本当に久しぶりに楢葉町の実家に行ってきました。
昨年まで、楢葉に行くのには、東北道そして磐越道そして常磐道と走って、広野ICで降りて楢葉に行っていました。
今年の3月1日に常磐自動車道が全線開通したおかげで、福島から楢葉へのアクセスがかなり短縮されました。
福島から川俣に行き、川俣から飯舘村経由で八木沢峠を越えて南相馬市に入ります。
そして、南相馬ICから常磐道に入って、富岡ICで降りて、山麓線を利用して楢葉に行きました。
いわき市経由で行くのと比べますと、時間も高速料金も大幅に節約できます〜
常磐道南相馬ICから富岡IC間は初めてでした。途中、猿が高速道路を横断していました。
放射線量は、双葉町で5.4マイクロシーベルトでした。
それでも、だいぶ線量は下がったのですよね〜
震災以来、4年ぶりの懐かしい景色を見ながら楢葉に行きました。
そして、久しぶりに楢葉の自然を目にすることができました。
震災前、楢葉と富岡の町境ちかくで毎年観察していたツノハシバミがあるのですが、
5年ぶり、
赤い雌花が開花していました。
震災前は、今頃の季節、毎年観察していたので、懐かしかったです。
そして、
こちらも5年ぶりです。
塩貝のオオガヤ
平成22年の5月にカエデさんや高山の原生林を守る会のSさんやОさんたちと訪れて以来ですので、
やはり5年ぶり、
元気でした♪
近くには、
淡く紅色がかったアセビの花が咲いていました。
そして、今日行きたかったのは、
震災の年、平成23年の2月末に、カエデさんや花ママさんやねもしゅうさんや楢葉町教育委員会のUさんたちと観察したあの場所、、
今年も元気にコセリバオウレンの花が咲いていました♪
懐かしいです。
今年も、白く美しい可憐な花をたくさん咲かせていました。
森の中の貴重な自生地、、
ここだけは、震災以前のままの姿、何も変わっていませんでした。
心が癒されました♪
この自生地が永久にと願うばかりです。
車を止めさせていただいた空き地から歩きますと、
懐かしきわが母校、楢葉北小学校前の通りです。
震災前と何も変わっていない風景。
ただ、人々の暮らしが戻っていないです。
お昼近く、お腹がすいたので広野町の食堂にでも行こうかと思って車を走らせ、楢葉町役場前を通ったら、
なんと、
「ここなら商店街」が楢葉町役場駐車場に出来てまして、
震災前、竜田駅前にございました「武ちゃん食堂」が出店していました。
嬉しくなって「武ちゃん食堂」に駆け込みました♪
「肉炒め定食」がとっても美味しかったです〜♪
とっても懐かしく、幸せな気持ちになれました。
ごちそうさまでした♪
それから、もう一カ所行きたいところがありました。
井出川の舘ノ沢橋から眺める風景が大好きなのです。
風が強かったですが、
明るい日差し、そして、ホトトギス山を眺める景色が良かったです。
こちらも懐かしいです。
ここから実家に行く途中、竜田駅ホームを見ましたら、
竜田駅まで復旧した常磐線の電車が止まっていました。
ようやく、竜田駅まで電車が来るようになりました。
震災後、少しずつではありますが、復旧・復興に歩みを進めていますね〜
ところで、
今日、僕は、楢葉の実家の取り壊しのための現地立会でした。
昨年の1月7日に、いわき市の楢葉町出張所で取り壊し申請してから、ようやく、4月に取り壊しの運びとなりました。
今日は、環境省の担当官の方、工事を担当する共同企業体の方たちと現地立会して、いろいろ打ち合わせしました。
気持ち的には複雑ですね〜
もちろん、その前に、天神山のお墓にお彼岸のお墓参りに行きまして、実家取り壊しのお許しを先祖様に願いました。