◆「アポルオンを呼ぶ声」セッショントレーラー
幻想世界
オリジン――彼の地において
明けない夜の担い手ダスクフレアを除いて最悪、いや災厄とも呼べる魔物を一つ挙げよと人に問うたら、誰もがこの名を挙げるだろう。
巨大と呼ぶには大きすぎ、強大と言っては言葉が足らぬ、
最大最強の黄泉還り「アポルオン」
だが、その力の強大・凶悪さ故に人々はそれにあらゆる意味で打ち勝とうとして試みることを止めず、試みの一つの頂点として、アポルオンさえ操る禁断の死霊使いの術を編み出した。
そして襲来する
ダスクフレア“海の魔王”シャリード。
十分な数のカオスフレアが揃わぬ事を重く見た寺院は、
毒を以って
毒を制するべく禁断の召喚を決定する。
代償は一人の少女の命。そして、少女の前にカオスフレアの輝きに包まれた黄泉還りが立った時、絶望と苦難に彩られる少女と南海の未来は侵略される。
侵略者の名前は――希望の夜明けを呼ぶ、カオスフレア!
「異界戦記カオスフレア アポルオンを呼ぶ声」
――それは復活の物語。
◆「アポルオンを呼ぶ声」ハンドアウト
PC1 シナリオパス: レア・ユーディットへの思慕 PC4からの○○
推奨コロナ:執行者 指定ミーム/ブランチ:オリジン/リターナー(男性推奨)
推奨クイックスタート:恩讐の黒騎士
君は一度死した後に弔われず、創造主の呪いによって黄泉還り―アンデッド―として今一度の生を受けた。
君がアンデッド特有の、生者への怨念に縛られずに動いていられるのは、カオスフレアと呼ばれるほどのフレアの輝きに寄るものだろう。だが、それだけではない事を君は知っている。カオスフレア以外にも燃える炎。それはいわば、
恋の炎 だ!
君が野良黄泉還りからレアという少女を助けた時、君の胸にはカオスフレアに勝るとも劣らぬ炎が燃え上がったのだ。
PC2 シナリオパス: シャリードへの敵愾心 PC1からの○○
推奨コロナ:聖戦士 推奨ミーム:フォーリナー 推奨クイックスタート:界渡りの戦士
君には追うべき敵がいる。君がこの世界にきた理由は定かではない。だが、やるべき事を定めるなら、“海の魔王”
シャリードを討つ事だろう。
シャリードは海の魔王の二つ名に相応しい巨大な身体と、すさまじい魔力を持ち、君が世話になっていた村を一撃の下に海の底へ沈めてしまった。そう、一撃で。奴の目的は、このオリジン世界を等しく、冷たく暗い海底へと没することだろう。
だから君は奴を追った。と言っても、その途中で黄泉還りに襲われる少女を見捨てるなんて、君に出来る筈が無いのだが。
PC3 シナリオパス: レア・ユーディットへの悲しみ PC2からの○○
推奨コロナ:星詠み 推奨ミーム:オリジン 推奨クイックスタート:剣の聖女
君は今、一人の少女を連れて旅をしている。少女の名はレア。
旅の目的は、彼女を生け贄に捧げて超ド級にして最強の黄泉還りたる
アポルオンを意のままに操る事。そう、彼女には死霊使いとしての稀有な才能があったのだ。
ただ、下手な島一つほどもあるアポルオンと、一人の命を用いてまで戦わねばならぬ相手がいた。
そう、それはダスクフレア。君のフレアでは、奴に有効な打撃を与える事が出来ず、君はどうしてもそれが歯痒かった。
PC4 シナリオパス: 栂尾薪への感服 PC3からの○○
推奨コロナ:光翼騎士 推奨ミーム:特になし(飛行状態になるか、BS【水中】を無効化できる乗り物があると良い)
推奨クイックスタート:宇宙の荒武者
君はカオスフレアとまで呼ばれるほどの、強い命―フレア―の輝きを、その身に宿したひとかどの人物だ。
君の勇名はミームを超えて広くとどろき、敵陣に置いても一目置かれるほどの存在だった。
そしてある晩、君の下に一振りの剣と、それを寄り代にした少年の幻が現れた。少年の名は“最初のカオスフレア”栂尾薪。
死してアンデッドとなった後も、そのフレアで意識を保ち、多くの英雄を導いてきた介添え人。
その彼が君に告げた。
「貴方の力が必要なんです。―
あのダスクフレアには、僕では勝てない」
かの英雄に頼まれ事をされるのも悪い気分はしない。君は早速話を聞くことにした。

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