昨日の続きです。
素晴らしい達沢原生林の観察を行った後に、皆さん歩いて達沢不動滝に向かいました。
やはり、原生林では1時間以上観察してしまいました。だって、それだけ観察する価値があるもん。僕が原生林をゆっくりと面的に観察すれば、半日でもいられますね。
達沢原生林を出発したのが午前11時なので、達沢不動滝に到着して昼食になりますね。そう言えば、そろそろお腹へってきたー!!!
達沢川沿いの道を、あちこち観察しながら、思い思いに不動滝に向かいました。
途中、道沿いの空き地に大型観光バスが一台停車していたのですが、ここに乗っていた人たちは何処に行ったのでしょうか。
ミステリーバス?
それは、滝に着いてからわかりました。
川の近くには、すでにサラシナショウマの花が咲き始めていました。
他にも、タマブキやイヌドウナも花咲き始めです。
そうそう、達沢原生林を出てから話題になったナガミノツルキケマンも、随所に咲いています。
道路脇の側溝に、オタマジャクシがたくさんいるというので、皆さん注目しています。
何のカエルのオタマジャクシなのでしょうね。
12時少し前に、達沢不動滝に到着いたしました。
これが雄滝です。
見事な滝に見とれて、写真を撮影される方も多いかったです。
高山の原生林を守る会観察会では恒例となっている記念写真を撮りおわって、
昼食にしました。
皆さん、思い思いにお弁当を食べています。
なかには、自宅で漬けたキュウリの糠漬けなどを皆さんにふるまわれる方もおられます。
キュウリの糠漬け、とっても美味しかったですよ。ごちそうさまでした。
今朝の天気予報では、気温が30℃となり暑くなりそうだったので、僕はセブンイレブンで買った冷やし中華で昼食。ところが、12時現在、気温はあまり上がりませんでした。
滝の近くは、冷涼で肌寒いくらいです。
だったら、ガスボンベとこんろを持参して、暖かいラーメンを食べればよかったなーと思いました。
今日は、不動滝に100人ぐらい人が集まっていて、先ほど出会った大型観光バスで埼玉県越谷市から来たという子供会のご一行様のほかに、何と、滝をバックに超美人モデルの撮影会まで行われていたのです。
僕は、滝周辺の自然も気になったけど、可愛いモデルさんも気になって仕方ありませんでした。
なはは…は……、
僕も川べりに降りていってモデルさんの写真撮りたかったけど…。
必死に理性の力を発揮して我慢しましたー(笑)
滝近くの渓谷は、このような自然林。サワグルミの高木などが林立しています。
何となく鬱蒼とした感じです。
埼玉県から来た子供たちは、滝の瀑布の内側に入って遊んでいます。
もちろん、びしょぬれです。
寒くないのかなー。元気だなー!!!
青空で晴れていれば、滝に虹が見えるのですけどね。
滝の上空は曇り。時折瞬間的に日がさしますが、虹になってくれませんでした。
皆さんに達沢不動滝に輝く虹を見てもらいたかったですー!!! 残念!!
滝の下の流れを渡って、対岸の斜面に登ってみました。
ソバナの美しい花が咲いていましたよ。
不動滝の西側の斜面を登り詰めて、真横から滝を眺めてみました。
壮観ですねー。下を見ると、ちょっと怖いくらいです。
12時40分に出発ということで準備をしていると、幹事のSMさんたちが木の上を眺めて、何かを観察したり撮影しています。
僕も木の上をみたら、何と、着床シダの仲間でオジャグジデンダです。
「Mさん、これオジャグジデンダ?」
「そうだよー」
僕も急いでカメラをかまえ、撮影いたしました。
オジャグジデンダは、平成16年8月の裏磐梯野鳥の森観察会で、シダに詳しい塩川町のY先生に初めて教えていただいて覚えることが出来ました。
懐かしい思い出です。
ここのオジャグジデンダの着床数はすごいですね。
感激しましたー。
こんなにすごいのに、8月14日の下見の時は、気づかなかったです。
きっと、滝ばかり見ていたからでしょう。
それと、ジャコウソウに出会って、満足したからかなー???
人間、満足すると、視界がしぼんでしまうんですねー。
実感いたしました。
反省!!!
皆さん、改めてオジャグジデンダが着床している古木を見とれています。
これも、今回の観察会の大きな収穫になりましたね。
いよいよ達沢不動滝を後にして出発。
「戊辰の道」に行く途中の斜面で、ウリノキを発見。
皆さんで、しばし観察いたしました。
明日に続きますね。