ポスティングシステム(入札制度)を利用して
米大リーグ移籍を目指している
西武ライオンズの松坂大輔投手(26)が15日、成田空港で会見し、同投手に対する30日間の
独占交渉権を獲得した
ボストン・レッドソックスについて、
「昔からある名門チーム。数多くの名選手が出ている」と好印象を語った。
入札金額が日本人選手としては過去最高の
5111万1111ドル(約60億1000万円)という高額になったことについては「自分の思った額のはるか上をいってビックリ。評価をしていただいて、選手としてはうれしい。その反面プレッシャーもある」と心境を述べ、
一番対戦したい打者については
「僕の中ではイチローさん(マリナーズ)」と語った。年俸交渉などをへて松坂とレッドソックスの契約が完了すれば、
入札金は西武球団に支払われる。
<引用>(読売新聞) - 11月15日22時44分更新
これほどの金を払ってまで選手を獲得するところが
ダイリーグである。
西部球団にとっては
60億円という大金が舞い込むのだから、これはホクホク顔だろう。夕方
ラジオで聞いたのだが、ある方が
「西部だけで育ててきたのではない。パリーグ全体で育ててきたようなもの」といっていた。さらに
「コミッショナーの力で一部をプロ野球選手の年金に当てられる積み立て(基金)に向けられないものか」と付け加えた。
現在、どこの球団も
赤字経営が続いている。にもかかわらず選手の
年俸はどんどん上がっていく。そうなれば、球団の財政はますます厳しくなる。入場料も上げざるを得ない。観客は減っていく。野球人気がなくなる。というふうに
悪い流れが出来てしまう。
選手もある程度の
我慢が必要であろう。相手あっての松坂なのだから筆者も西部だけの収入でなくても良い気がする。もちろん、今回の松坂だけではない。
これだけ
トップ選手が渡米してしまっては、日本のプロ野球のレベルがどんどん下がってしまいそうだ。逆に日本野球に
助っ人としてやってくる
メジャーの外人選手は、昔から
2流選手といったイメージが強い。
3月に行われた
WBC(世界ベースボ−ルクラシック)で、
王ジャパンが
世界の頂点に立つといった快挙を成し遂げた
立役者こそ
松坂投手である。メジャーのどのチームも食指を伸ばし注目していた。もちろん、それに値する投手である。果たして個人に入る
契約金、年俸はどのくらいになるのだろうか。
高級な松阪牛も、きっと
高給の松坂投手に驚くであろう。

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