作業委託による
稲刈りが予定通り
9月29日(火)におこなわれた。昨年に比べ2日程遅い。2年前に発足した
「(株)AYファーム」に
刈取作業を申し込んでいたもので、今年でAYファームへの作業委託は
3年目となる。
天気予報と相談をしながら、
10日前に9月29日に
予約を入れた。きょうはやや温度が低かったが、絶好の
稲刈り日和となった。
今年は大半の圃場の
溝切りを施し、
落水も早めにやったので、圃場は固くコンバインの
クローラ痕もそれほど付かないと思っていた。しかし、
溝切りをやった後に長雨が続き、溝が喪や泥で埋まるなど排水は万全ではなかった。その結果中干しがうまくいかなかった。それでも圃場は1週間前までは
足場(圃場の状態)は良好で何ら問題がない状態だった。しかし、24日〜26日に降った
雨の影響で、やや圃場が
軟弱になっていた。
当日は
午前10時過ぎに、
担当者2名が
コンバインと
軽トラでやってきた。現場に駆け付けると、オペレーターの
Sさんが
「朝露があるので、もう少し様子を見ましょう」と話す。稲が立っていれば問題ないのだが、大半が
倒伏している。
エココシヒカリは
低肥料、
低収穫量が基本で、いままで倒伏することは殆どなかった。今年は想定外の倒伏となった。
実の入りが良いというふうに考えたい。一般のコシヒカリと比べれば倒伏の時期も遅く、倒れ方も穏やかな感じはする。
午前10時40分過ぎに作業か始まった。この日の
オペレーターは
Sさん、
補助員は
Nさんの合わせて2人。
エンピロが籾の
運搬役となる。コンバインは
6条刈り123馬力の
大型コンバインで大きい戦車のようである。稲が立っていれば高速で刈取ができるのだが、
倒伏田になると
スピードはやや抑え気味となる。時間が掛かりそうなので、
「こびり(=小昼:こびる)」いわゆる
一服休憩は取らずに作業を進めた。1筆が終わったところで
正午となり、
昼食タイムを取った。
筆者が
午後12時55分に到着すると、2人は既に
稲刈りを始めていた。
12時40分から作業を開始したらしい。
30a区画の圃場
1筆目と
2筆目は倒伏度合いは比較的緩やかである。ターンしたところのクローラー痕がそれほど付かない状態である。オペレーターの
Sさんの慣れた運転操作は目を見張るものがある。
6条刈のコンバインは
角刈り(隅刈り)を施さないで稲刈りが可能。
エンピロは軽トラックで
カントリーエレベーターに
モミを運搬する役割。コンバインの
籾タンクには
フレコンパック約1.5杯分が入るという。
4筆目の区画に移動したときに女房が準備してくれた
お茶や
バナナで
もぐもぐタイム(こびり)を取った。さらに後で届けてくれた
ナシも食べた。
3筆目、4筆目は
根こそぎ抜けてしまった稲株が刈取部に詰まるなど、何度も
ロスタイムが生じてしまった。これは土壌が柔らかいだけでなく、
根の張りがイマイチよくないとの意見も耳にする。
5筆目の小さな圃場(約5a)も
倒伏が激しい。何とか終わり、残りは翌日午後からという手段もあったが、
Sさんは
「きょうのうちに仕上げましょう」と話す。遠くの圃場に移動するときは
午後4時30分を回っていた。
最後は離れた圃場に
コンバインの移動となる。移動だけでかなり時間が掛かる。エンピロがカントリーに籾を運搬して戻ってくると、ほどなくコンバインがやってきた。この
圃場(20a)も早い段階で落水してあるので、圃場がパンパンである。だが、
取水口付近が
草が生い茂っていて、軟弱なところがあり、
ロスタイムを作ってしまった。
Nさんが
「フレコンバッグを2つ持って来ると会社の軽トラで運搬ができる。そうすればカントリーの最終受付に間に合う」と提案してくれて、そのように対応することにした。最後は
ライトを付けての作業となったが、
午後6時前に全ての刈取りが終わり、すべてを
カントリーに搬入することができた。
141.5aの稲刈が無事に終えることができたことに感謝したい。

前日には軽トラに燃料を補給しタイヤに空気を注入した。重量の籾を積むので空気圧は高めにしておく。

午前10時過ぎコンバインが自走してにやってきた。運搬用トラックが空いていなかったという。

早めに来てフレコンパックを装着して待機。

エココシヒカリだが実の入りは十分。

作業開始

コーナーは斜め刈りをやってターンしていく。

残った部分は最後に逆回りで刈り取る。

オーガ(籾搬出用筒)から出てくる籾。マスクをしていたがゴーグルを忘れた。目に細かいホコリが入ってしまう。

午前11時過ぎに女房が「こびり」を持ってきた。軽トラ荷台から撮影。

平日だが、稲刈り日和でカントリー搬入が賑わってきた。

詰まった稲株を除去するオペレーターと補助員。根っこと土がついた株が上がってしまった。

中にはフレコンパックの向きが誤って装着され、フォークリフトが後ろから釣る風景も見られた。

稲が詰まってロスタイムが数回発生。

倒伏が1番酷かった圃場(苗代)。大型コンバインならではの刈取りとなる。

いよいよ最後の圃場。

午後5時を回りカントリーもライトを付けての作業になってきた。

西の空には夕焼け。明日も天気がよさそうだ。

最後はライトを付けての刈取り作業。午後6時前にはすべての籾をカントリーに搬入して作業が完了。

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