俺のYMO好きとDURAN DURAN好きは一部で有名(なのか?)ですけど、
その嗜好の過渡期にJAPANがいる訳ですよ。
(その時代・音楽に詳しい人なら流れは分かると思うけど)
で、そのJAPANの最高傑作でもあり、ラスト・アルバムでもあるのが、
『Tin Drum(錻力の太鼓)』('81)なのですね。
ちょうど某紙でこの作品の特集があったので、先日買って読みました。
その中で、ワールド・ツアーにギタリストとして参加した土屋昌巳氏が、
彼らのレコーディングの手法について興味深い発言をしてたので、
要約してみます。
『Davidがアコギを弾きながら歌い、そのアコギを消去して残った歌に
各人がDavidと意見をぶつけ合いながら、それぞれ自分のパートを録音。
だから、一人一人は、自分以外のパートで何が起こってるか知らない。
さらには、全員がコードという概念がなく、
自分が弾いている音が何なのかも知らない状態。
つまりは、全員が旋律を作っていて、
それが合体した時にとても複雑な和音になったり、カッコよくなったりする』
うむむ、雅楽か?(;・∀・)
そうやって、神経衰弱的ともいえる
自分たちの美学のみで作り上げたアルバムからのシングル"Ghosts"が
バンド史上最高のUKチャート5位なんぞを記録するんですが、
これまたUKチャート史上「最もヒット曲らしくないヒット曲」でもあるんですわ。(笑)
"Ghosts"
http://www.youtube.com/watch?v=rmfg_7MN_Kc
で、JAPANといえば、David Sylvianでもあるけれど、
やはりMick Karnの独特のフレットレス・ベースなのですね。
JAPAN解散後に出した初ソロ・アルバム『Titles』も大好きだった。
(車かタイヤのCM曲にも使われたハズ)
ま、実は解散後の各人の活動は全く追い掛けてないけどね。
ちなみに、人生初の生ライヴは、
Steve JansenとRichard Barbieri参加の一風堂なのさ。(* ´艸`)
(Tin Drum/ JAPAN)

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