2010/1/25

下仁田葱  グルメ・クッキング

ガーデニングと言うほどおおぎょうでもないが、プランターで花を育てています。
職業柄、花を頂くことが多いので、花の種類にはある程度詳しくなりました。
土に触れるのはなぜか楽しい。
胡蝶蘭はなかなか手入れが難しいですけれどね。
下仁田葱を沢山贈って頂いたのを、食べきれないので、保存も兼ねて
その花のプランターたちの土の間に植えています。
この葱は15ヶ月も育つのにかかるそうです。
創り手の方が手塩にかけた野菜は滋味に溢れています。
最近、野菜の素材の持つ力というのを意識するようになりました。
例えば、南瓜などもただスチームで蒸したものがいろいろシンプルだ
けれど調味料を入れて煮たものより美味しかったりすると、感動的
だったりしますね。
素材を活かすこと、それはいろいろな方法があるのでしょうが、旬の
ものを新鮮に美味しく頂くのが基本なのでしょう。
そして美味しいものを頂くと自然と力が溢れてくる。
美味しい料理、心に触れる音楽、すべてのいい仕事には人の心を動かす
力があり、そこには何か共通の摂理があるなぁと思ったりしています。
自己顕示ではなく、人に幸せと喜びをもたらすもの。
それが大切なものの基本なのかもしれません。
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先日「バベットの晩餐会Babettes Goestebud」の映画のビデオをやっと
全編観終わって、そこにもいろいろな発見がありました。
以前、映画館で観て、もう一度観たいと思っていたものです。
去年たまたまそ小説をくれた人が居て読んだのですが、映画を観た時は、
素晴しく美味しそうな食事場面と、それを食べている村人たちの幸せそうな表情が
印象的でしたが、彼女の職業やなぜフランスから北欧の寒村に逃れてきたか
というストーリーを噛み締めながら観ると、あらためて、ああ、いい作品だ
なぁと思います。
パリ・コミューンにより父と息子を亡くしたバベットという女性の現在に至る
歴史的背景、彼女の雇い主である牧師姉妹の実らなかった恋。そして
パリの超一流店「カフェ・アングレ」の女性シェフだったバベットが富くじで当っ
た一万フラン全てを使い果たし14年ぶりに創る渾身の料理の数々。
バベットがこの姉妹のとこころに身を寄せた伏線には、姉妹への恋に破れた
オペラ歌手パパンの存在があり、また今は将軍となってこの晩餐会に訪れた
ローレンスだけは、かつてパリの「カフェ・アングレ」で食事をしたことのあり、
その真価を知りえる男として描かれています。
けれどそうして高級店のレーベルの意味を全く知らない村人たちにとってもその
料理の味の素晴しさは驚愕に値し、その力は幸せを紡ぎ、永遠の瞬間として残
るものとなった、そんなすてきな時間、芸術の力と平等性をを描いた作品です。

しかし、いいものが自ずと残ってゆくというものではないこともあたらめて思います。
素晴しい作品だと思っても、大量生産はされず商業的理由からか日本では販売
されておらず、レンタルも在庫がないところが殆どなのかもしれませんね。
だから、いいものを見つけたときは、それを賞賛し、残す努力をすることも現代人
にとっての務めかもしれない。
そんなことを感じる今日この頃です。


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