尾瀬ヶ原散策を終えて
山小屋に到着したのは午後4時30分。
1番風呂は逃したが、それほど風呂が混雑していたわけでなく、ほぼ
3人用の
風呂にそれぞれが順番待ちで体を温めた。当然ながら
尾瀬では自然保護のための排水を考慮して、山小屋ではせっけんを置いていない。ちなみに、
食器洗いも
洗剤を利用していない。
夕食は
午後5時30分からとなっている。夕食まで少し時間があるので、部屋で
食前酒の
ビールで乾杯。この日の歩いてきたコースを振り返りながら会話が弾む。夕食の時刻がやってきて
食堂に向かう。食後は部屋でまた
酒で
懇親を深める。エンピロが持参した
「飛露喜」を飲んだ後、ダキさんが用意してくれた
米焼酎「ばがねっか」を頂く。当然ながらお代わりの
氷をもらってある。
談話室で
午後7時30分からは
尾瀬の花に関する
スライドショーが開かれた。何度も見ていて、花の名前に詳しいメンバーは参加しなかったが、
エンピロに
モスラーさんが付き合ってくれた。宿泊客
13人ほどが集合した。今まで聞いたことがない花が半分以上あった。尾瀬には
高山植物がいっぱいあり、とても覚えきれるものではない。
モスラーさんも
植物図鑑を買い求めるなど、
尾瀬の花に詳しい。そのせいか、
30分間のスライドショーの
半分は眠っていたようだ。(おぃおぃ)
部屋に戻ると、きれいに
布団が敷いてある。
いまちゃんと
あおちゃんのコラボによる巧みな
布団敷で、床に就く場所も指定されている。
いまちゃんは
ダキさんに新調した
45リットルの
ザックの
背負い方を
レクチャーしている。体力にやや不安なダキさんが少しでも
負担が少なくなるようにとの
思いやりに他ならない。布団を敷いたので、
モスラーさんと廊下で
「ばがねっか」の
飲み直しをした。
デジカメを
充電してスライドショーに持って行ってから、部屋に持ち帰ったのだが、デジカメが見当たらない。どこで手放したのか
記憶がないのだ。
物の紛失は珍しいことではないが、朝起きてから探すことにした。
エンピロは
午前2時50分に目が覚めてから朝まで眠りに就くことができなかった。
猛獣のような
いびきが鳴りやまないからである。
午前4時30分過ぎになると全員が起き始めた。尾瀬の朝は早い。
デジカメはいまちゃんとエンピロの
布団の中間から出てきた。
午前5時を過ぎるとそれぞれが
身支度を整え、
午前5時30分には外の
風景を見に出ていった。
天気予報によれば、この日は
天気がよく、回りの山々もはっきり見えるだろうと思っていたが、あいにく
ガスが掛かっていて回りの山は見えない。
6月に見ることができた
「ダイヤモンド燧」や
「逆さ燧」の再現はお預けになってしまった。我々メンバーの
日頃の行いが悪いとは思えないのだが
、「逆さしうち」かと自分を攻めたくなるのは無理もない。
腰を下ろして休んでいると、ダキさんらが前日
東電小屋で話をされたという
K原さんがやってきた。
竜宮小屋に
居候していると謙遜されていたが、
ガイド(有料)をされているようだ。
尾瀬を始めとする山に関することや、
登山に
写真にと造詣が深い。年齢は
王貞治元監督と同じというから、
78歳ということになる。
背筋がピンとして、しかも
ダンディーである。吸い込まれるような話しぶりにしばらく聞き入ってしまった。
山小屋に戻り
朝食をとる。朝食を済ませると、山小屋の主人から
コーヒーの
サービスがあった。我々への
特別サービスに頭が下がる。何と、先ほど話をさせて頂いた
K原さんがコーヒーを運んできてくれたのだ。山小屋の主人の
H原さん、ガイドの
K原さんといい、
尾瀬ヶ原と
韻を踏んでいるだけでなく
尾瀬ヶ原の申し子と言っていいだろう。

風呂上りに食前酒のビールで乾杯。

エンピロも入って再度カンパーイ!あおちゃん撮影。

夕食でお約束の撮影をするモスラーさん。

料理は油を使わないものが大半。洗剤を使わない食器洗いに対応している。

部屋で2次会が始まる。消灯の午後9時まではまだまだ時間がある。

尾瀬の花のスライドショーが始まる。覚えきれないほどの花が登場。画像に出てきた鳥の名前と説明も欲しかった。

いまちゃんがザックの背負い方をダキさんにレクチャーする。ザックは45リットルと大きい。

横になってレクチャーを眺めるあおちゃん。

一方、焼酎に酔いしれるモスラーさん。

午前5時30分過ぎにデジカメを持って外に出た。

ガスが掛かっていて回りの山々が見えない。前日の天気予報に喜んでいたが、想定外の風景だった。気温が相当低いのだろう。

K原さんの説明を受けるダキさんとモスラーさん。

回復の兆しがない。

朝食メニュー。

朝食後、従業員に撮影して頂いた。

何とK原さん自らコーヒーを運んできてくれた。

モーニングコーヒーが堪らない。

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