この間東京に行ってきた。秋葉原の近くを通った。あの事件の直後で、テレビ中継車の列が中央線の電車の車窓から見えた。
僕も秋葉原は何度も行き、パソコン関連の商品を購入したし、なにをさておいても、ソニーのウォークマンを秋葉原で購入して、当時ファンクラブに入っていた「イルカ」のフォークソングを電車内で聴いていたことが思い出す。
今から30年前、「イルカ」が僕の全てだった。「なごり雪」「海岸通」そして「植物誌」があった。イルカのレコードは全て集めまくった時期がありました。
イルカさんだけでなく、中島みゆきとか、かぐやひめとか、山田パンダとか、南こうせつとか、当時のニューミュージックの感性が、今の僕の感性を育ててくれたのかもしれない。今も、平原綾香の「ジュピター」が大好きです。平原綾香の大ファンです。
ニューミュージックの前は、反戦フォークが大好きだった、当時の普通の少年です。
ジョン・ヴァエズの「勝利を我らに」とか、なぜか知らないが、ロングヘアで「安保反対」の時期がありました。今考えると、何で髪の毛を長くしていたのだろうね。
なつかしい。何でだろう。やはり、人を信じて、友達を信じることが全ての時代だったからかなあ。あの頃、メールもないし、ケータイもないし。友達と酒飲んで肩くんでバカやることが、無上に楽しかった。友達を信じることが全ての時代だったのかもしれない。悪いこともやったし、僕の20代は、「子供だったなー」と思う。
でも、人を信じていた。しかし、今、人を信じることが難しい時代なのかな?
とても悲しいけど、自然が失われていることにも、原因のひとつがあるのかな。
自然をお友達にしている我々は、もう少しその辺のところ考えたいね。