昨日、レンゲショウマの新たな群落を見つけた山ですが、最初の目的は、オクトリカブトとアヅマレイジンソウの花がお目当てでした。
最初に、アヅマレイジンソウの花を見つけました。
東伶人草と漢字では書きますが、雅楽の奏者とか、古代の貴族を思わせるような、何となく高貴な雰囲気です。
淡く紅色と紫がかった花。
実は、トリカブトの仲間なのです。
続いて、オクトリカブトの花に出会えました。
お馴染みの淡く青い花です。
花の形は、鳥兜。古代の高貴な殿上人がかぶる帽子の形に似ています。
ここは、花盛りが始まっていました。
オクトリカブトの花は、何度見ても美しいです。
でも、全草猛毒で、アコニチンという成分が含まれているらしいです。
世界で2番目に強い毒らしいです。
このあたりは、オクトリカブトの大群落です。
蕾の方が圧倒的に多く、9月上旬が花の盛期ですね。
オクトリカブトは、鑑賞している分には、とても美しいです。
絶対に触ったり、山菜と間違えて採らないようにしましょう。
近くに、イノシシの掘り返した跡がありました。
蹄の形がくっきりと残り、まだ新しいです。
このあたりにもイノシシが出るようになったのですね。
まさかトリカブトは食べないでしょうか、イノシシに掘り荒らされると、レンゲショウマはひとたまりもないです。
なかなか駆除できないので、個体数がやたら増えていますね。
アヅマレイジンソウの花も、あちこちで咲いています。
まだ蕾の株も多いです。
このあたり、オクトリカブトの大群落であるとともに、アヅマレイジンソウの群落でもあるのです。
そのほか、多様な植物が見られ、貴重な自然です。
モミジガサとも出会えました。
栃木県の塩原渓谷で見た時は、花は蕾でしたが、こちらでは開花していました。
いろんな花と出会えましたが、そろそろ、今週は、何もなければ栃木に戻る予定です。
栃木の初秋の自然も楽しみですね。