あるリフォーム業者さんの仕様書を見る機会があったのですが、そこには仕上げ表と平面プラン図しかなく、それで見積もりして工事するようです。問題はその平面プラン図で、壁芯で押さえてあるのではなく、内々の寸法で、また、内法の高さや天井高さがないので、建具の寸法や窓の大きさが現場でしかわかりません。
根本的に、建築の勉強をしていない人が描いているとしか思えません。
これでは、改装工事はできても、大規模リフォームがあった場合に、「家をみて」工事ができるとは思えません。
増改築相談員の講習が本日ありますが、「家をみる」ことが本当にできる業者が工事をしないと、家にとっても不幸です。以前にも、施主さんに他の業者の図面に対して、小屋裏を見ないで、柱を抜ける、というプランには根拠がないと思いませんか、と言ったことがあります。
法律のしばりがきつくなっている中で、この現状はなんとかしなくてならないと思います。

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