官製談合問題での先日の裁判の実態が次第に明るみに。
検察側は、調査委員会委員長の藤巻弁護士、私ナカヤマヒトシの証人申請に不同意、また証拠として申請した市議会総務常任委員会中間報告、新潟日報社説などの証拠採用にも反対しました。
その結果これらのうち採用されたのは藤巻弁護士の証人申請のみで、他は一切却下。
弁護側も僕の証言やこれらの証拠の依拠して作成した弁論を当日大幅に修正せざるを得ない状況になりました。
これらは検察側が「証拠として採用されると検察側が不利になる。まずい。」と思ったからに他なりません。
弁護側はあえて「なお,この事件で中山均議員が証人として出頭する旨承諾したことは,きわめて重要である。残念ながら証人採用は却下されてしまったが,同氏が法廷に立つ決意をした背景には,同僚議員その他新潟市関係が4被告人の刑事処分に関して案じていることの証左である」とアドリブで述べたりしたそうです。
また、本来削除すべき中山証言に依拠した部分などを「わざと間違えて」検察への皮肉たっぷりに朗読したり、そうすると検察側が「異議あり!証拠として採用されていません」などと慌てて割って入ったり、というような一幕もあったようです。
そんな状況を聞くとますます検察側に腹立ちます。
先日の主張にも書いたように、市民が望んでいるのは4名への厳罰ではなく、構造的問題の全容の解明と、責任の明確化だと思います。

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