きょうは、
白河市の
JA福島厚生連白河厚生総合病院内にある
PET画像診断センターで
PET−CTがん検診を受けてきた。これは、2ヶ月前から
「JAふくしま復興コース」に
予約しておいて、
女房と一緒に検診を受けることにしておいたもの。
11月22日は語呂合わせで
「いい夫婦の日」となっているので、夫婦が健康で暮らせるよう願いを込めて、敢えてこの日を選んで予約した。
4年前は
11月13日だったが、同じく二人で検査を受けている。
PETとは、
「Positron Emission Tomography(ポジトロン・エミッション・トモグラフィ)」の略でがんの早期発見、治療に有用な
画像診断ができる検査である。
がん細胞は正常細胞よりも多くの
ぶとう糖を取り込む性質(3〜8倍)を持っている。ぶどう糖に似た
検査薬(18F−FDG(フルオロデオキシグルコース)と呼ばれる
「放射線の目印があるぶどう糖」の薬を注射することにより、体のどの部分にがんがあるのか、目印になった放射線により知ることができる。つまり、検査薬から発する微量の
陽電子を画像化することによって、
初期のがんを早期に発見できるという。
検査の流れを簡単に説明したい。受付を終えてから、筆者の検査開始は
午後2時だが、
女房の開始は
午後2時20分となっている。初めに
身体測定をして、身長・体重のほかに
血圧・血糖値も測定をする(約15分)。次に、
問診でPET検査の説明を受け
同意書にサインをしてから
薬(FDG)を注射をする(約10分)。そして、
安静室にて、
1時間ほど安静にしている。部屋は
テレビ付きだが、隣室の人の迷惑にならないように
イヤホンで見ることになっている。
スマホはネットが繋がらないので役に立たない。500mlペットボトルの水を飲みながら係から電話が掛かってくるまで待つ(約60分)、なお、検査前に
排尿を済ませる。検査そのものは
20分〜25分程度で終わる。その間、体を動かさないよううにしなければならない。検査が終われば、また安静室で休む(30分)。これは検査薬が身体から抜けるのを待つためのもの。検査が終わるまでは
約2時間を要する。なお、1日に検査を受けられるのは
12人までとなっている。
待合室で女房の検査が終わるのを待つ。検査を受けた人には病院内の
レストランでの
食事券(1,000円分)が
支給される。昼食をとっていなかったが、さほど空腹感はなかった。
午後4時になったが、遅めの昼食となる。
エンピロは
「カレーとハヤシの2食盛り」、女房は
「ハンバーグセット」を注文した。どちらも味がよく満足した。おもわず従業員に
「美味しかったです」と話し掛けた。
デザート(ゼリー)と
飲み物が付いて
1000円であれば良心的と言ってよい。
ちなみに、
PET−CTがん検診を個人で受けようとすれば、一人当たり
10数万円掛かる。
「JAふくしま復興コース(年間1000人)」に申し込めば、一人
41,000円で受けられるのだから、これほどありがたいものはない。1回受ければ2度目は受けられないと思っていたが、担当部署に確認したところ、
複数回の検査がOKということを確認したので再度申し込んだ次第。41,000円の負担も決して小さいわけではないが、
ガンの早期発見と
治療を考えれば
「背に腹は代えられない」と言ったところだろう。毎年
職場で受けている
健診では発見できない部位のガンまで早期発見できるのだから、これからも定期的に検査を受けることとしたい。
車中談だが、
エンピロが
「自己負担が41,000円となっているのは、結局食事代1000円分が含まれているんだよな」と話すと、
女房が
「そう言われれば、そうだよね」と納得し、2人で顔を見合わせ笑ったのは言うまでもない。このような穿った見方をしている人は恐らくいないだろうw 自己負担が少ないうえに食事が大変美味しかったので、何ら不満はないことを申し添えたい。

JA福島厚生連 白河厚生総合病院(地域がん診断診療連携拠点病院)PET画像診断センターのリーフレット。

午後4時30分近くになって、レストランからの景色も薄暗くなってきた。

この時間帯だけに客は我々だけ。

最初にサラダが運ばれる。冷えた野菜とニンニク風味のドレッシングが美味しい。

エンピロが注文した「カレーとハヤシの2食盛り」

女房がオーダーした「ハンバーグセット」

アップしてみた。ボリュームもあり味も実によい。

最後はホットコーヒーで締める。

病院の出口の交差点で、家全体がイルミネーションで飾られているのを見つけ、思わずデジカメを取り出し撮影してきた。民家でこれだけのデコレーションを施したのを今まで見たことはない。

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