昨日、
白河の「まほろん」に向かう途中、
高村智恵子さんの生家に立ち寄りました。
先週、安達太良山に登り、
「ほんとうの空」を見てから、
どうしても、高村智恵子さんのことが気になっていて、
それで、
思い切って、立ち寄ったのです。
安達町(今は二本松市)油井にある、智恵子さんの生家。
造り酒屋さんでした。
ちょうど、
油井神社の秋季例大祭の日でした。
花火が上がって、
賑やかでした。
油井神社の氏子の若連が、
一軒一軒、獅子舞で門付けをして歩いています。
「かちかち」と、家々の玄関で獅子の歯音を鳴らし、無病息災を願います。
智恵子さんも、この獅子の門付けをご覧になられたのでしょうか???
智恵子さんは、旧姓「長沼」さんです。
お父さんの長沼今朝吉さんが、
「花霞」という銘酒を醸造なされていました。
昔は、かなり栄えた酒屋さんだったそうです。
昔の造り酒屋さん独特の風景。
何とか玉という、酒屋さんのシンボルもさがっています。
智恵子さんが肋膜を患って、生家で療養していた時、
見舞いに訪れた高村光太郎さんが智恵子さんと歩いた、裏山の小径。
この森の小径を、光太郎さんと智恵子さんは散策されたのですね。
あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。
光太郎さん自筆の詩を刻んだ碑が建つ丘、
ここで、智恵子さんと光太郎さんが見た、
安達太良山。
樹下の二人、
ここの桜の木の下にお二人は寄り添い佇んで、
安達太良山を眺められたのですね、、、
帰り道、
今でも天国で寄り添う、
智恵子さんと光太郎さんのお姿を見た気持ちになりました。
記念館で、
智恵子さんが入院されていた、
ゼームス坂病院の病室で制作なされた紙絵を見ることができました。
素晴らしい紙絵、
感動しました、、