山菜の季節になったけど、放射性ヨウ素とか放射性セシウムが規定値以上に検出されたということで、コゴミやタケノコの出荷が規制されてしまいました。
僕にとってコゴミは一番好きな山菜のひとつ。
春の山菜は魅力たっぷりです。
タラノメ、コシアブラ、ヤマウド、フキノトウ、ワサビ、ゴマナ、ミズ、セリ、ウルイッパ、シドケ、シオデ、ニリンソウ、ヤマブドウの若芽、コゴミ、ワラビ、ゼンマイ、ジダケ、などなど、、、
福島県の山々は豊かな山菜に恵まれています。
この間もタラノメとかコゴミを美味しくいただきましたが、僕は何も心配せずに口に入れましたよ。
しかし、商品として出荷するとなると、出荷規制は遵守しなければならないのですね。
今日、警戒区域内への一時帰宅が行われている双葉郡川内村なんかも、山菜の宝庫なのですよ。
上川内から高田島に登り、周辺の山々は自然がたっぷりです。僕が生まれて初めてイワナを釣ったのも川内村の高田島。このあたりの農家は尺イワナを串刺しにして囲炉裏の上の火棚に並べ、囲炉裏から立ち上る煙で薫製みたいにして保存しています。
このようにのどかな山村にいると、原子力などとは全く無縁に感じますが、今回の原発事故では避難指示から逃れることはできなくなってしまいました。
一日も早く警戒区域が解除されることを願っています。
さて、
福島近辺の山中でも、今年は山菜採りに出かけられる方が少ないようです。
やはり、タケノコやコゴミの出荷規制のニュースが影響しているのでしょうか?
僕は、最低限のマナーを守り、乱獲さえしなければ、自然の恵みを享受する機会として山菜採りは素敵な春の行事と考えています。個人所有の山は持ち主様の許可を得なければなりませんが、国有林でしたら、国民共有の財産として、自然のお裾分けを慎ましやかにいただいても良いと思っています。
山奥に行けば環境放射能の影響もほとんど無いに等しいと思われますので、あとは、個人的な気持ちの問題でしょうね。
僕だったら、タラノメやコゴミは、少しばかり自然のお裾分けをいただいて来ることでしょう。
そんな僕でも、絶対に採らずに、写真だけ撮って来る場所があります。
県北地区の山奥なのですが、ワサビの群落があるのです。
毎年今の時期通って、写真記録を撮っていますが、乱獲はされておりません。山菜採りの方も、慎ましやかにお裾分けをいただいているのですね。
今年も行ってみました。人の足跡すらありませんでした。あったのは動物の足跡ぐらいでした。
やはり、環境放射能が気になるのでしょうね。