富岡町の文化交流センター「学びの森」で、まほろん移動展の展示作業を行ってきました。
とても暑い日でしたが、展示会場の富岡町図書館は冷房が効いていてほんとうに助かりました。
7月17日(火)から8月17日(金)まで、まほろん移動パネル展「双葉高校史学部の歩み」が開催されます。これは、平成29年度に開催されたまほろん企画展「被災地の文化財 双葉高校史学部の歩み」の移動展なのです。移動展はすでに福島県立図書館でも開催され、今回が2回目です。オープンスペースのため、パネル展示のみとなりました。
前年度、企画展を開催しているとき、まほろんに来館された富岡町教育委員会の三瓶秀文さんから、移動展をぜひ富岡町でも開催したいとの要望があり、ようやく実現することができました。
富岡町は、まだ多くの人が町の外に避難しています。お盆になれば故郷にお墓参りに来る人が多いはず。地元に帰って来た人たちに双葉高校史学部の展示を見ていただき、ふるさとの歴史と文化のことに思いを馳せていただければと心から願っています。
そして、富岡町民のなかには双葉高校の卒業生も多くおられるはずなので、休校となった母校と、母校に存在した史学部の歩みの展示をぜひご覧いただければと思いました。
展示作業しているところ。
町教育委員会学芸員の木城さんが一緒に作業を頑張りました。
ここがパネル展の入口。
双葉高校と史学部の紹介です。
富岡町図書館に入って、右手に位置しています。
解説資料もございますので、ぜひお取りになり、展示をご覧ください。
部室に保管されていた写真から、史学部員の活躍が写されているカットを集めたパネルです。
まほろん企画展の時に、ご来館された史学部卒業生の方々が記憶を綴ったメモ紙を貼ってくださったので、より分かりやすくなりました。
今回もメモ用の付箋を用意いたしますので、ご記憶のある方の書き込みを期待しています。
双葉高校文化祭における史学部の展示風景や他校との交流を記録した、貴重な写真が残されていました。
昭和40年代の白黒写真です。史学部が最も活発に活動していた時代の記録です。
考古資料に記されていた墨書や、部誌「社研」「双葉史学」の一部を拡大して展示しました。
双葉高校史学部員たちは、富岡町の小浜代遺跡や、真壁城跡の発掘調査にも参加していました。そのときの貴重な写真が保管されていました。
僕も小浜代遺跡や真壁城跡の発掘調査に参加しました。
真壁城跡の調査の時は、富岡町文化センターに双高史学部員諸君と一緒に一晩宿泊した思い出があります。顧問は鎌田先生でした。
あの時高校生だった舘下君が、今は双葉町の教育長を務めていると聞いて驚きました。
舘下君の面影は、僕の記憶にあります。幼な顔を残しながらしっかりした目つきで、合宿の時、大学への進路の話を同級生としていた記憶があります。
今となっては、懐かしい思い出です。
そのものずばり、、
史学部の思い出の写真です。
何も言いません、、、
ぜひご覧になって、思い出のお友達を探してください。
おかげさまで、無事に展示作業を終えることができました。
三瓶さんも、忙しい中駆けつけてくださいました。
あとは、多くの町民の方にご覧いただけることを祈るばかりです。
展示会場は、
富岡町文化交流センター「学びの森」、
館内に入りまして、
図書館に入って、右側のフロアです。
皆様のご来館を心待ちにしております。
ところで、
展示作業をしているときに正午になりまして、
そしたら、
懐かしい、富岡町町民歌「富岡わがまち」が流れました。
僕がこのメロディを聞くのは、震災後初めてです。
震災前は、楢葉のばあちゃんのお見舞いに毎週来ていまして、富岡に買い物に行って正午になると、一斉放送でこのメロディが流れました。
泣きたくなるくらい懐かしかったです〜
富岡町よ永遠に!!!
と願います。
展示作業が終わって、
昼食は、一緒に行った山元君と、
まんまや ぼっけもん
で、
僕は、スタミナ焼肉定食をいただきました。
ニンニク風味が効いていて、麓山豚の肉が、とても美味しく、
疲れた身体を癒してくれました。
久しぶりの郷土での仕事、
何もかも懐かしく、
嬉しかったです(^^♪