エンピロのネタ箱　復刻版

　きょうは「陣内貴美子トークショー」に参加してきた。これは湯川村生涯学習推進本部、湯川村青少年育成村民会議、総合型地域スポーツクラブ「ゆがわＭｙまいクラブ」が主催したもので、入場は無料。村民以外も入場可能で、同僚のＨＴさん夫妻と同席した。演題は「バドミントン人生から得た夢・挑戦」。

　陣内貴美子さんといえば、現在はスポーツキャスターとして活躍されているが、バドミントン選手としてバルセロナ五輪に出場し、世界のトッププレーヤーとして高い評価を得て活躍した。１９６４年熊本県八代市生まれで熊本中央女子高校（現熊本中央高校）卒。高校２年から全日本代表選手として活躍している。

　きょうは、トークショーということで、聞き手にエフエム会津の岡田友子さんをお迎えしての対談形式。１時間３０分にわたり、バドミントンを始めたときから、現役時代のエピソードやスポーツ界の裏話などを盛り込んだ楽しい話を披露してくれた。

　身長は１６８ｃｍあり、テレビで見るよりはるかに小顔で、文字通り八頭身の美人である。ご主人は、広島、日ハムで活躍した元プロ野球選手の金石昭人氏。現在は野球解説者をしながら、東京麻布に「かねいし」というお好み焼き店を経営している。

　陣内さんは会津に何度か来たことがあるそうだが、ホテル泊まりで慌しい移動のため、ゆっくり会津の美味しい料理とコメを食べたことがなかったとのこと。きょう美味しいご飯を食べたと話していた。

　小学校４年のときからバドミントンを始めたが、負けず嫌いの性格が自分を成長させたという。姉も一緒にバドミントンをやっていたが、大らかで優しい気持ちが災いしてか目だった活躍ができなかったらしい。小学生のときは背が小さく、バレーボール選手のジャンプを見て、大きくなろうとジャンプして登下校して歩いたという。

　中学校のとき、管内中学校の代表選手で構成される「強化部」に所属し、走り込みで鍛えた「根性」が後の活躍できる原動力になったと話す。バドミントンに求められるものは「瞬発力」「持久力」と「予見力」だそうである。「予見力」とはシャトルがどの方向に来るとか、どこまで飛ぶとかシャトルの動きを見極める能力のことである。岡田さんがタイミングよくツッコミを入れたが、確かに「頭がよくないとうまくなれない」ということだろう。

　その点では、歌手である新沼謙二の奥さんであり、全日本代表選手、世界のトップとして活躍した湯木博恵さんがずば抜けた才能を持っていたらしい。小４のとき全日本選手の合宿で模範試合があり、アウトのはずが何回もインとジャッジされるので、判定に抗議し、それを受け関係者がコートを計測すると、バックラインが、正規のサイズより５センチ長かったそうである。湯木選手の距離感の精密さ、自分の技量に対する自信に、目が点になったという。これが陣内さんのバドミントンをやろうという闘志に火をつけた要因であることは間違いない。

　取材活動を通して、「挨拶」「物を大事にすること」「感謝」「仲間意識」「努力」という学校では教えてくれないことを学んだという。イチローが当初報道陣に対して口数が少なかったのは、自分の意志とは裏腹なことが報道されたことがあり、「発言は影響力があるので、よく考えながら慎重に話さないといけない」と話していたという。

　「運動」は「運が動く」と書くくらいだから、どんどん運が動くように体を動かして欲しいと話していた。朝起きる前に、寝床の中で体を動かしてから起きると心筋梗塞等の病気を起こすことも少なくなるという。筆者もこれから実践してみようと思っている。

　高橋尚子の話題も出たが、シドニー五輪のマラソン選手選考で、陣内さんが天満屋の選手の名前を度忘れしたので、エンピロが、すかさず「山口衛里！」とサポート（助け舟）した。選考レース後のインタビューで山口選手の言葉が印象強かったと話した。山口選手は「相手が失敗するのを待ったり喜んだりしたくないから、トレーニングを精一杯やった」と話したという。実にすばらしいスポーツマンシップだと思ったという。

　昨年、聞き手を務めた岡田さんの講演会を聞く機会があった。きょうは事前に打ち合わせする時間がなかったと思われるが、見事な進行ぶりを見せてくれた。さすがはチーフディレクターの地位にあるベテランアナウンサーである。二人の巧みな話術と歯切れの良いトークショーに満足して帰路についた。


●関連サイト　ＪＳＰＯＲＴＳ「陣内貴美子の気まぐれシャトル便」


●関連記事　「講演：人を引き付ける話し方（１）」2007.7.19付け　

●関連記事　「講演：人を引き付ける話し方（２）2007.7.20付け


配布されたトークショーのチラシ


写真撮影禁止なので、講演が終わったあとのステージを撮影。


持っていたケースに特別に頼んでサインを頂いた。サポートしたお礼か？（笑）

　２日前、桑田佳祐のエイズ啓発ライブコンサートについて記事を書いた。そのとき、新聞記事を読んでいて全く勘違いをしてしまったことがある。まもなく気がついたから良かったが、こんな勘違いをするのは筆者だけではないと思う。勘違いの全容は次の通りである。

　このコンサートを開いた会場の名前が「パシフィコ横浜国立大ホール」となっている。ご存知の方も多いと思うが、横浜市には「横浜国立大学」と「横浜市立大学」がある。筆者はてっきり「横浜国立大学」が所有するホールでコンサートが開催されたのかと思ったのである。「パシフィコ横浜」なる存在を知らずに、「横浜国立大学」の先入観がある人は、勘違いしても決しておかしくはないだろう。

　実は、「パシフィコ横浜国立大ホール（国立横浜国際会議場）」は「パシフィコ横浜　国立大ホール」であって、「パシフィコ横浜にある国立の大ホール」であったわけだ。たった半角スペースひとつでこうも違ってくるのである。正直なところ、自分の勘違いをよそに「よくも紛らわしい呼び名をつけたものだ」と呆れ返っていた。国立大学が何故５０００人も収容できるようなホールを所有しているのかと不思議がっていたのである。翌日、コンサート会場を検索してみて初めて誤りに気がついた。

　国の建物なのに、名称をつけるときに誰からも疑問やクレームが出なかったのだろうか。今更ながら不思議でならない。


●関連サイト　「パシフィコ横浜」

　きのうの朝、テレビから「長崎は今日も雨だった」の歌声が聞こえてきた。前川清に何かあったのかと思った。毎朝ほとんど「めざましテレビ」を見ているが、きょうも軽部アナの軽妙なしゃべりが聞こえてくる。テレビに近づくと、歌っているのは何とサザン・オールスターの桑田佳祐ではないか。解説を聞くまで、桑田佳祐が歌っているとは思わなかった。

　聞くところによれば、エイズ啓発ライブイベント「ＡＡＡ（アクト・アゲンスト・エイズ）」のライブ公演最終日(パシフィコ横浜 国立大ホール）とのこと。今年は「昭和８３年度！　ひとり紅白歌合戦」と銘打ち、故美空ひばりから倖田來未まで６１曲（５３曲＋アンコール８曲）の名曲を、七変化で３時間１５分にわたって熱唱したらしい。すごいのは歌だけではない。ギャラなしでコンサートをやったのである。すべてはエイズ撲滅キャンペーンのため。自分のギャラに相当する部分はすべて寄付に回すという。ちょっとマネのできないことだろう。

　最後には和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」を歌ったようだが、これも和田アキ子になりきっているというか、ひやかしでもなく、照れもなく堂々と歌っているのが素晴らしい。さすが歌唱力のある歌手のやることだ。６１曲といったら半端な数でもない。カラオケで「字幕」を見ながら歌うのとは訳が違う。筆者が歌を聞いて育った１９６０年代から１９８０年代の歌が中心で何とも心地良いばかりである。もちろん、１９９０年代、２０００年代の曲も入っている。「昭和８３年度・・・」というタイトルが実にいい。筆者もいまだに「昭和であれば今は何年」というふうに使っている。何年経過したかが分かりやすい為だ。

　ＷＯＷＯＷではこのステージを生放送したという。残念ながら我が家はＷＯＷＯＷを契約してはいない。ＷＯＷＯＷには５千件を超える問い合わせがあったという。「感動した」「再放送はないのか！」「今からＷＯＷＷＯＷを契約するから再放送をして欲しい」などである。よくわかるような気がする。演歌、ムード歌謡曲、フォーク、ニューミュージック、ポップス等なんでもこなすのだから。老若男女を問わず幅広い人からの支持を仰いだ結果といえよう。アラフォーならぬアラフィフ世代の筆者には懐かしい歌のオンパレードである。是非とも再放送を実現して欲しいものだ。その場合はＷＯＷＯＷを契約している人に録画を頼むことにしたい（おぃおぃ）。さらに、機運が高まればライブのＤＶＤやＣＤ発売までに発展する可能性もありそうだ。　

　きょうは、前に柿の渋抜き(柿さわし）に挑戦した会津身しらず柿の開封予定日。早速仕事から帰って箱を開けてみた。「開けてビックリ玉手箱」ではないが、初挑戦なので出来具合が気になるところ。初めからやや傷んでいた柿も混じっていたが、見たところ、いい具合に渋が抜けているように見受けられる。あとは、皮を剥いて食べてみるだけだ。

　傷んだものを先に食べなくてはならないので、止むを得ず、傷ついたものから先に皮を剥いてみた。台所で夕食の準備をしていた女房にも、とりあえず試食してもらった。一切れ食べただけで、女房は「おいしいー！」と声を上げた。ほんとに美味しかったようだ。傷んでやや軟らかくなっていた分、甘さも増していたのだろう。

　焼酎をたっぷり付けたので、脱渋がスムーズにいったのかも知れない。炭酸ガスで渋抜きをする方法もあるようだが、やはり会津では焼酎を使った伝統の渋抜きが似合う。さわし柿は傷みが早いので、あとは、どのくらい保存できるかである。２箱あるので、多くの人に試食してもらいところであるが、なるべく無駄にしないようにしたいものだ。

　きょうあることに気がついた。１０日目を開封日に設定したわけだが、きょうは「９日目」であった。実は１１月を３１日あるものとして計算したようだ。だが、十分に渋が抜けていて、軟らかくなったものも相当ありそうなので、早めに開けたことが奏功したようだ。この分であれば１週間でも大丈夫だったかも知れない。今回は「災い転じて福となす」と言ったところだろう。

●関連記事　「会津身不知柿渋抜き」2008.11.24付け


開封した会津身不知柿の「さわし柿」。


箱から出した柿。中央は１０円玉。大きな柿であることがわかる。


皮を剥いた会津身不知柿。８等分してちょうど良い大きさである。均等配分は筆者の得意技。クリスマスケーキなどの切り方は筆者の役目である。

　昨日、注文したメガネが仕上がって届いた。「超　気持ちいいー！」と声を出してしまうほどよく見える。さすがは遠くも近くも見える「遠近両用メガネ」だ。

　自慢の「遠近両用メガネ」を紛失したのは９月のことで、もう２ヶ月以上も前のことになる。無くした場所で毎朝、休日のときも含めて１週間以上探したが見つけることはできなかった。メガネと言えども高価なものなので、簡単には諦めたくなかったのである。しかも２月にフレームを交換したばかり。そればかりではない。メガネを探すために、知人から借りた「金属探知機」を借りて探していて、その探知機を壊してしまい、同じ商品を買って弁償したのである。回りからは「買った方が早い」と言われたが、それでもなお捜索を続けたのである。

　断念してからも、新調することなく古い「近眼用メガネ」で代用してきたのだが、古いメガネは「遠近両用メガネ」ではないので、不便を来たしていた。老眼が激しく、ただの近眼用メガネではデスクワークができない。メガネを掛けたままでは新聞や書類など細かい文字を読むことができないのである。それで職場では、ほとんどメガネを掛けていなかった。遠くも全く見えないわけではないので、それほどメガネの必要性を感じなかったのも事実。実際に運転免許も「眼鏡使用」ではない。しかし、夜はメガネナシでは不安で運転はできない。ただ、どうしても掛けたり外したりの動作が煩わしいので、注文することにした。

　値段も勉強していただいたが、３万８千円。メガネを初めて買った業者のＡさんいわく。「メガネを無くしたエンピロさんがかわいそうなので消費税はおまけしましょう」少しでも負担が少ないのはありがたいことだ。メガネの大型チェーン店で買えば、２万円程度で買えるだろうが、Ａさんとはメガネを初めて買ったときからの付き合いなので、どうしても他店に浮気はできない。これはエンピロの断れない性分で止むを得ないところか。Ａさんにとっても、筆者は壊したり合わなくなったりで何回も買っているお得意様だ。

　ちなみに、金属探知機は３８，８５０円（税込）掛かった。メガネと合わせた総支払額は振込手数料などを含め７７，０００円を超えた。女房からは「定額給付金」の８０００円が給付されただけ。これではどう見ても「低額給付金」にしかならないだろう。

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１月に鼻パッドが折れた遠近両用メガネ。修理せずにフレームを交換したが、そのメガネは写真には撮っておかなかったのでアップできない。レンズはＨＯＹＡ、フレームは自慢のチタン合金製であった。


昨日仕上がった遠近両用メガネ。


遠近両用メガネ（左）と古い近眼用メガネ。今のデザインはレンズがやや細めで、流行のやや若者向きか。Ａさんに「遠近両用らしくなくていいですよ」と薦められた。

　昨日は、ダキさんがエンピロの上着を間違えて着て行ってしまったことを書いた。運転代行が迎えにきて、車のキーを渡そうと思い、ポケットに手を入れてキーがないことに気づいたときは、さすがに顔が青ざめた。

　カギを取りに行ったため、帰りが午前２時とかなり遅くはなったが、無事家に到着していた。常連客なので、いくら酔って車の中で寝ていても家まで届けてもらえる。さすがは契約運転代行である。

　クローゼットで着替えをして靴下を脱ごうとしたとき、ハプニングは起きた。酔いが回っているため、よろけて転んでしまったのである。床には女房の衣類が入っていた収納ボックスが置いてあった。筆者の体重が加わったのだからたまったものではない。収納ボックスは見事に壊れ破片が飛び散ったのである。音に気づいて女房は目が覚めて声を出したようだが、起きては来なかった。

　翌朝、女房が「よくもやってくれたわね。弁償してよ！」と怒っている。さらに輪を掛けて「そんなになるまで、飲んでこんなねのがよっ？（飲んで来なくてはならないの？）」と呆れ返っているようだ。さらに脱ぎっぱなしのズボンを見ると、裾のほうが汚れている。何故汚れているかはわからない。

　昨日の朝、テレビを見ていると、４次会まで同席していたＵさんから電話が来た。なんと財布を忘れてきたとのことである。運転代行に乗って途中で財布がないのに気づいたそうである。「南京」に電話をしたところ、後で店を出た人に渡したそうである。筆者は酔っていて全く記憶がない。ダキさんにすぐに電話をしたが、「爆睡モード」に入っているようで電話に出ない。携帯の留守伝に事の始終を話しておいた。

　やがて、ダキさんから電話が入った。「Ｕさんの財布を預かっている」とのことだった。Ｕさん宅に届ける約束ができていたようだが、ダキさんが我が家を回って、一緒にＵさん宅に行くことにした。筆者もＵさんの家に行ったことがあるわけではないが、大体の場所はわかっている。このあたりだろうと眺めていたら、大きな蔵に「Ｕ」と書いてあったのでわかった。屋敷も広く、家は由緒ある家柄を偲ばせる大きな佇まいである。蔵座敷を見させていただいた後、お茶を頂きながら、３人で前夜の余韻を楽しんだ。

　さて筆者のズボンの汚れであるが、ダキさんの報告によれば、ラーメン店でどんぶりをひっくり返してしまい、スープが掛かっていたことが判明した。３次会では途中で眠ってしまい、そのころから記憶は相当薄れている。どんぶりをひっくり返したことも記憶になく、上着を違えて着ていたことも、全くわからないでいた。覚えているのは収納ケースが壊れたことだけである。　


見事に壊れた収納ケース


ラーメンのスープと思われる汚れの付いたズボン。クリーニングに出したばかりのスーツを着て行ったのだが…。先月映画「春色のスープ」を見てきたが、ズボンは「冬色のスープ」になってしまった。