18日は議会運営委員会の視察で広島へ。
他の常任委員会の視察と異なり、議会運営委員会の視察では「現場」と言ってもせいぜい議場や委員会室だけで、たいていは担当者の説明を1時間ほどうかがって質疑を行なうのみ。そのために何百万円もかける必要があるのか、説明だけだったら担当者を新潟へお呼びした方がよっぽどいいのではないか、と僕は以前から問題提起してきました。
しかし結局今年も行きましょう(ちなみに昨年は震災で中止)ということになりました。
今年は僕の問題提起も受けてか、調査事項が多く盛り込まれ、例年と比べると比較的内容が充実していました。でも費用対効果としてはいかがですかねえ・・。
さて、視察が正式に決定されると「公務」となってしまうのでむげにサボってしまうのも差し障りが出ることから、どうせ行くなら別途空き時間で他のスケジュールを盛り込み、せっかくいただいた費用と時間を有効に使わせていただくことにしました。
視察先が広島市ということで、非核平和宣言をおこなった新潟市として学ぶべきものがあるはず。懇意にしている秋葉市長にもお会いしたかったのですがあいにく当日上京とのことで面会できず。
議運の視察が終了後、広島市の平和政策担当セクションから説明を聴くことにし、共産党や民主党系会派にも声をかけ、3名で伺いました。
「歴史が忘れられた時、歴史は繰り返す」−原爆の被害が忘れられてしまった時、再び核が使用される恐れがある、と考え、被爆の実情や体験を広く世界に伝えることが核廃絶の一歩との確信に基き、さまざまな施策を展開されているとのこと。また、世界平和市長会議や海外を含む各地の大学での広島・長崎講座など、国際的レベルでさまざまな施策を展開されていることが報告され、こちら側の3名からも活発な質疑がなされました。
総額約10億の関連予算についても、全体としては保守系会派からも異論はあまり無い(もちろん、中身を巡ってはさまざま議論がある)とのことで、非核平和宣言を出そうとする市長に対し猛烈な抵抗を示した新潟市議会の保守会派とは違いますなあ。
今後の新潟市のアクションプランにも参考になるところ多でした。
参加された他の議員も「議運の視察だけだったら1時間の説明聴きに新潟から一日ががりで来たようなもんだったね、ありがとう」とのことでした。
本題の議運の視察報告については2日目と併せて別途。

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