夏休みも最後の週になり
今週は、
比較的ゆっくりと
時間が流れる様になりました。
忙しい毎日が過ぎ
もう気がつけば
秋の風がさらさらとしていて
栗やドングリがそこら中に・・・。
ハンモックに揺られ
はしゃぐお子さんの声も
どことなく
遠くで聞こえるように感じます。
今日は
この時期いつもおいでになる
ご夫婦がみえました。
2qも離れた別荘地から
歩いていらっしゃいます。
年は70代くらいでしょうか
ご主人は背が高くやせていて
奥様はややふくよか。
右半身が不自由のご様子で
ご主人がいつも手をつなぎ、
ゆっくりと足下を確認するように
歩いていらっしゃいますので
2qとはいえ、
かなりの時間をかけておいで頂いていることは
容易に想像できます。
「アイスカフェオレを2つお願いします。」
とオーダーを頂き
その飲み物をテーブルに運び終わると
「ありがとう・・・では・・いただきます」
と言って軽く会釈をされました。
「ごゆっくりどうぞ。」
私にとって
日に何度も繰り返すこんなやりとりですが
そのご主人の発する「いただきます」には
特別な響きを感じ、
非常に感動し、熱いものがこみ上げてきました。
全てのものに対して
心からの感謝を表しての「いただきます」に聞こえたのです。
私が淹れるコーヒーでは
申し訳けなく思えてなりませんでした。
しばらくの後
いつものように
ハーブの苗を2鉢お買いあげいただき
手をつなぎながらお帰りになりました。
往復だけでも
半日がかりではないでしょうか。
それでも
わざわざ当店までお越しいただき
本当に
頭の下がる思いです。
もっともっと
那須高原HERB'sを
磨かねば・・・
私自身
もっと、もっと成長しなければ・・・
ご夫婦の後ろ姿に
たくさんの事を教えられました。

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