3月の読書ノート。10点満点です。
「封印の夏至」 鈴木孝博 6点
再読。読書界の批評のため、睡眠を削って、読書。さらにミステリー色を打ち出して行った方がいいと思う。推理好きの私としてはもっとメリハリを利かせてほしかった印象。
「鷺と雪」北村薫 7点
このミスの書評を読んで、購読。一作目から買った方がよかった。直木賞をとっただけのことはある、というべきか、とっただけというべきか。大人の作品。
「このミステリーがすごい! 2010年版」 宝島社 5点
初めて、このミスを完読。建築の資料を読んだりしているので、推理小説の世界に浸りたくて、完読してしまう。海外作品も参考にして、読み進めたい。
「新参者」 東野圭吾 7点
東野に外れなし、という驚異のアベレージヒッター。オチまでの追い込み方は見事。大衆としての読書の仕方に喜びを感じる。ただ、しかし・・・。
「密室殺人ゲーム王手飛車取り」 歌野晶午 8点
そう、しかし・・・、好みの問題だろうが、この本で、北村と東野が粉砕される。究極の推理ゲームであり、推理パズル。読書を選んでしまう。この本を楽しめるまでの手順が必要で、なまかじりの推理小説好きは読むべからず。久々に興奮して、読了。続編も読むべし。

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