地元幼稚園の
卒園式が
20日(火)におこなわれ、来賓として出席してきた。
来賓控室で
さくら湯を頂いた後、会場の
ゆうぎ室に向かった。今年も
卒園児と
年中組の
イスが用意されているだけで、
年少組のイスはない。
年少組は人の話に耳を傾けることができず、すぐに飽きてガヤガヤが始まってしまうという理由からで、止むを得ない措置と言えよう。もう何年にもなる。
午前10時に、卒園する
33名(男子15名 女子18名)の園児が担任の先生に先導されて入場してきた。
過去3年は
男女の数の差が大きく、特に
昨年は男子が女子の2倍になっていたと記憶する。今年は久しぶりに女子が多かった。開式に続いて、
園歌斉唱、教頭からの
園事報告と続き、
教育目標、
基本方針、今年度の
重点目標など園経営の概要が報告された。
続いて、園長から園児一人ひとりに
卒園証書が授与された。卒園証書を受け取った園児は卒園証書を会場に向けて掲げ
「大きくなったら○○○になりたいです」と大きな声で宣言する。筆者は卒園式への出席が
7回目になるが、この気の利いた
演出を毎年楽しみにしている。そして
保護者席で立って待っている親に
「ありがとう」と言いながら卒園証書を手渡す。ここで我が子どもの成長ぶりに感激し涙ぐむ
母親の姿があっても不思議ではない。卒園証書を受け取りながら子どもの頭を撫でる親がたくさんいた。今年は珍しい現象が相次いだ。卒園証書を広げながら泣きだしてしまう園児が5、6人いたのだ。親の元に行っては泣きだす園児もいた。
担任の先生、
園長までが
涙ぐむ姿が見られた。教え子に対する愛情だろう。
卒園児は将来何になりたいかについては、毎年
メモをとって
ブログネタにしている。今年はが
ケーキ屋さんが
8人でダントツだった。以下
警察官が2人、
漫画家2人、
看護師2人、
動物園の飼育員が2名と続く。スポーツ選手は
サッカー選手が1人のみと少ない。
ゲームプログラマーや
科学者も見られた。
大工、
美容師がいたが、恐らく
親の職業である確率が高い。
「JA職員」も登場し、思わず拍手を送りたくなった。
親の職業を継ぎたいという気持ちほどうれしいものはない。
除雪車のオペレーター、
スキー場で働く人も登場した。現場で働く人の姿を見て憧れたに違いない。今年も残念ながら、ウケ狙いの
「嵐(アラシ)」、
「エグザイル」、
「AKB」と言ったところは登場しなかったが、
「アイドル」が1人いた。そして1番感動したのは、
「ママ」、
「パパ」がそれぞれいたことだ。愛情を注いでくれた親への
感謝の気持ちの表れと言ってよい。
その後、
園長式辞、首長の
来賓祝辞と続いたが、それぞれの挨拶の中で、
「おめでとう」と呼びかけられると
「ありがとうございます」と声を出して礼をする。さらに、
「あいさつをしっかりしましょう」などの
呼び掛けにはタイミングよく
「ハイ」の
返事もする。これは感動ものである。
保護者会長の
FTさんは
来賓祝辞で
「園長はじめ諸先生方の愛情あふれる指導のお陰と感謝している」と話していた。いい環境の中で子どもたちが健やかに育ったことが窺える。
来賓紹介が終わると、いよいよ
年中児の入場となる。開式から
50分ほど経過している。先にも触れたが、挨拶が終わってから入場するのは挨拶している間にざわつくことのないようにとの措置だが、年中児は騒ぎ出すこともなくよく指導されている。卒園児は最後まで落ち着いていて、さすがに
“最上級生”の貫禄と言ったところか。3年間幼稚園に通い、頼もしいほどの成長ぶりに、先生方、保護者が眉を細めるのは想像に難くない。
卒園式もいよいよ大詰め。いつもながら
「お別れのことば」は涙を誘う。いわゆる
「呼びかけ」というものだが、練習の成果を余すところなく披露した。タイミングよくピアノ演奏が始まり全員で
「思い出のアルバム」を歌う。いつもながら目にハンカチをやる母親の姿が目に入る。筆者はこの歌を聞くたびに目頭が熱くなる。そして耳にしたことがない
?「こころのねっこ」と続いた。
そしてこの日のメイン曲である
「さよなら ぼくたちの幼稚園」の合唱が始まると、何人もの涙ぐむ母親の姿が目に付く。たくましく、頼もしく成長した我が子の姿に感極まるのは無理もない。最後に、
保護者代表の
OSさんが
「先生方が毎日園児を温かく迎えてくれた。子どもたちは友だちという宝物を手に入れることができた。親子共々大切な思い出を頂いた」と
謝辞を述べ卒園式が終了した。そして、鳴りやまぬ拍手の中を卒園児が退場して行った。なお、卒園児は
4月6日、
2つの小学校でそれぞれ
入学式を迎える。

入場

保護者、来賓らが暖かく迎える。

年中児の入場。

お別れのことば。卒園児と年中児が向かい合って呼びかけをおこなう。

お別れのことば。年中児

卒園児の退場

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