「さっぽろ雪まつり」のことは、多分ご存知と思います。 2005年までは、大通・薄野・真駒内会場で開催されました。 それが2006年には第二会場が、真駒内から「さとらんど会場」に変わりました。
変更に先立ち「市民ワークショップ」が開かれ、私も市民委員として参加し、中島公園を雪まつり第二会場として推薦しました。 第一会場は皆様お馴染みの大通会場です。
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雪まつり真駒内会場の代替として中島公園を
冬の中島公園菖蒲池、点にみえるのはマガモ
議論の結果、第二会場は「さとらんど」と決まりました。 個人的には無理ではないかと思いました。 吹雪のとき道路が閉鎖される恐れがあるからです。
それに、交通の便の悪さです。 雪まつりのような大イベントで、バスの輸送では無理です。 これには3000台収容の特大駐車場で対応したのでビックリしました。
10万人も来れば御の字と思っていたのに、3年目には約26万にも来てしまいました。その大半が自家用車で来たのです。 車で「雪まつり」は札幌市民の夢ですから。
駐車場の警備員の人件費でたちまち、赤字になり、周辺道路は大渋滞となりました。2009年には、ついに「さとらんど」を断念。
地下鉄駅より徒歩10分の場所にある、札幌市スポーツ交流施設「つどーむ」に変更することになりました。
実は、この「つどーむ」は丘珠飛行場に隣接しています。 「雪まつり」に一番必要なものは何でしょうか? もちろん雪です。
雪を遠くからトラックで運んでいたのですが、飛行場こそキレイな雪の産地なのです。 これこそ地産地消ですね。 燃料節約のエコですよ。
しかも、お隣さんは、いつも雪の輸送に協力してくれる「陸上自衛隊丘珠駐屯地」なのです。 ここまでくると、なんだか「おねだり」しているようで気がひけるのでは…?

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