写真をクリックして拡大画像をご覧ください。以下、同じです。
前回、ケヤマハンノキの花を紹介しましたが、同じカバノキ科ハンノキ属のオオバヤシャブシとヤシャブシの写真があったのを思い出しまして、ここに掲載します。
撮影したのは平成15年3月ですから、いまから17年前ですね。
あの頃は我が家にネット環境もなく、ブログとも無縁でしたので、撮影したままお蔵入りになっていました。
せっかくなので、ケヤマハンノキの花を紹介したついでに、ここにブログアップいたします。
撮影した場所は、双葉町で、今は、帰還困難区域になっています。
谷をせき止めて沼にした所の斜面にありました。
上の写真がそうです。
何がオオバヤシャブシかと言いますと、枝先から、葉芽そして雌花、続いて雄花の順となっています。
オオバヤシャブシは福島県が北限です。
双葉町のこの場所、今はどうなっているか分かりませんが、貴重な北限のオオバヤシャブシが生き残っていることを願っています。
続いて、
楢葉町で撮影したヤシャブシの花です。
こちらは、枝先から雄花そして雌花の順になっています。
雌花の花序はオオバヤシャブシもヤシャブシも同じです。
写真をクリックされて拡大画像をご覧ください。
雌花には鱗片が並び、鱗片の間に赤い花柱を観察することが出来ます。
ちなみに、オオバヤシャブシもヤシャブシもケヤマハンノキも球果の形は似たようなものです。
再び、双葉町のオオバヤシャブシの花です。
今から17年前。
あの頃は、震災が起きるなど思ってもみませんでした。
今考えると、貴重な出会いだったのですね。
こちらはヒメヤシャブシです。
平成25年5月の、高山の原生林を守る会の観察会で、米沢市で観察することができました。
多雪地帯に生殖するヤシャブシです。
雌花の特徴が、オオバヤシャブシやヤシャブシと少し異なる感じがします。
これも何かの縁なので、3種類のヤシャブシを載せてみました。