11月11日(日)に
麻雀大会は
2日目を迎えた。いよいよ
決勝(順位決定戦)である。
A組(1部)は4位までで、予選トップの
カメレオンさんから、
アロハさん、
タツノオトシゴさん、
ダキさんと続く。
B組(2部)は、
カワウソさん、
モスラーさん、
イワンコロフさん、
エンピロが顔を合わせた。
エンピロは
予選で6回戦を戦い、1回もトップを取ることができずに7位に大差を付けられての
最下位となった。まさに屈辱的、
歴史的大敗であった。だが、このまま引き下がってはいられない。
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)で一夜を過ごした。
「一晩我慢しただけかよ」と
ツッコミが入りそうだが、気持ちを切り替えての
心機一転である。幸いなことに、
決勝(順位決定戦)は予選の成績を持ち越さない決め事になっている。つまり、それぞれの
順位決定戦は同じ
スタートラインに立つわけだ。ただ、順位決定戦なので、5位〜8位のものが1位〜4位に繰り上がることはない。
2試合で勝負が決まる。
初戦は
エンピロが好調でコツコツと点数を増やしていく。日頃から麻雀は
上がり癖を付けることが重要だと思っている。前夜とは打って変わって調子がいい。極めつけは
「リーチ一発自摸(ツモ)ドラ5」の
親倍満だろう。麻雀をやる機会が少ないが、こんなことは5年いや10年に1回あるかないかだ。終わってみれば、
+(プラス)39点で
トップとなった。
2回戦に入っても
エンピロの勢いは止まらない。面白いように上がり続ける。イワンさんから面前で
「タンヤオドラ3」の
親満、モスラーさんからは
「タテチンピンフ」の
親ハネ満と上がり続けた。終わってみれば、
モスラーさんと
イワンさんが揃って
箱点になるという
+53点の大勝。2位の
カワウソさんが
+10あってもトップになれないという圧勝であった。2試合で
+112点(ウマ20点含む)となった。何と
予選で
−(マイナス)90点だったものが、わずか2試合で
+22に転じてしまったのである。残念ながら、このところずっと調子がよかった
イワンさんが1回もトップを取ることなく終了した。
一方、
A組(1部)では
1回戦は
タツノオトシゴさんが
トップを取った。唯一の
4年生ダキさんが
4位に終わった。しかし、ここから
ダキさんの
反撃が始まる。
2回戦に入って、ダキさんの
はい当り(ロン)や
一発ツモの声が聞こえる。終わってみれば
+44点の圧勝であった。2試合の
トータルでタツノオトシゴさんとの接戦をものにし、
総合優勝となった。
カメレオンさんは
−2点と抑えた。
アロハさんは
−34点と大きく崩れた。ここ1番の大会に強い
ダキさんの本領発揮と言ったところだろう。この結果、
エンピロは
トータル点数で一気に
4位に上昇した。予選では1年生に圧倒されていたが、最後はダキさん、エンピロの大活躍で
4年生が
一矢を報いた形となった。
エンピロの
大逆転劇の要因はいくつかある。結果論ではあるが、思い付くことを列記してみたい。
@前夜はかなり
酒が入っていて判断力が鈍っていたが、順位決定戦はアルコールが入っておらず、冷静に戦うことができた。
A前夜の大敗で気合が入り、名誉挽回、汚名返上、
臥薪嘗胆の思いで試合に臨んだ。
B予選は
大会ルールで6試合全て対戦相手が違うことになる。さらに、
時間制を設定している大会ルールは苦手意識があり、うまく対応できない。順位決定戦は対戦相手が固定メンバーで、いつもやってるスタイルで気楽に臨めた。
C序盤は小さい手でコツコツと上がり、上がり癖が付いた中盤から親で大きな点数を稼いだ。
流れ(ツキ)をうまく呼び込んだと言える。
D
ぶっ飛び(誰かが箱点になった時点でゲーム終了)を採用していなく、どんどん上がり続けて
プラスを増やした。
大会終了後、
成績を集計し部屋に戻って
表彰式が行われた。実行委員長のダキさんから
予選往路復路戦、
団体戦、
タッグ戦、
決勝個人総合などの賞品が手渡された、順位はともかく、メンバー全員がお互いを称え合い、大会を楽しんだ満足感が漂った。ホテルで
24時間を過ごすという
麻雀大会を十分に堪能した。我々は
賭け麻雀をしない代わりに、
プライドを賭けて戦っている。駅近くの食堂で
昼食をとった後、次回の
再会を期してそれぞれが帰路に就いた。
●大会成績
【予選】大会1日目 6回戦
1位 カメレオン選手 215,500p
2位 アロハ選手 206,200p
3位 タツノオトシゴ選手 200,800p
4位 ダキ選手 186,000p
5位 カワウソ選手 177,100p
6位 モスラー選手 171,900p
7位 イワンコロフ選手 165,900p
8位 エンピロ選手 116,600p
【往路】 予選 1〜3回戦
往路優勝 タツノオトシゴ選手 135,200p
往路準優勝 ダキ選手 113,100p
【復路】 予選 4〜6回戦
復路優勝 アロハ選手 129,400p
復路準優勝 カメレオン選手 115,800p
【団体戦】
団体戦優勝 1年 799,600p
団体準優勝 4年 640,400p
差 159,200p
【タッグ戦】
タッグ戦優勝 アロハ・ダキ組 392,200p
タッグ準優勝 カメレオン・イワン組 381,400p
タッグ 3位 タツノオトシゴ・モスラー組 372,700p
タッグ 4位 カワウソ・エンピロ組 293,700p
【決勝戦】大会2日目 2回戦 1部(A組)
優勝 ダキ選手 22P
準優勝 タツノオトシゴ選手 14P
3位 カメレオン選手 −2P
4位 アロハ選手 −34P
【5〜8位決定戦】2部(B組)
5位(優勝)エンピロ選手 112P
6位 カワウソ選手 −7P
7位 モスラー選手 −31P
8位 イワン選手 −74P

表彰式風景。ダキさんから賞品が配られる。

エンピロがゲットした唯一の賞。
総合5位(B組優勝)

会場となった「伊東園ホテル ニューさくら」

ホテル前での集合写真。前列左から、エンピロ、イワンコロフ、ダキ、後列左からカメレオン、アロハ、モスラー、カワウソ、タツノオトシゴのみなさん。お約束の
「はい当たり」ポーズ。

鬼怒川温泉駅から電車で帰るモスラーさんとお別れ。1年後の再会を期した。リベンジに燃えていることだろう。

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