2006/4/10

コンヴィチュニー&スダーン  記者会見

http://www.nikikai-opera.or.jp/information.html

コンヴィチュニー氏は今回が初来日。指揮のスダーン氏はローマで1月にはゼッフィレッリ演出『ドン・ジョヴァンニ』を成功させ、ザルツブルクでも活躍するモーツァルトを知り尽くした巨匠だが、今回のコンヴィチニー演出『ティト』では、指揮者が演技しながら舞台に登場する場面も悠悠と愉しむ余裕をみせ「シンフォニーと違って、オペラにはまだまだ様々な可能性があることを感じる」と語ってくれた。

オペラが将来、博物館や美術館に陳列されるようにならないために、今のオペラが台本通り、あるいはト書き通り演られる伝統的な演出から変化してゆくことを怖れてはならないと思う。けれど、ただ意味もなく変えること、解体することがムジーク・テアターだと誤解されてはいけない。それを言葉で説明することは簡単ではないが、今回の公演は演出が音楽を、そして音楽が演出を相乗効果で生かす、本当の意味での総合芸術といえるのではないかと思う。
指揮者フランツ・コンヴィチュニーの息子として、幼い頃から音楽に親しむ環境に育ったペーター・コンヴィチュニー氏のように本当の意味で音楽を理解し、また演出家としての才能と人間存在への関心、人生に対する深い慧眼を持った才能と巡り合えたことに感謝している。

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