福島県の自然保護担当部局でも、RDBの見直しにかかるとのこと。先ほどY先生にお電話差し上げたら、記録上の諸条件が提示されました。植物群落については、出来うれば株数、広範囲であれば面積の算定と標本が必要とのこと。カザグルマの群落については、データを計測する必要が出てきました。
私は、福島市南西部を植物調査のテリトリーとしてきましたが、カザグルマを確認する以前に、ミヤマハンショウヅル・トリガタハンショウヅル・ヤマシャクヤク・レンゲショウマなどのRDBにランクされる植生を確認してきました。これらを含めた愛すべき植物たちのために、これから一仕事頑張りたいと思います。
RDBの植物たちも、昔は普通に植生していた森の仲間達だったのでしょう。これらが普通に植生していただく環境を復元することが、私たち人類の役目ではないでしょうか。きれいごとではなく、仲間を失いたくありません。
小道を歩く小学生が、カザグルマをごく普通に手にして観察できる環境の復元が夢ですね。
