唱団事務局長 篠村宏明 080−5538−8619
http://homepage3.nifty.com/tatebayashi_daiku/


2015年12月13日(日)モーツァルト作曲「レクイエム」
指揮 飯守 泰次郎 オーケストラ おおたアカデミーオーケストラ
合唱 おおた混声合唱団 太田市新田文化会館 エアリスホール
http://www.oaas.jp/news/mozreq2015.htm

終演後に楽屋にて  満席のお客様、素晴らしいマエストロとオーケストラ、合唱の皆さん、
そして私の子供の世代のような若いソリストたちとともにモーツァルトの「音楽」を歌う
幸せな時間でした。


2015年11月号のショパン別冊「ハンナ」16号に原稿を書きましたので、こちらにも記録しておきます。

私とドイツ・リート
ドイツ・リートの魅力  多田羅迪夫(バスバリトン)

個人の感情の表出 
聴き流すことのできない音楽
ドイツ・リートの起源は、同じメロディーに沢山の歌詞がついている有節歌曲の民謡だが、18世紀後半に、それまでの形式を脱ぎ捨てるドイツの革新的な文学運動「シュトゥルム・ウント・ドラング(疾風怒涛)」が起こり、ゲーテが、心の葛藤や心情を告白する『若きウェルテルの悩み』を発表すると、詩人たちはそれまでの古典芸術の形式や啓蒙精神を越えて、自分たちの詩作に自らの人生観や哲学を投影してゆくようになった。以後、ドイツ・ロマン派の詩人たちに共鳴するロマン的思考を持った作曲家たちが現れ、「芸術歌曲」の形態が出来上がっていった。王侯貴族の晩餐のBGMとして奏でられていた「美しい音楽」や、「‘民衆とはこうあるべきだ’といった啓蒙音楽」と異なり、形式から個人の感情の表出へと向かい合う、聴き流すことの出来ない音楽が出現した。連作歌曲集では、シューベルト『冬の旅』『美しき水車小屋の娘』やシューマン『詩人の恋』が特に有名であり、これらの作品にはストーリーがある。

けれども私が演奏者としてより深く惹かれるのは、物語性とは別の作品群だ。シューマンが1840年に作曲した『リーダークライス 作品39』 は、ロマン派の詩人アイヒェンドルフの詩によるもので、第1曲〈異郷にて〉にはじまる12曲から成る。アイヒェンドルフの名が‘樫の村’という意味なのは偶然だが、作品全体にドイツの「黒い森(シュヴァルツヴァルト)」の雰囲気が漂い、ワーグナー《ニーベルングの指環》(さすらい人 / ヴォータン)のようなイメージが共有性を持って、通奏低音のように流れている。

自己完結しない「個との対話」
16歳の頃、最初に聴いたドイツ・リートは、シューベルト作曲・ゲーテの詩「魔王」とシューマン作曲・ハイネの詩「二人の擲弾兵」で、ドーナツ盤のレコードの表裏に、ドイツ歌曲の代表的な二つのバラード(物語詩)をカップリングしたものだった。
フィッシャー=ディースカウの美声と音楽的表現力に魅了され、藝大の学部生時代はドイツ・リートばかり歌っていた。
燦燦と陽の光が降り注ぐ瀬戸内で、『サウンド・オブ・ミュージック』さながら、家族そろって唱歌を斉唱する、のどかな少年時代を過ごした私にとって、思春期に出逢ったドイツ・リートの世界は、晴朗な現実世界と対極にあり、初めて体験した「個との対話」であった。特に妖精や魔女が潜む、迷い込んだら逃れられない魔力を持った、陰影を湛えた深い森は、哀愁とともに複雑な心の綾を織りなし、人智を超えた畏敬の世界へと精神を誘う。   
面白い事に、自己と深く向かい合う音楽行為が加速すると、自身の魂に、瞑想とは別の治癒がもたらされ、さらには、外へと向かって他者と共有し分かち合いたいという衝動が湧きおこってくる。芸術とは決して自己完結しないことを実感する瞬間である。ドイツ・リートの演奏に没頭していると「mortal(死を免れ得ない存在)」である人間の在り方についての答えさえもが隠されているような気さえするのだ。
                                
多田羅 迪夫(たたら みちお)バスバリトン
香川県坂出市生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院オペラ専攻修了。ミラノに留学しエットレ・カンポガリアーニに師事。ドイツに渡り、ハイデルベルク、ゲルゼンキルヒェン歌劇場の専属歌手を務め、ドルトムント歌劇場にてミレッラ・フレーニ等と共演。オペラ、宗教曲のソリストとして内外で活躍。代表作にワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ハンス・ザックス等。東京藝術大学名誉教授。二期会幹事長。(公財)東京二期会常務理事。CD: 多田羅迪夫 奏楽堂ライヴ -ドイツ歌曲の夕べ: Disc Classica DCJA-21008

http://www.chopin.co.jp/Hanna/

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