今日は、福島のとある病院で、人間ドックの特定検診を受けました。
一日がかりでした〜、、
最初は、CTスキャンで、肺がん検診。
大型の輪っかのようなエックス線スキャニングの機械が行ったり来たりして、僕の肺をスキャンしました。
この結果は2週間後らしいです。ちょっと心配です。
そのあと、
大腸がん検診です。
こちらは、準備が大変なのです。
昨夜の8時に下剤を900ミリリットル飲んで、大腸をクリアにします。
そして、今日も下剤を1800ミリリットル飲んで、さらに大腸をクリアにします。
そして、内視鏡検査室に入り、お着替えします。
お尻の部分に穴が開いた検査服を着て、検査台の上に乗ります。
先生が来る直前に、右腕にお注射、、
左向きに寝かせられます。
先生が来てご挨拶。「これから始めますね。」
先生は、手際良く、オリンパス製の内視鏡の管を肛門に入れ、直腸、S字結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸へと伸ばしていきます。
僕は、自分の目でモニターを見ることができます。
しわしわの腸管の中を進んで行くのがわかりますが、まずは、奥へ奥へと内視鏡を進めます。
いよいよ小腸の中に入りました。
内視鏡を前進させるとき、良く見えない箇所には水を噴射させてクリーニングしたり、余分な汚水をバキュームしたり、空気を入れて進路を確保したりして、腸管の中をクリアに観察できるように進みます。このクリーニングテクニックは熟練の妙技だと思いました。
検査助手の看護婦さんに「水を入れて」と指示するタイミングが凄いです。
この過程で、先生は内視鏡に接続されているオリンパス社のデジカメのシャッターを押すポイントを押さえておられるようでした。
最も奥深く内視鏡を挿入して、いよいよバックさせます。
所見を記録しておきたい腸管の襞をさらにクリーニングしながら、空気を入れて腸管の視野を確保して画面がクリアーになったあたりでシャッターを押します。するとピーという音がして、画像が動画から静止画像に変わります。
僕も画像を見るのですが、何の所見かは分かりません。
それを繰り返して行って、終わり近くに、何か細かな点のような所見があり、そこをズームアップしました。そこでも先生はシャッターを押しました。後からの説明で、これがポリープでした。
最後の出口のあたりで腸壁に毛細血管が明瞭に浮き出て軽い出血があるのは僕も分かりました。これは平成21年に受けた内視鏡検査の時と同じ症状みたいです。
そして、内視鏡を外して検査が終わります。
結腸の屈曲箇所を内視鏡が通過する時にお腹が張る感じがしますが、あとは何も苦しくありません。
先生は、消化器内視鏡分野では相当のベテランの先生だと思いました。
連続する腸管の内部の動画を見ていて、そこにわずかな所見を見出すのですから、すごいテクニックだと感激しました♪
僕も、大腸内視鏡検査は3回目なので、今までよりはモニター画面を冷静に眺めることができました。
「検査が終わりました。お疲れさまでした。どこか具合の悪いようなことはありませんか?」と先生が尋ねられ、
「特に何もありません。結果はどうでした」と僕が聞きますと、
「小さなポリープがあるようですが、特に心配ありませんね」とのこと、
ひとまず安心でした。
検査が終わって、お着替えして、先生から詳しい結果の説明を受けました。
パソコンのモニターに映し出された大腸内のお写真は、とっても美しいです。
ほんと、信じられないくらいクリアな画像です。
何十枚ものサムネイル画像をクリックして拡大画像を見ながら先生の説明を受けます。
「2mm程度のポリープが2箇所ありますが、心配ないので、2年以内に再び内視鏡検査を受けてください。」とのこと。
小さな粒のようなポリープの画像と、それをズームアップで撮影した画像も見せていただきました。
それにしても、今の内視鏡写真は、クリアで素晴らしい解像度です。
内視鏡の分野ではトップシェアを誇るオリンパス社の技術はすごいですね〜
そして、見事な内視鏡静止画像を撮られる先生のテクニックは熟練の技ですね。
結果は、
経過観察ということで、安心でした〜
どっちかというと、肺のCT検査の方が心配なのですが、
まあ、なるようにしかなりませんね。