2019/9/20

二期会サマーコンサート2019  音楽

台風の影響で、Nコン高等学校の部は台風で中止となります。
ほかにも様々な影響が出ています。皆さん、ご自愛ください! 
                     10月11日 追記


二期会サマーコンサート2019 
珠玉の名オペラ・アリア、重唱で夏を彩るガラ・コンサート

会場: 渋谷区文化総合センター大和田(4F) さくらホール
オペラに魅せられて Part2 2019年8月24日(土)

http://www.nikikai.net/concert/20190823.html


楽しく歌わせていただきました。
はや彼岸の入り。
実り多き秋の日をお過ごしください。

そしてNコン2019
第86回NHK全国学校音楽コンクール の季節ですね。
私は今年は10月12日(土)高等学校の部の審査を務めます。

https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0333792/index.html

各地区コンクール、ブロックコンクールを経て代表となった各部門11校が出場!
楽しみにしております。

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2018/10/27

近況報告  音楽

10月13日(土)、隔年で開催している「二期会バッハ・バロック研究会」の定期演奏会を無事終えました。今年は8回目の公演。イタリアン・バロックのカリッシミとドイツ・バロックのJ.S.バッハの両作品の世界などで、カリッシミ《イェフテ》 と J.S.バッハ:カンタータ第39番“飢えている人にはパンを割き与えよ”ではハクジュホールの壁に字幕を投影するという初の試みも。
関係者の皆様、有り難うございました。


また、今月はNHK全国学校音楽コンクール小学校の部の審査や日本音楽コンクールの本選会などもありました。

伊勢原や館林の合唱団のリハーサル、そして台湾でモーツァルトのオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」「魔笛」「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」などを指導してきました。
いろいろな出会いの中にもたくさんの手ごたえ感じながら、元気に過ごしています。


余談ですが、台湾で生まれてはじめて「バンレイシ(釈迦頭)」という果物を食しました。
本当にお釈迦様の頭のようなかたちですね。
日本にはみかけたことがないので、こんど買ってみようと思っていたら、ちょうど熟しているとのこと。中身は乳白色でアイスクリームのような?でもさっぱりとして摩訶不思議な味がしました。日々是発見!


出演情報
■メンデルスゾーン作曲 オラトリオ《聖パウロ》序曲
ベートーヴェン作曲 交響曲 第九番 ニ長調 作品125「合唱付」
2018年(平成30年)12月8日(土)14時00分開演(13時30分開場)
館林市文化会館大ホール Tel 0276−74−4111

指 揮:湯浅卓雄指揮/管弦楽 群馬交響楽団  
「第九」ソリスト 高橋絵理(ソプラノ)/加藤のぞみ(メゾソプラノ)/児玉和弘(テノール)/多田羅迪夫(バリトン)
混声合唱(約300名)☆
館林第九合唱団/館林市立第一中学校第二学年(約150名)/館林市立第二小学校第六学年(62名)

後援:館林市、館林市教育委員会、板倉町教育委員会、明和町教育委員会、千代田町教育委員会、大泉町教育委員会、
邑楽町教育委員会、館林市文化協会、上毛新聞社、群馬テレビ、FM GUNMA

http://tatebayashi-daiku.la.coocan.jp/page010.html

■かがわ文化芸術祭2018

かがわ文化芸術祭60周年と香川県県民ホール30周年記念
〜アート県かがわ出身の名歌手たち〜

2018年 12/09(日) 開場13:30 開演14:00  
◆場所:レクザムホール・大ホール(香川県県民ホール)


世界の舞台で活躍する11名のオペラ歌手が、高松交響楽団をバックにそれぞれのレパートリーを披露するとともに、全員で歌劇「椿姫」の乾杯の歌を披露します。

◆出演:林康子、多田羅迪夫、大島洋子、小濱妙美、佐竹由美、若井健司、高橋薫子、山下牧子、谷原めぐみ、岡田昌子、藤谷佳奈枝、菊池彦典指揮 高松交響楽団、四国二期会オペラ合唱団

◆料金:全席指定
S席 3,000円 A席 2,000円 学生 1,000円
TEL:087-823-5023 レクザムホール

※友の会会員料金なし/未就学児のお子様のご入場はご遠慮ください。
※香川県内在住の方は「かがわアートナビ」メルマガ会員登録で、特別価格で購入できます。詳細は、「かがわアートナビ」ウェブサイトをご覧ください。



■11月14日より発売

二期会サロンコンサート
Vol.199 ホワイトデーに贈る愛のうた
ソプラノ:別府美沙子  メゾソプラノ:岡村彬子  
バスバリトン:多田羅迪夫  ピアノ:山口佳代

2019年3月14日(木) 19:00開演 (18:30開場)
カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
http://shop.kawai.jp/omotesando/floor/2f.html


http://www.nikikai.net/concert/salon2018.html#ticket


予定演奏曲目:

モーツァルト オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より
   二重唱「お手をどうぞ」
モーツァルト オペラ『魔笛』より
   二重唱「愛を感じる男の方なら」
マスネ オペラ『マノン』より 「私が街を行くと」
サン=サーンス オペラ『サムソンとダリラ』より
   「あなたの声に私の心は開く」
J.S.バッハ カンタータNo.140「目覚めよと呼ぶ声あり」より
   第3曲「イエズスと悩める魂の重唱」 ほか

http://www.nikikai.net/concert/pdf/salon199.pdfクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します
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2016/12/11

インターネットラジオ  音楽

林田直樹のさんの「カフェ・フィガロ」 
多田羅迪夫登場回 更新前にお聴きください。
https://www.blue-radio.com/program/cafe/
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インターネットラジオで、日曜夜6時の更新です。
林田直樹さんとは長いお付き合いになり、映画監督の故実相寺昭雄監督演出のオペラ『魔笛』の際には、監督もまじえていろいろ語り合ったことも懐かしい思い出です。

この「カフェ・フィガロ」、私は9月に2回出演し、林田さんと楽しい音楽談義を
させていただきました。放送日から3ヶ月間公開されていて、私の出演回バックナンバーの2回目がまだかろうじて聞くことができます。この回では「第九」第四楽章の歌いだし部分の聴き比べなども放送しています。3か月過ぎると聞けなくなってしまうので、お時間あればお聴きください。
※無料ですが会員登録が必要になります。


放送内容▽
後半の今回は、ベートーヴェン作曲の『交響曲第9番「合唱」第四楽章』の最初のバリトンソロの聴き比べからお話をお聞きしていきます。これまでの300回以上の公演で歌われた多田羅さんに歌う前の心境や指揮者によっての違いなど…様々なお話を伺いました。

お蔭さまで11月公演『ナクソス島のアリアドネ』
eぶらあぼ ゲネプロレポート
http://ebravo.jp/archives/30683

http://ebravo.jp/archives/30762
ご来場くださったお客様、関係者の皆様に深く御礼申し上げます。
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演出のカロリーネルーバーと。

今、故郷の香川県におります。東京にくらべ空気が澄んでいるような気がします。

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2016/8/9

残暑お見舞い申し上げます  音楽

残暑お見舞い申し上げます。
皆様お変わりありませんか。
よい夏の日をお過ごしください。

        2016年盛夏

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ライプツィヒ歌劇場との提携公演
東京二期会オペラ劇場
NISSAY OPERA 2016 提携
リヒャルト・シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』プロローグと1幕のオペラ
日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
台本:フーゴー・フォン・ホフマンスタール作曲:リヒャルト・シュトラウス
会場: 日生劇場  http://www.nissaytheatre.or.jp/hallguide/access.html

2016年11月23日(水・祝) 17:00
24日(木) 14:00
26日(土) 14:00
27日(日) 14:00


助成: 公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
公益財団法人朝日新聞文化財団
http://www.nikikai.net/lineup/ariadne2016/index.html


http://www.nikikai.net/concert/20161001.html
二期会バッハ・バロック研究会 15周年記念コンサート
バッハ&ペルゴレージ 〜心に響くバロックの調べ〜
2016年10月1日(土) 13:30開演(13:00開場)
Hakuju Hall(白寿ホール)


http://tatebayashidaiku.blogspot.jp/
館林第九合唱団

群馬交響楽団演奏会情報
ベートーヴェン「第九」
2016年12月17日(土)
館林市文化会館 指揮:円光寺雅彦
バス:多田羅迪夫 合唱:館林第九合唱団
賛助会員予約連絡先 Tel:0273224316 


ヘンデル作曲「メサイア」
2017年1月15日(日)
太田市新田文化会館 エアリスホール

http://www.oaas.jp/news/k_youkou2016.htm




2017年6月2日・3日  すみだトリフォニーホール
新日本フィル 鈴木秀美指揮
ハイドン/オラトリオ『天地創造』
https://www.triphony.com/concert/201706list.html




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2015/5/15

魔法の笛  音楽

9月に出演する歌芝居『魔法の笛』のチラシが出来ました。
公演期間は9月3日(木)から13日(日)となり、会場は俳優座劇場です。
私はザラストロとして、全公演12ステージに出演致します。

ずいぶん昔の話ですが、私にはかつて、こんにゃく座の旗揚げメンバーの一員だった時代があります。
バスを自分達で買って、中でハンモックで寝られるように改造して大道具や照明道具、衣装を積み込んで全国の小学校中学校高校を旅して回っでいたのです。
各地を奔走しながら、精一杯力を尽くして音楽を届け、喜んで頂ける事に手ごたえを感じながら、一方で、音楽家として、自分が「何をしなければならない 」ではなく「何をしたいのか」と自問自答し、やはり国内の活動にとどまらず、渡欧してさらなる武者修行をしたいと感じたのでした。
そんなある日、中山悌一氏に相談し「オペラの国内普及活動は大切だけれど、私はドイツリートが大好きで、プロフェッショナルを究めるためにドイツに留学したいのです」と話すと、「そりゃそうじゃ。多田羅なぁ、自分が本当にやりたいことをやりなさいよ。けれど、今、ヨーロッパに行くのなら、まずはイタリアのエットレ・カンポガリアーニのところへ行け」そう仰って、私はミラノへと旅立つことになるのです。
その後、ハイデルベルクの歌劇場で職を得たのをを皮切りに、ドイツの歌劇場の専属歌手として長らく日本を離れ、帰国してからは、お蔭様で沢山のオペラ、コンサートに出演する機会に恵まれてきました。

時は巡り、様々な時代と経験を重ねた今、ご縁があって、また思うところあって、2015年の秋、心新たに、こんにゃく座公演「魔法の笛」に関わることに致しました。
そのあたりの話はまたあらためて書くことと致しましょう。
ちなみに私はパパゲーノと弁者をレパートリーにしていますが、ザラストロは今回が初役になります。
楽しんで歌い演じたいと思います。

オペラシアターこんにゃく座公演 2015年9月公演 歌芝居『魔法の笛』
7月11日(土)発売
http://www.haiyuzagekijou.co.jp/map/
地下鉄日比谷線 六本木駅4a出口より徒歩3分

台本 エマヌエル・シカネーダー
作曲 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
   訳詞 林光 台詞・構成・演出 加藤直 
出演 *一部ダブルキャスト
モーツァルト 太田まり / 金村慎太郎
シカネーダー、パパゲーノ 大石哲史
モノスタトス 高野うるお
ザラストロ 多田羅迪夫(客演)
長老、奴隷、ザラストロ一派 武田茂
僧侶1、奴隷、ザラストロ一派 佐藤久司
僧侶2、奴隷、ザラストロ一派 佐藤敏之
僧侶3、奴隷、ザラストロ一派 富山直人
兵士1、奴隷、ザラストロ一派 沢井栄次
兵士2、奴隷、ザラストロ一派 島田大翼
シカネーダーの妻、パミーナ 梅村博美
タミーノ 山本伸子 / 鈴木あかね
夜の女王 青木美佐子 / 豊島理恵
侍女1 大久保藍乃
侍女2 西田玲子
侍女3 岡原真弓
少年1 小林ゆず子
少年2 熊谷みさと
少年3 沖まどか
パパゲーナ 田中さとみ / 川中裕子
楽器編成 フルート:姫田大、クラリネット:橋爪恵一、
ピアノ:寺嶋陸也 、ヴァイオリン …
美術 池田ともゆき
衣裳 太田雅公
照明 成瀬一裕
振付 山田うん
演出助手 上原真希
舞台監督 八木清市
舞台監督助手 松村若奈
音楽監督 萩京子
主催・制作 オペラシアターこんにゃく座
会場 俳優座劇場 港区六本木4−9−2

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2015年9月3日(木)〜9月13日(日) 全12ステージ。
日付 開演時間
9月3日(木) 18:30
9月4日(金) 18:30
9月5日(土) 14:00
9月6日(日) 14:00
9月7日(月) 14:00
9月8日(火) 18:30
9月9日(水) 18:30
9月10日(木) 14:00
9月11日(金) 18:30
9月12日(土) 13:00、18:30  *この日のみ2ステージ
9月13日(日) 13:00

■第10回 二期会研究会駅伝コンサート 〜10周年スペシャル企画!!〜

2015年7月26日(日) 14:00開演(13:30開場)
東京文化会館 小ホール (JR上野駅・公園口前)


バッハ・バロック研究会 19:15頃より演奏の予定です。
〜イエスの受難を両受難曲でたどる〜
J.S.バッハ作曲 「ペテロの不認」「死刑の判決」「イエスの死」

料金: 全席自由 一般¥4,000、学生¥2,000
*学生券は二期会チケットセンターのみの取扱い

http://www.nikikai.net/concert/20150726.html


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
第17回 館林第九合唱団シャトルコンサート
14:00開演 館林市三の丸芸術ホール

募集、練習日などの詳細は合唱団のホームページをご覧ください

http://homepage3.nifty.com/tatebayashi_daiku/page010.html

http://homepage3.nifty.com/tatebayashi_daiku/page057.html

http://tatebayashidaiku.blogspot.jp/

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2014/8/10

公演予定  音楽

残暑お伺い申し上げます。
秋からの公演予定でお知らせできるものを記載しました。


http://www.nikikai.net/concert/20141130.html

■二期会バッハバロック研究会 concert Vol.6
「バロック声楽曲の愉しみ」

ガラコンサート & J.S.BACH:Kantate BWV155 / Missa in A-dur

日時: 2014年11月30日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場: JTアートホール アフィニス

料金:
全席自由 ¥4,000

演奏予定曲目:
バッハ BWV51-1 Jauchzet Gott in allen Landen!
BWV68-2 Mein gläubiges Herze
パーセル If music be the food of love
ヴィヴァルディ Agitata da due venti
バッハ BWV209-3 Partipur e condolore
ヨハネ受難曲 Zerfließe, mein Herze
マタイ受難曲 Aus liebe
BWV208-9 Schafe können sicher weiden
モンテヴェルディ Laudate Dominum
ラモー
オペラ 『カストールとボリュックス』より
 4幕のカストールのアリア

バッハ カンタータ BWV155
A-durミサ BWV234

主催: 二期会バッハ・バロック研究会
後援: 公益財団法人東京二期会
◆チケット発売:2014年8月末予定
ご予約・お問合せ:二期会チケットセンター
受付電話 03-3796-1831 FAX 03-3796-4710
受付時間:平日10:00〜18:00/土曜10:00〜15:00/日・祝休業


■2014年
『第九』特別演奏会
新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:ベン・ガーノン
バスバリトン:多田羅迪夫
12月20日(土)14:00開演 会場:Bunkamuraオーチャードホール 
12月21日(日)14:00開演 会場:サントリーホール 
12月23日(祝・火)14:00開演 会場:すみだトリフォニーホール 
http://www.njp.or.jp/archives/category/program?meta_key=date&pr_year=2014&pr_month=12&pr_day=20


■二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール 2014/15 SEASON
◆Vol.48「チャリティー・ガラ・コンサート」


東日本大震災から4年の歳月を刻む日。
二期会を代表する歌手15名による
チャリティー・ガラ・コンサート

2015年3月11日(水) 19:00開演/18:30開場
会場: 津田ホール
(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)

出演: (ソプラノ)大倉由紀枝、佐々木典子、澤畑恵美、嘉目真木子
(メゾソプラノ)加納悦子、清水華澄、山下牧子
(アルト)伊原直子
(テノール)井ノ上了吏、小原啓楼、与儀 巧
(バリトン)青山 貴、加耒 徹、黒田 博
(バスバリトン)多田羅迪夫
(ピアノ)河原忠之

http://www.nikikai21.net/concert/golden_2014.html
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2012/3/16

3月11日のドイツレクイエム  音楽

これまで何度もブラームス「ドイツレクイエム」を歌ってきましたが、2012年3月11日の演奏はまた特別なものでした。
第3楽章は、バリトンソロではじまり、聖書の詩篇の言葉ではじまり、旧約聖書ソロモンの智恵の言葉で終わります。人間の生命の儚さ、そして魂の救済への希い。ブラームスが選んだ言葉の一言一言を噛みしめながら、リハーサルの最中に思わず涙がこみあげてきそうになりましたが、合唱とオーケストラの活き活きと魂を感じさせる演奏と、広上淳一さんの情熱と人間味溢れる、しかし作品全体をしっかり俯瞰した求心力とエネルギーに満ちた指揮で、音楽はどんどん高みへの昇ってゆくようでした。
東日本大震災から1年、様々な想いと祈りの籠った素晴らしい演奏に参加することが出来、私自身、大きなエールを贈られたように感じています。
小田原市、そして神奈川県内各地から合唱に参加された170名の方々、指導者の皆さんを入れるとそれ以上でしょうか、半年以上練習を重ねてかけて準備されたという美しくも迫力ある歌声、全国から結集した素晴らしいオーケストラの皆さんとともに演奏出来たことはかけがえのない思い出となることでしょう。
昨年の3月11日、東北地方太平洋沖に地震が起きたのが14時46分。今回のレクイエムでは、演奏の最中、第3楽章と第4楽章の間にマエストロがタクトを置き、ともに静かに黙祷を捧げながら進行しました。
ブラームスはこのレクイエムの歌詞をドイツ語の聖書から選び作曲しました。
第3楽章は、詩篇の Herr, lehre doch mich, 主よ、知らしめたまえと、限りある生命の儚さを歌うバリトンソロではじまり、ソロモンの智恵、Der Gerechten Seelen sind in Gottes Hand 正しいものの魂は神のみ手にあって und keine Qual rühret sie an. いかなる責苦も彼らに届くことはないで結ばれています。
そして第4楽章から第6楽章、und wir werden verwandelt werden. わたしたちは変えられるのである。からクライマックスのヨハネの黙示録へ終わる第7楽章へと、舞台と客席との間にはえもいわれぬ感動と一体感に包まれてゆきました。
私はといえば、歌と音楽に携われる者としての幸せをあらためて深く感じ、この日の演奏を糧にまた日々を積み重ねてゆきます。
時しも外には薫り高い梅の花が咲き、春の訪れを感じさせてくれました。
共演者の皆さん、お世話になった方々、実行委員会、運営サポーターの皆さん、本当に有難うございました。その後も地震があったりしますが、どうぞお身体大切に、またどこかでお目にかかれんことを。

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指揮の広上淳一さん、
ソプラノ田中詩乃さん、実行委員長でコンサートマスターの白井英治さん等と。


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2011/11/8

バスのための3つの曲  音楽

11月になり紅葉が色づきはじめました。雨あがりには銀杏の実の匂いに秋の深まりを感じます。
6日(日)に私が歌ったのはこんな曲でした。
甘い恋の歌が多いイタリア歌曲の中でも珍しい内容です。

あの「マドンナの宝石」の美しいメロディで知られ、ヴェネツィアに生まれたヴォルフ=フェラーリは、一体どんな想いに駆られてこの激しい絶望的な歌詞に作曲したのでしょうか。
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III. Ermanno Wolf-Ferrari (1876-1948)
Tre canti per basso

III.エルマンノ・ヴォルフ=フェッラーリ
≪バスのための3つの歌≫

1.
Ero nel mezzo al mare e mi fu ditto
che la mia dama s’era maritata.             
Sollevai gli occhi al cielo e dissi: Cristo!
Non posso sopportar questa imbasciata.
Sollevai gli occhi al ciel, dissi: Oh, Signore!
Non posso sopportar tanto dolore!

1.
俺は沖に出ていた時、こう告げられたんだ、
俺の意中の女が、結婚してしまったのだと。
俺は天を仰いでこう言った、「キリスト様よ!
こんな音信には耐えられません」。
天を仰いで俺はこうも言った、「おお、主よ!
これほどの悲しみには耐えられません」。


2. 
La casa del mio amor vada ’n profondo,    
un lago d’acqua possa diventare!
Dentro ci piova coccole di piombo,
ed un serpente ci vada alloggiare.
Ed un serpente molto avvelenito
veleni lo mio amor che mi ha tradito:
ed un serpente molto avvelenato
veleni lo mio amor che m’ha lasciato.

2.
俺の恋人の家なんか底深く沈んじまえばいい、
そこに水が貯まって湖にでもなればいいんだ!
その中に、鉛の礫が雨あられと降ればいい、
蛇一匹が、そこを住み家にしてくれりゃいいんだ。
猛毒の蛇が、俺の恋人に毒を盛ってくれりゃいい、
あの女はこの俺を、裏切ったんだ。
猛毒の蛇が、俺の恋人に毒を盛ってくれりゃいい、
あの女はこの俺を、棄てたんだ。


3.
Non posso più di notte camminare,
ché m’è contradio il lume della luna;
non posso più la gente praticare,
ché non ci trovo fedeltà nessuna.
Non posso praticar più colla gente,
ché non ci trovo fedeltà di niente.

3.
俺は、もはや夜中には出歩けないのだ、
何故なら、月明かりが俺に背くから。
俺は、もはや誰とも付き合えないのだ、
何故なら、誠実さを誰にも見つけられないから。
俺は、もはや誰とも交際できないのだ、
何故なら、誠実さを何ひとつ見つけられないから。
 (対訳 多田羅迪夫)

またErmanno Wolf-Ferrariの作品には、オペラとして《Il Canpiello》イル・カンピエッロがあり、藝大オペラ定期演奏会で昨年秋に上演したばかりです。ヴェネツィア方言で歌われるオペラなので上演の機会は多くは無いのですが、ヴェネツィアの広場で繰り広げられる、市井の人々の中に貴族の男性がやって来て、ある娘に求婚する事になったために広場の周りに済む住人達が繰り広げるてんやわんやの騒動が生き生きとした音楽と、しっとりとした美しいメロディー満載の喜劇に描かれています。
「マドンナの宝石」は悲劇のオペラですが上演回数はもっと少ないこもしれません。序曲はとても有名なので、きっと皆さんもどこかで耳にされたことがおありではないでしょうか。
もっといろいろ知りたくなる魅力的な作曲家の一人ですね
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2011/10/22

今日はリストの歌曲を歌います  音楽

秋も深まってきました。秋雨もまた風情があります。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。

今日からフランツ・リスト生誕200年を記念して、東京藝術大学音楽学部による「リストフェスティバル2011 in 表参道」を開催します。
今年はリストに関する催し物が各地で行われていますが、10月22日(土)から28日(金)まで、一週間に亘るこの藝大のフェスティバルは、リストの全体像を示す意欲的な試みです。

10月22日はそのオープニングコンサート。
私も対照的な2曲の歌曲(「3人のジプシー」「それはきっと素晴しいこと」)を歌います。

「 3人のジプシー / Die drei Zigeuner」は、リストがハンガリーのアイデンティティーの一部であるジプシー音楽を心から楽しんで取り込みながら作曲したであろう歌曲で、どこか「ハンガリー狂詩曲」を髣髴とさせるエキゾチックな民謡風の力強いメロディも魅力的です。
柳の下にきままに寝そべって、楽器を奏でたり、パイプをくゆらしたり、気持ちよさそうに眠っている浅黒い肌、黒い髪の3人の自由なロマ(ジプシー)たちを眺めている私の眼差しで描いた曲で、毎日をあくせくと働き蜂のように生きる現代の我々の生活をシニカルに反省しているかのようです。

一方、「それはきっと素晴らしいこと / Es muß was Wunderbares sein 」は、陶酔感に満ちた愛の歌。強く結びついた愛する二人が、人生の歓びも悲しみも分かち合って生きる素晴しさを、楽天的なまでに甘美に高らかに歌い上げます。

知られざる名曲を含めた様々な作品を通して、リストの深い魅力をを感じ取っていただければ幸いです。

■オープニングコンサート
10月22日(土) 開場11:30 開演12:00 入場料:3,000円
KAWAI表参道 コンサートサロン「パウゼ」2F (130席)
東京都渋谷区神宮前5-1
東京メトロ表参道駅 A1出口すぐそば
Tel.03-3409-2511

〈プログラム〉

「ノルマ」 の回想 |安田里沙 (Piano)|

愛の夢−3つのノクターン |岡本愛子 (Piano)|

メフィスト・ワルツ 第1番 |菊地 裕介 (Piano)|

喜びに満ち、悲しみに満ち |菅 英三子(Soprano)|※
トゥーレに一人の王が居た |菅 英三子(Soprano)|※

3人のジプシー |多田羅迪夫(Baritone)|※
それはきっと素晴らしいこと |多田羅迪夫(Baritone)|※

ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 |北川曉子 (Piano)|

※ピアノ伴奏|渡辺健二|

詳細▼
http://www.geidai.info/event/event.php?event_id=652

http://kawai-kmf.com/concert-info/2011/10.22-28/liszt.html


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2011/8/2

残暑お伺い申し上げます  音楽

8月、太陽が眩しい季節です。
7月31日は上野で、二期会研究会駅伝コンサートでした。
バッハ・バロック研究会は、J.S.バッハ 〜珠玉の名曲メドレー」から
「ロ短調ミサ曲」「マタイ受難曲」等の聴きどころを演奏しました。
コーヒーカンタータでは、実際にコーヒーカップを持って
’ああ、かぐわしいコーヒー、コーヒーはなんて美味しいんでしょう’
と女声たちが歌うのを聴いていると、コーヒー好きの私としては、
聴いているだけで幸せな気持ちになります。
そして一緒に口ずさめばもっと楽しい。
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音楽が日常の傍らにある暮らしは、当たり前のようでいて贅沢な
ことですね。外には蝉時雨。貴重な夏の日を大切に過ごしたい
と思います。
夏は果物も美味しい。今年も西瓜や白桃の瑞々しさに季節を
感じます。桃の実の季語は秋でしたか。

桃栗三年、柿八年、音楽の道も実りには長い時間がかかります。
好きな音楽をみつけたら、繰り返し繰り返し長く携わり、多くの
人とわかち合って、それが沢山の種となって世界へ飛んでゆく
ことをイメージすると元気が湧いてきます。
音楽が音学にならないように。そんな風に想う夏の日です。

秋は夏と同時にやってくる。そして秋の中には冬がそっと忍び
込んでくる。冬の中には春の息吹きが隠されている。
そうして繰り返す季節との出逢いにまた新しい発見が潜んで
いるような気がしてなりません。
どうぞ充実した夏の日をお過ごしください。
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エーオルスのハープに寄せて
♪

♪x3人の成り行きは
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