続きです
鶴岡市由良海岸の白山島でエチゴトラノオの花と出会ってから、島を回る道を歩いていたら、
なんと、ハマゴウの花と出会うことができました。
驚きました。
ハマゴウは、福島県いわき市の海岸で見て以来なのです。福島県では絶滅危惧T類の希少植物で、なかなか出会うことができません。
ところが、
白山島では、大群落で、走出枝(ランナー)が磯の岩場を覆っていて、そこから葉と花を展開する茎が並んでいました。
岩場に簾のようにハマゴウの走出枝(ランナー)が並ぶ様子は素晴らしかったです(^^♪
ハマゴウは走出枝を伸ばして自生範囲を拡大するとは聞いていましたが、目の当たりにするのは初めてでした。
あの岩場に、
ものすごい生命力ですね。
島の荒々しい岩斜面に、このように広く自生範囲を広げていました。
いわき市では砂浜での出会いでしたので、このような日本海岸の荒磯に生きるハマゴウを見て、その逞しさに感動しました。
この後、僕たちは鼠ヶ関を超えて、新潟県の笹川流れ海岸を目指しましたが、
その新潟県の海岸でも、
国道沿いの砂地斜面で、ものすごい広さのハマゴウの群落を見ることができました。
ここは、もともと砂丘斜面の海岸で、そこに広くハマゴウが自生していて、後に、国道や羽越本線の鉄道が通って、このような景色になったものと思われます。
運転してくれたみかママにお願いして、国道わきの空き地に車を止めてもらい、貴重なハマゴウの花を十分に堪能することができました。
栃木県(福島県)から来た僕たちにとっては、
もう、贅沢すぎる時間でした(^^♪
花期は終わりに近づいていましたが、青紫色の花を愛でることができてよかったです。
そして、葉の縁の白さも印象的でした。
このように、国道沿いでも羽越本線沿いでも、ハマゴウの大群落は守られています。
この群落が永遠にと願いました。
笹川流れ海岸の天然塩づくり工房に立ち寄ってから、再び山形県に入り、温海町の道の駅で一休みして、そこの海岸の岩場に行きましたら、
なんと、ここでもハマゴウの群落と出会うことができました。
荒磯の岩場にたくましく走出茎(ランナー)を縦横無尽に伸ばして自生地を確保しているハマゴウの姿に感動です。
ハマに生きる植物たちの荒々しさと逞しさを感じました。
ものすごい生命力ですね。
ハマゴウは、海岸のいかなる環境においても、走出茎(ランナー)を伸ばして、自生エリアを広げてゆくという、そういった生き方が納得できました。
日本海を背景に咲く花、
ハマゴウが自生する荒磯の沖には、粟島を眺めることができました。
素晴らしい体験でした。
日本海岸の自然の豊かさに、改めて感動いたしました(^^♪