福島市民家園に行って、江戸時代の民家に展示されている民具を観察してきました。
被災ミュージアム再興事業で取り扱う民具の数は相当なものです。僕は民具の素人なので、名前や使い方が分からないのが多いです。
民家園に行って、そこに置かれている民具の展示解説を見ますと、何となく民具の雰囲気に親しめるようになりますね。
そして、お正月なので、いろいろなお正月飾りも目にしました。
これは、民家園でなくて、水林自然林の木に飾られていましたお正月飾り。注連縄を縦にして、ユズリハと白紙の御幣を飾っています。これと同じ飾りは、民家園でも見られました。
こちらは、民家園の、江戸時代からの民家の土間に飾られていました。
常葉の松に注連縄飾りです。
同じ民家の竃脇におかれました水甕にも注連縄が巻かれています。やはり、貴重な飲み水を蓄える大甕は神聖なのですね。こちらの注連縄にもユズリハと白紙の御幣が飾られていました。ユズリハは常緑広葉樹で縁起物なのですね。
竃上の梁から下げられていました。紅白の餅が付いています。紅白の餅は、繭玉様なのでしょうか。
これは「輪棒(りんぼう)」と言います。僕も震災前は、楢葉の実家のそれぞれのお部屋に飾ったものでした。懐かしく感じました。松の添え方が特徴的です。末広がりに添えられています。
紅白の実がたわわに実った南天の生け花。縁起物ですね。
床の間の前に、松飾りと鏡餅が供えられていました。白紙に紅白の水引を巻いた松に輪棒が添えられています。歴史的な雰囲気が感じられました。
そして、屋内の井戸枠に注連縄が巻かれていました。神聖な井戸を祀っているのですね。
このように、古い時代からの正月飾りを拝見して、お正月らしい気持になれました♪