毎年、必ず、大晦日は来ます。
今年も、今日が大晦日。
除夜の鐘を突く、福島市は大森にある好国寺に行ってきました。
周りにしめ縄を張り巡らせ、
除夜の鐘を突くばかりになっている梵鐘。
んーーー、、
僕は、凡人だから、
煩悩を捨て去ることは、なかなかできないな。
煩悩と人間関係に揉まれながら、荒海を漕いでいくのが、僕の人生だろうね。
死ぬ時までは、生きていたい。
私欲と人間関係のバランスをとることが出来るのが人間ならば、
自分らしく生きていきたいと思いました。
不器用なりにね。
この松(福島市指定保存樹)だって、幾多の困難を乗り越えて、ここまで育って、それなりの風格を持っている。
困難が風格を持たせるんだね。
大森城西側にある、福島市指定文化財「城裏の石造供養塔」を見た。
鎌倉時代の武士によるもの。
文永八年(1271年)だから、当時は北条氏の鎌倉幕府の時代。
蒙古襲来の少し前。
この供養塔は、逆修供養塔と言って、生前に、自分の死後の冥福のために供養をしたモニュメントで、いつ死ぬか分からない武士(もののふ)が、生前に供養を修めたもの。
時代は変われど、今だって、鎌倉時代とそんなに変わっていない。
悟りを考える余裕のない時代。
だからこそ、今日一日を大切にして、今縁(えにし)ある人々との関係を大切にして、しっかりと生きて行きたい。
そう思った。
平成22年12月31日、午後6時、この記事をしたためています。
今年一年間お世話になった皆さまに感謝しようとも、不行き届きばかりで、何もできません。
一年間、本当にありがとうございました。
来年も、現世に縁(えにし)ある限りは、精一杯頑張りたいと思います。
皆さまにとって、来る年が、幸せな年でありますように、お祈り申し上げます。