【第1弾】
昨日は
妹から午前中に
電話で要請があって、急きょ午後から
水稲の
種まき作業の手伝いに行くことになった。昨年就職をした息子の
Hくんが仕事の都合がつかず、戻って来れないとのこと。
「人手が足りないのでは大変だろう」ということで、
女房も同伴し駆けつけたのだ。妹のところへの
種まき手伝いは初めてである。
到着するとご主人の
Kさんは準備万端であった。お茶をいただいてから、
2時に作業を開始。我が家で実施している種まき作業とは
育苗箱の形が違う。いわゆる
「ポット式育苗箱」というものなのだが、筆者は初めて目にした。箱そのものも実に
軽量にできている。
播種機は、やや水分を含んだ
床土、
種もみ、
覆土と順に入って行く仕組みである。
箱も重ねておくだけでローラーの上を
自動で流れていく。
1時間30分ほどで播種作業は終了した。総枚数は
348枚。
明日の朝妹夫婦が二人で苗代に据え付け作業をやるとのこと。シートをかぶせるため
風のない早朝の作業になるわけだ。しかし夕方になるが、邪魔にならないほどの
小雨がパラパラ降るだけで、ほとんど
無風状態である。筆者は
「人手があるんだから、できるところまできょうやった方がいいべ」と声を掛けた。妹夫婦は
「待ってました!」と言わんばかりに、
「そうしてもらえると助かる」と喜んだ。
Kさんが、
割布と呼ばれるネット状の被覆物を買いに行ってくる間
30分ほど
休憩した。今春就職したばかりの
姪のYちゃんが実家に帰っている。
Yちゃんと
娘が作った
クッキーやパンなどをいただいた。
Kさんが帰ってきて
作業が再開。苗代への
ベタ付け(据え付け)は
20年ぶりの作業になる。それでも箱が
軽くて弾力性があるから並べやすい。全部並べてから、今度は
シート被せ作業である。これがなかなか厄介なもの。シートは全部で
3枚重ねる。下から順番に、
ポリエステルのシルバーシート、
割布(ネット布)、
透明の有孔ポリ。それでも風がなかったため、スムーズに進んだ。ぬかるみを歩くのは容易ではなかったが、
5時30分までにすべての作業を終えることができた。
終わってから、
ビール、
出前で取って頂いたた
タンタン麺、ミソラーメン、野菜炒め、餃子をご馳走になった。翌日の作業がなくなった
妹夫婦のホッとした顔を見ているだけでこちらも
満足でき家路に着いた。

ポット式育苗箱専用の播種機

苗代に据え付けられた苗箱

シートの被覆後、最後の仕上げをするKさん
【第2弾】
きょうは
朝5時から恒例となった
種蒔き作業。作業開始時間までに
Iさん宅に到着した。きょうの
播種箱数は4月7日に土詰めをした約2,850枚である。
I さんは、前日からひとりで播種機のセッティング、種もみや覆土の準備をしている。
今年の大きな改良点は覆土を入れる作業を土詰めのとき利用した土台を利用したことである。覆土を入れるのがなかなか大変な役目であった。これが省略されたのだから作業は順調に進むだろう。
今年のスタッフは、流れ作業なので配置はほぼ
例年通り。
I さんは
総監督で、種もみ入れ、水調整の他にフォークリフトでのフレコンパック(覆土入り)搬入である。
I 夫人は箱を播種機に入れる役。昨年覆土入れ役であった
Bさんは、I 夫人のところに箱を持って来る役目に替った。
女房は播種機から出てきた箱をエンピロに手渡す役。
エンピロは箱を
軽トラックに積む役。I さんの従兄弟の
Tさんは軽トラックで箱をハウスに運ぶ役と
レギュラーポジションに変わりはない。ビニールハウスでの箱並らべは
エンピロの親父、毎年手伝いに来てくれる
Bさんの奥さん、
I さんの長男と
I 夫人の実家のこども3人(中高生)。今年も総勢
12名。
この播種機は、
1時間で約500枚が処理できる高性能機種なのだが、
昨年より早いとは
「ハウス組」の意見である。我が家のヒトメボレの播種のとき、種もみが落ちずに覆土してしまったものが
18枚ほどあった。
30a分なので
75枚蒔くわけが57枚になってしまった。足りない分はI 家のひとめぼれの苗を頂くことにした。
午前7時30分までに
1,200枚以上の播種と箱並べが終わった。家に帰って朝食を済ませ、
8時30分から作業が再開。その後作業は順調に進んだ。
区切りのいいところで30分の
「こびり(小昼)」をとった。
「こびり」については何回か説明したので省略させていただきたい。きょうは
アンミツを美味しく頂いた。
川越市(埼玉県)の菓子も頂戴した。大変仲のよい
Bさんご夫妻の
「夫婦(めおと)漫才」を今年も堪能させていただいた。
10時40分に作業が再開したが、またしても
ハプニングが起きた。
I 家の「コシヒカリ」の種もみがなくなってしまったのである。結局は
「ひとめぼれ」を
308枚蒔いて間に合わせた。最後は
T家の分の
600枚の作業に入る。今度は軽トラックではなく、
1.5トン車なので
300枚ずつ、
2台で運ぶことにした。種もみもぴったりでトラブルもなく
午後1時10分にすべての作業が終わった。
さすがに
2日続けての種まき作業は辛いものがある。きっと明日は体がパンパンだろう。
●関連記事
「水稲播種作業」2007.4.15付け
覆土を土台に載せたところ
箱を入れる部署
播種された箱を取り出し軽トラに積む作業。水が加わるので重くなる。

美味だったアンミツ

1.5トン車に300枚を積み終えたところ。

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