外国青年英語指導助手の
送別会が、
7月22日(月)の
午後6時30分から会津若松市内の
ホテルで開かれた。
教育委員会主催によるもので、
保育所長・副所長、
幼稚園長・教務、
小中校長・教頭、
小学校や
中学校で
英語を担当している
先生方など、
首長を始めとする
来賓を含め
26名が出席した。
外国語指導助手を
ALT(=Assistant Language Teacherの略)と呼ぶ。退任される
アメリカインディアナ州出身の
Mさん(マー君)は我が自治体で
2年間ALTとして活躍した。
幼稚園・小学校での
英会話学習、
中学校の
英語授業サポートや
英検指導、
英語弁論大会の指導もしてくれた。
司会進行は
教育次長。
開会のことばは
教育委員の
Sさんが務める。Mさんが熱心に子どもたちに向き合ってくれたこと、子どもたちがMさんの授業を楽しみにしていたことなどを踏まえ、
感謝を述べ
開会のことばとした。相変わらず、
女子アナにも引けを取らない淀みのない
流暢な挨拶と
美声に感動した。続いて、
教育長が開会の挨拶の内容と被らないように気を配りながら
主催者挨拶をした。Mさんが
日本の文化と風土に興味を持ち
来日したことなどを紹介した。さらに
「日本の好きな作家は誰だと思いますか?」と会場に尋ね、
「吉本ばなな」と明かした。何故に彼女の作品に興味を持ったのかの説明はなかった。筆者は
“吉本絡み”で物議を醸している
吉本興業を持ち出すのかと期待したが、残念ながらそこまでの
オチはなかったようだ。
首長、
議会議長の
来賓祝辞と続いた。いずれもMさんへの感謝とねぎらいの言葉を贈った。議会議長の
Sさんは
「事務局に『英語でやってもいいのか?』と聞いたところ、『日本語でやれ』と言われたので、きょうは日本語で挨拶します」と前振りして
笑いを取った。続いて
感謝状と
記念品が贈られた。記念品が何だったのか失念してしてしまった。おそらく
地元産のコメ(コシヒカリ)あたりか。
続いて
教育委員の
MNさんからマー君に
花束が贈呈された。
MN委員は流ちょうな
英語で感謝を込め、これからの人生に幸多からんことを願い
「Thank you so much」と締めて花束を渡した。
素晴らしい英語に会場から大きな拍手が沸いた。
主賓である
マー君が
退任の挨拶をした。最初に
英語であいさつをして、
日本語訳にして挨拶をした。一緒に仕事をしてきた
教育委員会スタッフへの
感謝の気持ちがよく伝わった。
中学校長による
乾杯の音頭「Cheers!」で
懇親会に入った。ここから
約1時間30分の
懇談に入った。テーブルを移動しながらトークを楽しみながら懇談が続いた。あっという間に時間が経過していった。
午後8時30分に事務局から声が掛かった。
エンピロの
閉会のことばの依頼である。いよいよ
エンピロの出番。ステージに上がり
「これを持ちまして送別会を終了いたします」と話した。そして間髪を入れずに
「これじゃ、つまんないですよねえ」と続け
笑いを取る。
大谷翔平の
二刀流を引き合いに、
日本語と
英語を交えて挨拶をしたい旨を伝えた。
「きょうは特別企画マー君の送別会に出席頂きありがとうございます。これだけたくさんの方に参加して頂き嬉しく思います」と
日本語で挨拶をした後、
「Thank you !」とだけ話した。ここでまた
笑いが起きる。これも想定内。
参加者の中には
「二刀流と言いながら、英語は『Thank you』だけかよ」との思いもあったことだろう。今度はきちんと
英語で挨拶をした。挨拶の主な内容は次のとおり。
Thank you for your kind atend to our special event Farewell party for M today. It is my great pleasure to have a lot of paticipants in this way.
送別会が始まる前に、参加者の一人から
「最後だから『エール』を送ってやったらどうでしょうか」と
リクエストがあった。エールの予定はしていなかったが、せっかくの機会なので一肌脱ごうと決心。突然でも困るので、
マー君には名前を呼ばれたら
ステージに上がるように伝えておいた。しかし、
「フレーフレー」も
「エール」も彼に通じない。
アメリカにはそのような
文化がないのかと困惑したが、マー君が
スマホを取り出し、日本語の
「応援」を
翻訳して、ようやく
「Cheers」にたどり着いた。
会場の参加者には
「フレー フレー マーくん」で
エールをやる旨を伝え、
「Everybody please stand up」と声を掛け一同の
起立をお願いした。すぐに
大きな声で
エールを送った。マー君に
「Were you satisfied ?(満足できましたか?)」と尋ねると、
「Yes!」と返事が返ってきた。最後にマー君に向かって、
「To my regret, I could not almost have a chance to talk with you for two years. But I hope you will be succesfull in the united states of Amerika. (残念だったけど、2年間ほとんど話す機会がなかったね。でも、君がアメリカで成功することを願っているよ)」と話し、会場に向かって「
Thank you !」と声を掛けて役目を終えた。数分で終るはずが、
10分近くも壇上にいて誰が
主役なのか分からなくなってしまった(おぃおぃ)。
盛り上げに一役買ったということでご了承頂きたい。その後、全員がステージに集合し
記念撮影となった。
翌日になって、
「エール」がマー君に
通じなかった理由が分かった。
「Yell」は
「イエール」と発音する。エールは日本語であり、
英語は
「Yell(イエール)」ということになる。一方、
「フレー」は
「hooray」で
「フーレイ」と発音する。これらが通じなかったのはさすがに
ショックだった。これからは
「フーレイ フーレイ」と声を出して
「イエール」をしなくてはならないのか(笑)

エンピロのテーブル

手前が主賓と来賓席。奥は学校の先生の席。

教育委員会スタッフ席。教育次長が慌てて何かを受け取っている。

開会のことばで女子アナ顔負けの流ちょうなスピーチを披露するS教育委員。

ALTの紹介を兼ねて主催者挨拶をする教育長。
吉本ばななと
吉本興業を掛けたオチが欲しかったw

英語でやりたかったが、「事務局から『日本語でやれ』と言われた」と笑いを取って挨拶を始めた。

感謝状が贈られた。感謝状の文言(おそらく英語で書かれていた)を確認しなかった。

この大きさでは記念品は会津米ではなさそうだ。

流ちょうな英語で感謝を述べ花束を渡すMN教育委員。

乾杯では中学校長が「Cheers!」と乾杯の発声をした。

アトラクションで首長が得意の歌を披露。今回は李白の歌
「汪倫に贈る」。

閉会のことば。いよいよエンピロの出番

エール(イエール)を送るエンピロ

集合写真を撮って解散

小学校の先生を挟んでスリーショット

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