日曜日に、ひまわり君と一緒に、埼玉県さいたま市桜区の荒川河川敷にありますサクラソウ自生地に行ってきました。
ここは、国指定特別天然記念物になっていました。
サクラソウは、以前に、カエデさんに教えていただいた阿武隈山地の自生地を見ていましたが、埼玉県は福島県よりは開花が早いだろうと思って調べたら、昨日の4月16日が「さくら草まつり」17」の開催日ということで、ちょうど見頃とのこと。
ひまわり君にも「一緒に行く?」と聞いたら、「一緒に行く」とのことで、さっそく出発しました。
宝積寺駅8時8分発の電車は、上野行なので、それに乗って大宮駅まで直行。大宮駅から埼京線に乗って武蔵浦和駅で武蔵野線に乗り換え、西浦和駅で降りて、歩くこと30分で目的地に到着できました。
ところで、、
荒川河川敷にサクラソウの自生地があることについては、9年前の6月1日に、今は亡きハルモモさんに教えていただいていました。
9年前、カエデさんやハルモモさんたちと一緒に、福島市のカザグルマ自生地の観察会を行いましたが、今となっては、懐かしい思い出です。このとき僕は初めてハルモモさんとお会いして、一緒に野生のカザグルマを観察できたのですが、とあるカザグルマの自生地で、昔はここにサクラソウが自生していたという地元の人のお話をハルモモさんにお伝えしたら、埼玉県の荒川河川敷にサクラソウの群生地があるというお話を彼女から聞くことができました。
いつかは埼玉県のサクラソウ自生地に行ってみたいと思いながら、なかなか行く機会がございませんでした。
今回、ハルモモさんからお聞きして9年目で、ようやく念願を果たすことができました。
上の写真は、9年前の平成20年6月1日に、僕がご案内したカザグルマの自生地で、花の写真を撮っておられるハルモモさんの横顔です。
今では懐かしい写真となってしまいました。
おかげさまで、お教えいただいた荒川河川敷の田島ケ原サクラソウ自生地に行くことができました。ハルモモさんありがとうございます。心からご冥福をお祈り申し上げます。
田島ケ原サクラソウ自生地は、ご覧のように、かなり広いです。
現在は、さくら草公園となっています。
彼方に、荒川に注ぐ鴨川の「さくらそう水門」が見えます。
至る所にサクラソウ由来の名前が付いています。
さいたま市桜区も、埼玉県の花も、ここのサクラソウに由来しています。
自生地には観察路が縄張りされていて、保護されています。
この日は「さくら草まつり17」で賑わっていまして、公園にはたくさんの出店が並んでいました。
多くの人々は「さくら草まつり17」に足を向けていたので、肝心のサクラソウ観察は空いていて、ゆっくりと堪能することができました。
自然に群生するサクラソウをこれだけ観察できる場所というのは、そうそうありませんよね。
国の特別天然記念物として保護されていてよかったです。
美しいサクラソウの数々、
ほんとうに魅了されました。
実は、ここ田島ケ原は、サクラソウ以外の野生希少植物の宝庫でもあるのです。
特に、絶滅危惧種のノウルシの一大群生地です。
まずは、サクラソウよりも、黄色いノウルシの群生が印象的でした。
お話しできましたボランティアガイドの方も、ここは、サクラソウよりも、絶滅危惧種のノウルシの群生地が保全されていることが素晴らしいとおっしゃっておられました。
とにかくすごいノウルシの群生です。
ノウルシの群れと群れの間にサクラソウが咲いている、
そんな感じです。
公園では、祭りのイベントがにぎやかに進んでいました。
さいたま市長さんの挨拶などもありました。
とにかく昨日は暑かった、、、
幸い、電車で来たので、僕も、出店から缶ビールを買って喉を潤しました(汗
自生地の雰囲気は、とっても素敵です。
クヌギの太い樹が疎らに見られます。
クヌギも花盛りでした。
ガイドさんに教えていただいて、白花タンポポと出会うことができました。
素敵な田島ケ原、
場所によっては、一面のノウルシです。
それでも、十分に、美しく可愛らしいサクラソウを堪能できました♪
ちなみに、ここの近くのバス停は、「さくら草公園」、
鴨川橋のモニュメントも、サクラソウのデザインです。
ほんとうにサクラソウに縁がある地区なのですね〜
実は、ここ、首都高速にも近いし、県道40号をこのまままっすぐ行けば、埼玉県庁なのです。
途中に、別所沼公園がありますが、実は、僕、別所沼公園にあった埋蔵文化財関係の事務所で、学生時代にアルバイトしたことがありました。
何か、縁があるのですね〜
今回利用した、JR西浦和駅、
駅構内も、サクラソウに彩られていました。
吉永小百合さんもご協力されたようです。
とにかく、
昨日は、
9年越しの念願がかなった一日でした。
ハルモモさん、ありがとうございました(合掌)