きょう
14日はご当地
会津の伝統行事「団子さし」である。午前中からお昼に掛けて、
会津坂下町の
初市に行って来て、縁起物の
風車と
起き上がり小法師を買ってきた。
坂下市(ばんげいち)は
奇祭「大俵引き」があるが、
3時からなので見ないで帰宅した。夕方
テレビを見たら今年は
赤が勝ったようだ。
赤が勝てば
「米の値段が上がる」ということだが、今のご時勢そんなことは
100%あり得ないことは衆目の一致するところ。ちなみに
白が勝てば
「豊作になる」ということである。一昔前までは、いずれにせよ
農家には何とも都合のよい結果が待っていたわけである。
午後家に帰ってから、
団子さしの準備に取り掛かった。スーパーから買ってきた
「だんごの木(ミズキ:会津ではミズノキと呼ぶ)」を神棚に吊るすのだが、いつも
親父がやっていたのを、今年は
筆者が担当してみた。吊るし終えたところに、ちょうど親父が帰って来て、
「こうやるんだ」と言わんばかりに、
はさみを持ってきて
剪定を始める。団子を刺すところの枝を切って、
団子を刺しやすくする必要があったわけだ。
色とりどりの
鯛や
小判、
団子の飾りものを取り付けた後、
本物の団子をつけて完成する。団子は、娘との
コラボレーションで
亀とヘビの形にしたものを作った。亀は
縁起物である。昨年は
我が家の亀の大脱走で運が減っている傾向にあるので、何としても団子にでも頼るしかないところ。また、
ヘビは
金運をもたらすものであるから、これまたあやかりたいところ。
この団子は
19日に食べることになっている。昨年も書いたが、
「20日の風にさらすな」と言われている。つまり
20日の
「大寒」まで置いてはいけないということになる。この団子を
味噌汁に入れて食べ
無病息災を願うわけである。
●関連記事
「団子さし&初市」2007.1.14

手作りの亀、ヘビ、小判、ダンゴ。幼稚園児の粘土細工より見栄えがしない。

飾り付けられた団子さしと風車

家族数プラス1の数を買ってくる起き上がり小法師。そうすれば福が舞い込むという。左側は単三の乾電池。

役場前に飾られている大俵。長さ4m、高さ2.5m、重さは5トンある。左はミニ俵で、子供たちの俵引きに使われる。

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