8月の読書ノート。10点満点です。
「劉邦 中」 宮城谷昌光 6点
「劉邦 下」 〃 6点
前半に比べ、他の小説でよく知る、韓信以後のストーリーが淡白で、群像劇のようにはなっていない。三国志での解き明かされていったような快感がなかった。
「新建ハウジングプラス1 3月号」 新建ハウジング 5点
今年はまったく読み進めていない。やっと3月号。タブロイド版の方は何とか読んでいるが、建築業界の流れを知るにはこのままでは・・・。
「カードウォッチャー」 石持浅海 7点
労災をモチーフしていて、労災の話から始まっているので、殺人というか事件が起こらなくて、やきもきしたが、後半での論理展開はなかなか読ませる。じつは泡坂妻夫の某有名作品と同じトリックなのだが、読後に気づいた。古本屋さんで80円で買い、東京出張のときに完読し、渋谷駅のゴミ箱に捨てる。お得だった。
九月小説月間にしようと誓ったが、生涯何回目の誓いか? 相変わらず、仕事や会議やらで追われっ放し。

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