朝、塩原渓谷に行ったら、山に霧がかかっていて、神秘的な光景を目にすることができました。
霧が晴れあがり始める時がいいですね♪
この日は、アカヤシオツツジの花を見に、塩原渓谷に来ました。
塩原渓谷は、アカヤシオの名所なのです。
前もって開花具合を塩原温泉ビジターセンターのHPで調べてまして、この日は、まっすぐビジターセンターに行って開花具合と見所をお聞きし、出発しました。
渓谷を流れる箒川の崖に、あちこちアカヤシオが咲いているのが見えて来まして、心がはずみました。
久しぶりに目にしたアカヤシオのピンクの花です。
新緑が萌えはじめる前に咲くから、目立つし、美しいのです。
フィールドの自然も最高です。
トレッキングコースの吊り橋を渡りますと、崖の下に露天風呂(有料)がありますが、今は、崖崩れの恐れありということで、休業していました。
アカヤシオの美しい、ピンクの花が、間近に見えて来ました。
考えてみれば、僕がアカヤシオの花を眺めたのは、震災後は初めてです。
震災前は、楢葉町の井出川渓谷や木戸川渓谷、浪江町の請戸川渓谷で見ていまして、平成21年にカエデさん達とザルカブリ山から八丈石山を歩いてアカヤシオの花を観察したことが思い出に残っています。
心ゆくまで花を愛でながら、アカヤシオの花を見ることができる幸せを噛みしめました。
震災前は、季節が来れば、楢葉町や浪江町の渓谷に入ればアカヤシオの花を見ることが出来るのは当たり前と思っていましたが、震災と原発事故で入れないエリアもできてしまって、、、
改めて、自然を鑑賞できることの素晴らしさを感じました。
懸崖のアカヤシオ、、
ビジターセンターに帰って聞いたら、やはり有名らしいです。
しかし、橋の建設工事で、背景が台無しになったとか。
ビジターセンターには、橋の工事が始まる前の、自然な背景の懸崖アカヤシオの写真が大きく展示されていました。
あちこちに花が咲いていて、ちょうど見ごろ、
本当にラッキーでした。
アカヤシオが観察できるコースは、こんなところ。
「塩原渓谷歩道やしおコース」と名付けられています。
コースの林にはもイヌブナが随所に見られます。花盛りでした。
やがて、布滝が見えて来ました。
深い滝壺です。
滝の下流の渓相。
素敵です♪
滝の下流にある堰堤で対岸に渡りました。
そこには、マキノスミレが咲いていました。
そして、
小さなフモトスミレの花。
葉を見ると、斑入りのようです。
対岸でも、アカヤシオの花が咲いていました。
そして、ウリカエデの花も、久しぶりに見ることができました。
イヌブナにウリカエデの花、そしてモミが多い中間温帯林の渓谷、
何だか、故郷の楢葉町の渓谷を歩いている感じがしました。
僕の大好きな渓相です。
再び、布滝が見えてきました。
これも懐かしいフサザクラの花。
震災前の年に、富岡町の赤木地区で見て以来でした。
すごいです。
切り立った断崖に生えたアカヤシオ。
緑の松は、おそらくヒメコマツでしょう。
対岸では、イヌブナの花が満開となっています。
樹齢は分かりませんが、何十年も切り立った崖に生きていて、毎年花を咲かせるのですね。
自然のパワーを感じました。
今年になって初めての渓谷トレッキング、、
ここのところ忙しかったので、久しぶりに命の洗濯ができました。
このあたりも、もうすぐ新緑が萌え始めることでしょう。