房総勝浦方面の
旅日記も今回でいよいよ
最終章となる。
御宿(おんじゅく)町の
「月の沙漠」を見学した後、
昼食を勝浦でとることにしたのは、ちょっとしたわけがある。
B級グルメで
グランプリを獲得した
「勝浦担々麺」を食べることが当初の行程に盛り込まれていたからだ。市内には
担々麺を売りにしている店がたくさんある。
ウェブサイトや
観光マップを頼りに店を探すが、お薦めでトップに出て来るのは
「江ざわ」である。ナビを頼りに山間地の抜け道を進んでいき、
午前11時40分頃に到着した。昼食時の時間帯もあるが、予想通り、
人気店らしく既に
30人以上が外で待機している。これは
2時間待ちと言ってよい状態。別な店を探すべく、すぐに退散となった。
2番目の候補として向かった先が、
勝浦市鵜原(うばら)にある
「レストランこだま」。ほぼ
正午には到着したが、鵜原は午前中、散策してきた
勝浦海中展望台が近くにある。この日は勝浦市内を端から端まで行ったり来たりを繰り返した。ここでは、さほど待たずに席に座ることができた。店内には有名人の
色紙・寄せ書きがたくさん飾ってあった。この店も人気のほどが窺える。
エンピロは普通の
担々麺を注文した。
スープは結構辛く、玉ネギと挽き肉がベースとなる。県外で食べるラーメンはそれほど期待してはいないが、
汗を掻きながら美味しく頂くことができた。
近くの
外房線鵜原駅で
くろぞおさんとはお別れとなる。鴨川市内の
実家に立ち寄って行くとのこと。ここからは
成田山新勝寺に向かうことにした。
いまちゃんが
スマホナビを設定したが、ナビは瞬時に
最短コースを選択した。山越えの裏街道を進み、
「江ざわ」に向かったときの
国道297号線(大多喜街道)に出るというもの。しばらく国道を進み、若者に人気の
「いすみ鉄道」が走る
大多喜を通過した。左手には
大多喜城が目に入った。車窓から眺めるだけでなく
写真にも収めた。やがて、
圏央道「市原・鶴舞IC」に到着した。
圏央道が
房総半島をどのように走っているのか、
予備知識がなく、当初は海岸端の
市原市内まで行くのかと思っていたが、
茂原ICがあったことで、
「市原・鶴舞IC」がかなり
内陸部にあることが後でわかった。ナビが最短時間の
圏央道を選択したことが容易に理解できた。
松尾横芝ICで降りて、
芝山町を通過して
三里塚街道を抜けて、ようやく
成田山新勝寺に到着。境内に入った時に
スマホの
バッテリー切れ寸前で撮影不能。
いまちゃんが車に戻って
簡易充電器を持ってきてくれた。
デジカメは前夜に充電するのを忘れていたため、既に
電池切れ。
「痒い所に手が届く」とはこのことだろう。エンピロは3度目となるが、
成田山新勝寺が
初訪問となるメンバーが大半でスケールの大きさに驚く。節分の時に相撲取りなど著名人が豆まきをする本殿の大きさに圧倒される。
モスラーさんは
朱印帳を持ち歩いている。
しか〜しさんもここで
「ご朱印帳」を買い求めたようだ。
成田山と言えば
「米屋の羊羹」が有名。帰り際にみやげ用の
羊羹を買い求めた。
これで今回の予定された訪問先は全てクリアした。後は帰路に就くだけとなる。
成田スマートICから
新空港自動車道に入り、
成田JCTから
東関東自動車道に移り、
大栄JCTで
圏央道に入った。ここから
久喜JCTまでは初の走行となる。途中
牛久観音や
筑波山を眺めながら進んでいった。
久喜ICで降りて
モスラーさんを自宅まで送り、4人で帰ることになった。
ダキさんが
白岡の味噌ラーメンを食べたそうに振ってきたが、時間の都合上、今回はパスすることで了解を得た。ここからは
ダキさんが
運転を務めることになった。
エンピロとしか〜しさんは後部座席で
缶ビールを頂いた。
羽生PAで
夕食をとり、栃木県を縦断するように
東北自動車道を北上し、
阿武隈PAで
トイレ休憩をした。ここで
いまちゃんに運転士が交代となった。
郡山南ICで降りて、
郡山駅で仙台市に向かう
しか〜しさんと別れた。
磐越道経由で
会津に向かったが、エンピロは自宅まで送ってもらった。到着は既に午後9時を回っていた。
今回も
天候にも恵まれ楽しい旅を満喫することができたが、
ワゴン車を提供し運転の大役を買ってくれた
いまちゃん、綿密な打ち合わせやスケジュールをもとに旅を
企画してくれたダキさんを始め、参加者全員に感謝を申し上げたい。これで今回の
旅行記は完結した。お付き合いして頂いた
ゲストの皆さんにもお礼を申し上げたい。

行列のできる店の筆頭格
「江さわ」。30人近くが外で待機していた。
「レストランこだま」で何を食べるかメニューを眺めるメンバー。

壁には訪れた著名人の色紙が並ぶ。

玉ねぎの他に野菜は入っていない。中辛を注文したが、かなり辛く汗を掻きながら美味しく頂いた。

無人駅の鵜原駅でくろぞおさんとお別れ。

車窓から大多喜城を撮影。

成田山の山門

線香の煙にあたるダキさんといまちゃん。

遠くからこの塔が見えた。

本殿。節分では著名人による豆まきが行われる。

いまちゃん撮影。提灯に書いてある字が読めないと話題になる。

成田山に来て、米屋の羊羹を買わない人はほとんどいない?エンピロは甘党でここの羊羹を好んで食べる。

牛久観音の後ろ姿を拝みながら圏央道を進む。

右手には筑波山が目に入る。

羽生PAで食べたザルうどんとかき揚げ。
【追記】2017.9.27

途中まで同行したくろぞおさんからコメントを頂いて、提灯の字が判明した。
「魚がし」と書いてあるとのこと。
「魚河岸」のことである。築地の成田山講の寄贈らしい。

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