議会では、各委員会ごとに毎年1回「行政視察」がおこなわれています。
所管する課題で、先進地の見学などが主眼。しかし、ひとりあたり約10万円、委員会あたりだと1回200万から300万近くかかっています。
各専門課題を扱う常任委員会の視察は、いわゆる「現場」を直接見て、市の担当者と現場の担当者の話しを聞くなどして、それなりに意義はあります。
しかし、議会運営委員会の視察は、議会運営の仕組みなどを事務局担当者から話を聞くのみで、「現場を見る」と言ってもせいぜい議場などを見るのみ。
それだったら担当者を新潟へお呼びして話を聞いた方が節約にもなる。
そういうことで、「議運の視察はやらなくてもいいのでは」と問題提起してきましたが保革問わず「勉強になるから」ということで毎年行っています。
どうしても行かなければならないなどという緊急の必要性を探すことは困難です。実際、中越地震の年は中止となりました。また、各委員も「どうしてもこれを勉強したい」という課題があるわけではなく、「行く」ということのみ決めて、訪問先は委員長まかせというのが実情。
今年は特に、来年の改選期を迎え、本当に「勉強になる」としても、今のところ予定が11月なので、改選前の3月一杯までわずか4ヶ月か5ヶ月の間に「勉強を活かす」ことも難しいのでは?
で、先日の議会運営委員会。どういうわけか、2泊の予定が1泊にさせてほしいと委員長から発言。予定の2箇所を訪問してもその日のうちに帰る便があるので、旅費規程上、戻らなければならない、との事務局の説明。
これに保守系議員が反発。「そんなの2泊になるように候補地を選びなおせばいいじゃないか!」という本末転倒な主張や「そんな強行軍でみんなの体調が崩れたらどうするんだ!」との声。
僕は「体調には行かないのが一番いいよ!」と突っ込み。
ある会派からは「前回(ナカヤマから)不要論も出たこともあり、1泊だったら今回はいっそ中止でいいんじゃないか」との新たな意見も出されました。

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