先日案内した「STOP温暖化グローバルアクション」の新潟の集会・パレードが無事終わりました。
↑ナカヤマ、主催者挨拶
弁天公園の集会には参院議員の近藤正道さんも駆けつけ、新政権内部の議論なども紹介しながら、積極的な対策の重要性、原発を対策に使わないようにがんばっていることなどを報告してくれました。
雨がひどかったのですが、ちょうどイベントが始まる頃には小降りに、そしてやがてやみ、天も味方してくれたようです。ビラをまき、市民の皆さんに訴えながらパレード行進できました。
先導はベロタクシー。
後面にポスターを貼り、天井には北極海に浮かぶ流氷の上にしろくまを乗せて飾り付けました。

↑ベロタクシーの天井に海に浮かぶ流氷の上に乗るしろくま。
↓後面の写真を撮るのを忘れてしまったため、イメージ映像がこれ。このイメージ画像よりずいぶんカッコよくなったのですが、もうはがしてしまいました。ああ、苦労の作だったのに・・。
下に市民の皆さんに訴えたアピールを掲載します。
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市民の皆さん
今、デンマークのコペンハーゲンでCOP15(気候変動枠組み条約締約国会議)が開催されています。地球温暖化防止に向けた、京都議定書以降の枠組みやその合意をつくるための重要な会議です。
私たちは、先進国と途上国が協力してより積極的な対策枠組みを実現すること求め、本日、世界中の市民と一緒に行動しています。
鳩山政権は、温室効果ガス削減中期目標を「2020年までに90年比マイナス25%」としています。これは旧麻生政権より大きく踏み込んだ値とはいえ、充分なものではありません。また、温暖化対策に原子力発電を活用する方針も検討されています。
原発は、電力会社自身が宣伝しているように、他の電力と組み合わせてはじめて供給が成り立っています。また、たとえ原発自身にCO2削減効果があったと仮定しても、温室効果ガス全体の中で原発が削減できる量はわずかです。原発を推進するシナリオの中でも、原発は温暖化対策の主役や決定打となってはいないのです。
しかも、巨大で複雑なプラントの建設、危険な放射性廃棄物とその管理のための膨大なコストやその過程でのCO2排出も無視できません。また、ウラン採掘場での自然破壊や住民への被害、原発事故や汚染、労働者被爆なども、温暖化とはまた別の、人類にとって深刻な問題を引き起こします。原発を温暖化対策に利用するのは、大きな間違いです。
今、雇用や経済情勢も悪化しています。しかし温暖化問題を放置することは、より大きなコストを生み、むしろ私たちの生活や社会に大きな打撃を与えることにつながります。温暖化対策は、環境の問題だけに取り組むものではありません。再生可能エネルギーの促進をはじめ、地域の生活に密着した、持続可能な産業の育成と新しい雇用創出などによる経済構造の転換を通して、将来にわたって私たち自身やこれからの世代が安心して暮らすことのできる社会の展望へとつなげることも可能なのです。
私たちは、こうした考えで、「原発に頼らずマイナス30%」を掲げ、日本中の、世界の市民と一緒に行動しています。ぜひ皆さんも一緒に、原発無しの積極的な温暖化対策を、日本政府と世界に訴えてください。
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↑パレードに参加したカエルさんと「しろくま」群団の皆さん

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