3月の読書ノート。10点満点です。
「カササギ事件 下」 アンソニー・ホロヴィッツ 7点
推理の情報が後出しじゃんけんなので、そうなの? そうでるの? という感じで進んでいく。ベスト1なのか? という感じ。
「長城のかげ」 宮城谷昌光 6点
以前の作品なのだが、知っているけどマニアックな人物たちなので、何となく愉しい。
「たかが殺人じゃないか」 辻真先 8点
殺人の状況がややわかりにくいが、辻真先節の炸裂で、のめり込まされる。情熱に圧倒される。
「帝都探偵対戦」 芦辺拓 7点
にぎやかしだが、よくまとめたなあ、と感心。
「増加博士の事件簿」 二階堂黎人 4点
ひまつぶしの気分転換。
「セリヌンティウスの舟」 石持浅海 6点
会話群像劇だが、余韻の味わいが格別。石持節。辻真先も石持浅海も真似できない作家の感性があり、味わい深い。

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