「待ちぼうけ」は漢字で
「待ち惚け」と書く。
待ち疲れてぼんやりすることだが、
「待っていた人が遂に来なかった」時の様子を表す。我が家の
ミルにとって、決して待っている人が来なかったわけではない。
玄関で
女房の帰りを待っている
ミルの姿が愛おしく、思わず
カメラを向けてしまった。
玄関マットに座り女房を待っていたが、
「お母さんの帰りを待っていんのが」と声を掛けたら動いてしまった。
筆者よりも女房の帰りが遅いことが多い。女房によれば、筆者が遅い時も玄関で待っていることがあるらしい。
車庫に車を入れている
音で、筆者が帰ってきたことがわかり、ミルが
ワンワンと吠えている声が外まで聞こえる。
歓迎モードなのだろう。玄関のドアを開けて
「ただいま」と話すと、居間あるいは食堂にいた
ミルが迎えにやって来る。当然ながら
抱っこをして
「そうが。迎えさ来てくっちゃのが」と声を掛けてやる。ちなみに、筆者が
飲み会で
夜中に帰ってきた時は、決して吠えることはない。夜中に吠えたのでは家族に迷惑が掛かることを理解している。
「待ちぼうけ」は
小学校の
国語の教科書に出てきた。
ウサギが切り株にぶつかり、たまたまウサギを捕まえることができて、その後も味をしめて、ずっと待っていた…云々だったと記憶する。
「2度あることは3度ある」ならまだしも、1回あっただけで、2回目もあると思うのは少し
早計の気がする。
賭け事の世界も同じだろう。筆者と言えば、
一攫千金を狙うわけでもなく、どちらかと言えば
地道な部類に属すると思っている。

玄関マットで待っていたミル。声を掛けると動いてしまった。

「何だって帰りが遅いなあ」というような顔をしているミル。

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