20日(金)は
春分の日(お中日)。
住職を招いて恒例の
春彼岸合同先祖供養が
午前9時から寺院で行われた。わが地区では正月、春彼岸、お盆と
年に3回、
合同先祖供養を実施している。筆者は読経、焼香が済んだ後の
方丈様の
法話を楽しみにしているが、いつも心の支えとなる話をしてくれる。
方丈様は今世界に広がっている
新型コロナウイルスを踏まえ、
「健康にはそれぞれ留意されていると思うが、心の灯、心の光、清らかなもの、いわゆる「心の主(あるじ)」を保ち続けて欲しい」と話された。また、
「肉体年齢はそれぞれだが、精神の年齢は0歳である。0歳に始まり、また0歳で新しい年を迎える。赤ちゃんのように無心で朝を迎え夕べには感謝で終わる。繰り返しの1日である」と話され、最後に
「その人なりの各々の持ってる心の力、心の灯を保持して不安な時期を乗り越えて欲しい」と結んだ。
きょうは
妹と
S叔母が
焼香のために我が家にやってきた。前もってこの日に来ることを申し合わせておいてある。
昼食タイムに合わせて来るように伝えてある。女房は朝、
モチをついた。朝食で
納豆もち、
あんこもち、
つゆもちの
3点セットを頂いたが、
昼食会は餅がメインである。手の込んだ料理はなく、彼岸定番の
天ぷらが中心となる。
妹は
フキノトウが
初物だという。我が家では何度も食する機会があった。この日のために
冷蔵庫に保存しておいて、
天ぷらにした。エンピロと女房は出かける予定もなく、昼間から
ビールを頂くことにした。仏壇の
親父とおふくろの写真は笑顔で
会話に加わっている。訪れてくれた方々の焼香を喜んでいるようだ。妹には保存しておいた
フキノトウを持たせてやった。
彼岸中は、
ムラ親戚など
「線香焚き」に行ったり来たりする。我が家も訪問先は
5戸ほどあるが、毎年
女房と
手分けしながら彼岸中に焼香を済ませている。お互いに
「御仏前(ごぶつぜん)」、
「御供(おそなえ)」を
手持ちとして供えてくることになる。お互いに線香焚きの
やり取りは
厄介なことに感じるが、訪問先の仏前で先祖に手を合わせてくることは
「元気でなんとか過ごしています」という
近況報告と思えば決して苦にはならないようだ。

読経を唱える方丈様

合掌、礼拝をする檀徒。

法話をされる方丈様

餅つき機は経過年数もあり、モーターの回りが悪くなってきた。なかなか柔らかくならない。そろそろ買い替え時期か。

つゆの味は評判がよかった。

冷蔵庫に保管しておいたフキノトウ。

彼岸にあわせて仕舞っておいたものを天ぷらに。

天ぷらはフキノトウの他にサツマイモ、椎茸、まんじゅう。

酢豚

彼岸料理の定番と言えばゼンマイの煮物。

ポテトサラダ。

黒豆

昼食会で歓談する妹、叔母、女房。

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