私のところの竹やぶでも、筍掘りには手が痛い、と言って、73歳の父はまったく手伝いません。私が主で、大工さんや弟が手伝う感じです。
近所では80歳代の方が子供が遠くに住んでいるために夫婦で毎日筍掘りに行かれていたり、70歳代後半の方でも、知り合いに掘った筍はいらないから、と任せてしまっています。子供には筍掘りの技術は伝わってはいかないのです。
住まいのあり方とまったく同じです。
また、森林のあり方とも同じで、筍を間引いていかないと、荒れ放題になって、地崩れが起きるのには変わりません。
竹のイベントをしようと思った動機はここにあります。
最終的には筍の町で盛り上がり、お年寄りの掘った筍がイベントの関連で売れ、生活の足しになり、お年寄りに元気になってもらうのが目標です。そうすれば、次世代の人も掘る気が出てくるかもしれません。
町は竹を間引いて、間伐すると言っています。しかし、竹なんかは簡単に切れるので、実際は大した労力ではない、のにお年寄りには重労働であるのが問題点であり、間伐材として竹はそうそうに利用するのは難しいと思います。
筍のこの時期に何らアピールがないのは不思議でなりません。

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