エンピロのネタ箱　復刻版

　３０日の夕方に餅をついた。前夜にモチ米をうるかしておいた。「うるかす」は「水に浸す」の意。暮れの餅つきについては何度か話題にしてきたが、ここ会津では２８日か３０日にモチをつく。どこの家も２９日だけは餅つきをやらないのだが、これには確固たる理由がある。

　２９日についた餅は「苦餅（くもち）」といって縁起が良くないとされる。「苦を持つ」ということを嫌って、先人は常に縁起を担いできた。ギャグ（ダジャレ・親父ギャグ）好きのエンピロにとっては親しみを覚えてならない。ただ、「２９（福：ふく）」という語呂合わせもあるはずだがという疑問は残る。ついた餅は丸めて３０日か３１日に神棚に供える。

　モチ丸めとなれば以前は娘の出番があった。エンピロはどうもモチ丸めが下手なのか、丸めたモチにヒビが入ってしまう。エンピロは昔から丸めるよりも丸められることが多かった。ちぎり方次第で丸めモチの良し悪しが決まってしまうこともあるはず。片栗粉のまぶし具合も影響する。エンピロは長らく手を出さずに撮影に専念している。

　ついた餅は２升。昨年の１．５升より多い。実は「餅つき機（２升用）」を新調し、今回が使い初めだったのだ。親父が亡くなってから餅の消費量が減っている。食べたモチのメニューであるが、「納豆モチ」、「つゆモチ」、「あんこモチ」の定番が揃った。女房が今年も実家からもらった小豆（あずき）を使って「あんこ」を作った。飾り餅は３１日に神棚や仏壇に供えることにした。


９月に買い求めた「餅つき機（２升用）」。今までの餅つき機は１．５升用。


もち米を蒸す。


餅をつく。「つく」というよりは「こねる」だろう。


ちぎり方は大きさごとに大中小の３種類。最低でも大１個、中７個、小７個は必要。


もち丸めが完了。


つゆ餅のつゆ。ゴボウと鶏肉が決め手。


餅でも乾杯は欠かせない。


定番の納豆餅。ネギをトッピング。


つゆ餅は使う具で決まる。鶏肉とゴボウの相性が良い。


あんこ餅。手作りあんこがいい。


実家からもらった「かぶ」で柚子入り千枚漬けを作った。


日本酒で乾杯。

　女房が２８日（月）に珍しい生き物を撮影した。スマホで撮影したものを見せてもらったが、何の種類の動物なのかわからなかった。小動物には違いないのだが、あまり見かけない動物のようだ。女房の兄に写真を見せたところ「アナグマ」の子どもであることがわかった。

　女房によれば、居間から外を眺めると、池の排水溝から何やら顔を見せているものが目に入ったらしい。今度は玄関のドアをそっと開けて撮影したのだが、なかなか逃げようとしなかったという。まだ子どもなので警戒心が強くなかったのかもしれない。それにしても動物の子どもは可愛い。

　アナグマの名前は耳にしていたが、実物を見たことがなかった。タヌキやハクビシンはよく見かけることがある。畑の作物を荒らすのはハクビシンと決めつけていたが、これでアナグマも加わることが判明したと言ってよい。タヌキ、ハクビシン、アナグマはこの辺りの「三大害獣」と呼ぶにふさわしい。ニホンアナグマについてＷikipediaで検索してみたのでリンクしておきたい。ちなみに、わが国ではタヌキやアナグマなどをひっくるめて「ムジナ」と呼ぶことがある。

●関連サイト　「ニホンアナグマ」Ｗikipediaより


【１２月２８日】

池の排水溝である塩ビパイプから顔を出すアナグマ。女房撮影。


ズーム。スマホの写真をデジカメで撮影。


女房はＬＩＮＥで数人に写真を送っていた。

　福島民報が毎年実施している「読者が選ぶ県内十大ニュース」が１３日に発表になった。これは予め用意された５０項目の中から、読者が１０項目を選んで応募し、得票順に多い方から１０項目を「今年の十大ニュース」とするもの。要項・応募方法・賞金等（総額１５万円）の内容は例年と変わりはない。エンピロは毎年欠かさず応募している。女房も一緒に加わり女房の名前でも応募している。今年は応募総数が応募は１,５５０件であったが、全項目的中者が１人誕生した。福島市の男性には賞金３万円が送られた。１２人が一つ違いで１万円が送られた。昨年エンピロが全項目的中したことは記憶に新しい。

　毎年、「なんとかひとつ違いでも」と祈りを込めて応募している。組み合わせはすべて変えて応募している。全項目的中は至難の業であり、毎年「１項目違い」を目標にいろんな組み合わせを考えている。全項目的中者がいない場合、抽選で「１項目違い」に当たれば１万円がもらえる。ただし、「ひとつ違い」が多ければ、抽選になり必ず当たるわけではない。過去には「ひとつ違い」に３通も的中していながら当選に至らなかったこともある。

　筆者は締め切り（１０日正午）の前日までにホームページにある応募フォームを使って応募した。今年は民報からの連絡がなかったので全項目的中はなかったが、１３日の新聞に１項目違いで入賞しているではないか。そればかりか女房も同じく１項目違いで入賞した。ちなみに一昨年は女房が「１項目違い」で複数当選している。これで３年連続当選入賞したことになる。

　なお、福島民報の２０２０県内十大ニュースは次の通り。

（1）「エール」全国で大反響　高視聴率マーク…1247票

（2）中合福島店　１４６年の歴史に幕……………1019票

（3）新型コロナ感染拡大　県民一丸で阻止　……1009票

（4）東京五輪　来年７月２１日福島で開始　……776票

（5）飲食店爆発１人死亡　３００棟超に被害　…772票

（6）政界の重鎮　渡部恒三氏死去　………………700票

（7）ＪＲ常磐線が９年ぶりに全線再開　…………668票

（8）全国新酒鑑評会　県産酒３３銘柄入賞　……604票

（9）処理水海洋放出懸念　意見公募で最多５０００件超す582票

（10）磐城ナイン　甲子園で堂々 　………………444票


　新聞を見て知った親戚・友人・知人らから電話やメールが届いた。ただし、名前が小さく掲載されただけで、全項目的中し顔写真が載った昨年には及ばない。せっかくなので、ＬＩＮＥで交流をしているしている友人らにも吉報を届けた。新聞記事を撮影した写真を添付して送った。知り合いも１項目違いで入賞していたのでお祝いメッセージを送った。

　最近は「ヨミ」がよく、当たり過ぎて怖いくらいである。組み合わせを変えて何通りも応募することがコツである。ちなみにエンピロと女房が外したのは第５位の郡山市で起きた「飲食店爆発１人死亡　３００棟超に被害」である。やはり地域性を勘案しなければならず、全項目的中は相当難しい。　

　なお、拙ブログは個人情報保護の観点から顔、住所、氏名、年齢、職業などを伏せている。詳細に記事にアップできないことをご了承頂きたい。

　せっかくなので、福島県内十大ニュース１１位〜２０位も掲載しておきたい。

（11）県総体、県高体、県中体初の中止　…………３８８
（12）桃田選手　交通事故で負傷　…………………３７２
（13）東日本大震災・原子力災害伝承館が開館……３７０
（14）柳美里さん　全米図書賞　……………………３６０
（15）いわきで車内から母子４遺体　………………３３５
（16）クラスター発生　３万１０００通未配達　…３２２
（17）東日本大震災から９年　………………………３１４
（18）本県の全魚種、出荷可能に　…………………２７６
（19）聖光　県大会１４年連続Ｖ　…………………２５４
（20）感染予防徹底の中　ふくしま駅伝熱く………２４７

　２７日（日）は神棚掃除としめ縄飾りを施した。最初に前年のしめ縄を外してから、神棚の古いお札（ふだ）と新しいお札を入れ替えた。そして神棚の拭き掃除をおこなった。神棚なので新しいタオルをおろすことにした。古いお札（ふだ）と古いしめ縄は来年の１月１６日に行われる「歳ノ神（さいのかみ）」の時に「お焚き上げ」をする。

　その後、外に出てこの度の雪で雪吊りのトップ（縄を止めてあるところ）の縄がずり落ちてしまった雪吊りの補修に取り掛かった。今回新調しなかった古い雪吊りで、不安がなかったわけではない。トップから外れてしまったものをそのまま縛っておいたもので、いずれ下がってしまうことは想定内のことであった。脚立を持って行ったのだが、足場が不安定なために女房に助っ人を頼み、脚立を押さえてもらった。緩んだ吊り縄がほどよく張るように２ヶ所を縄で縛り付けた。何とか形にはなったようだ。

【１２月２７日】　

古いしめ縄（上）と新しいしめ縄。家の中にあるものなので、汚れもしないが毎年取り換えるのが一般的。なお、このしめ縄はＴ叔母が作ったもので、スーパーやホームセンターで買えば4,000円ほどする立派なものだが、お手ごろ価格で毎年譲ってもらっている。


歳の神の時に、お炊き上げする古い破魔矢や起き上がり小法師などを袋に入れてまとめておく。


新しいしめ縄を飾り付けた。ややバランスが悪いが我慢することにした。


撮影１２月１２日。この雪の重みで止め縄が下がってきてしまった。


補修をした雪吊り。


ズームしてみた。放射状に伸びる縄の部分２ヶ所を縄で縛り付けた。

　女房とランチに行くことがある。農家と言えども自家産のコメばかりでは飽きてしまう。決して高級なものを食べに出かけるのではなく、庶民的な昼食タイムと言ってよい。我々はこれを楽しみにしている。最近のランチをアップしてみたい。

　先週１６日（水）は久しぶりに「丸亀製麺」を訪れた。以前は行く日を「毎月１日」と決めていた。「丸亀製麺」では毎月１日を「釜揚げうどん半額」に設定していたからに他ならない。しかし、新型コロナ感染予防対策で、混雑、密を避けるために「釜揚げうどん半額」を中止してしまった。

　「釜揚げうどん半額」がなくても客の入りはいいようだ。この店は客の回転がいいので、それほど待つことはない。今回は奮発して価格の高いメニュー（800円台）を注文することにした。女房が「牛なべ焼きうどん定食」、エンピロが「牛すき焼きうどん定食」の２種類。うどんが茹で上がってからすき焼きなどの材料を準備するのでやや時間が掛かる。しかもテーブルに卓上コンロを準備して固形燃料に火を灯し温まってから頂くことになるので、待ち時間が長く感じた。

　ようやく出来上がり食したが、大変美味しく頂くことができた。ただ、「ごはん（ライス）」だけは正直美味しくなかった。我が家では地元産の良質米コシヒカリを食しているのだから仕方がないか。ここのかき揚げは大きくて有名。１つだけを注文して女房とシェアしながら頂いた。二人とも「牛すき焼きうどん」、「牛なべ焼きうどん」の美味しさに満足して店を後にした。女房はＣＭでもやっている「５００円ランチ」も試してみたいと話していた。

　今週２３日（水）は年休を利用して女房とラーメンを食べに出かけた。向かった先は会津若松市にある「しせん家」。今まで何度か訪れてはいる。春以来足を運んでいなかったので、２人の思惑が一致し「しせん家」で決まり。この店の「とろみニララーメン」が美味しいと口コミで評判になって久しい。ただし、昼だけの営業で午前１１時〜午後３時までの営業となってはいるが、スープがなくなり次第閉店となる。午後２時３０分ぐらいが限度と考えてよい。

　メニュー注文の自販機で食券を買い求めてから風除室でイスに座って並んで待っていたが、その場所を離れずに順番を待つことになる。ほどなく小上がりのテーブル席に案内された。女房は「とろみニララーメン」（880円）を迷わずに注文した。エンピロは「担々麺」（850円）。これは春に注文したものと全く同じ。店内の壁にはいつものように「年度別人気メニューのランキング」が貼ってある。ここ３年間、上位（第５位まで）のランキングに全く変動はないようである。

　女房の「とろみニララーメン」のスープもあんかけ。筆者の「担々麺」もスープはあんかけである。どちらも美味しく、病みつきになりそうなスープと言っていいだろう。麺の茹で具合いも実にいい。あんかけ風のスープの場合、スープが冷めないばかりかラーメンが伸びにくい。２人とも美味しいラーメンに満足して店を後にした。会津にはラーメン店が数多くあるが、地元のリピーターが多い「しせん家」を上位にランクしてよい。

【１２月１６日】

定食を頼んだのでライスが付く。

牛すき焼きうどん


牛なべ焼きうどん


人気のかき揚げ（150円）

【１２月２３日】

２つ並べて撮影。


人気ナンバー１のとろみにらラーメン


人気ナンバー２の担々麺


満麺いや満面の笑みで応える女房。

　１２月２５日（金）に年賀状を投函してきた。自慢ではないが、ここ２０年、エンピロが２５日までに年賀状を出した記憶がない。いつも年賀状の取っ掛かりが遅い。今年は２２日に近くの郵便局から年賀状を１８０枚買い求めてきた。２３日の夜に原本を作成し、女房にチェックしてもらい、ＯＫサインが出てから裏側の通信面のカラー印刷を始めた。夜中や翌朝も印刷を続けた。プリンターは一旦枚数をセットすれば、眠っている間に自動で印刷してくれる。

　ただし、気を付けなければならないことがある。インクが少なくなってきて、原色の色合いが崩れてくることがあるからだ。そのために、２０、３０枚単位で印刷を繰り返していった。２４日に裏面（通信面）が刷り上がった。今度は宛名の印刷に入るが、「喪中欠礼」のハガキのチェックが必要となる。さらに、女房には「もう出さなくてもいいでしょう」と思われる方の選定をしてもらった。もちろん、相手先から「高齢のため来年から失礼させて頂きます」と書かれている年賀状もある。

　今年は「喪中欠礼」のハガキがやけに少なかった。全部で１０枚程度であった。例年であれば２０枚ぐらいはあったような気がする。１８０枚しか購入しなかったので、出す年賀状も１８０枚に調整することにした（おぃおぃ）。表面の宛名印刷も無事に終えた。そして、本日２５日に郵便局に投函してきた。

　家に帰ってからプリンターをのぞくと、なんと宛名が印刷されていない１枚が残っているではないか。結局１７９枚しか印刷しなかったことになる。誰が漏れてしまったのかチェックができない。

　なお、郵便局では「年賀状を元日にお届けするため、できるだけ 2020年12月25日（金）までに差し出しをお願いします」と書いてある。また、「12月26日（土）以降に投函した年賀状は元日に間に合わない可能性が出てきます」とも書かれている。今年は間違いなく全て元日に届くはずだ。

　エンピロが過去に例のない２５日までの投函をしたので、きっと明日は天気が崩れることだろう（笑い）



昨年の年賀状


プリンター


なんと１枚残っていた。誰かに届かないことになる。


買い求めておいたカラーインク、ブラックインクともに使わないで間に合った。

　１２月２４日（木）は全世界的にクリスマスイブ。昨年に引き続き、数日前から「スノーマンガラスケース飾り」のオルゴールを鳴らして雰囲気を高めていた。しかし、自慢の「星形イルミネーション」を飾りつけたものの、コードが断線していて修復できなくなっていた。経年劣化であるから諦めざるを得ない。それでも１５年以上にわたり楽しませてくれた。

　夕食はビールと日本酒でささやかに乾杯。「ちらし寿司の素」を使った簡単な散らし寿司。他に韓国料理の辛いスープ「スンドゥブ」、馬の中もの（ホルモン）、サニーレタス＆生ハムサラダ、「蛍いかの沖漬け」などを食した。頂き物の「蛍いかの沖漬け」は日本酒で頂いたが、舌が抜けそうなほど超美味。あまりにも美味しいので、昨日スーパーから買い求めてきた。

　夕食後は、コンビニで買い求めた２種類のカップスイーツ。女房とシェアしながら２種類を味わった。濃厚な触感が堪らない。２人だけなので、デコレーションケーキを買うこともない。ワインで乾杯。

　星形のイルミネーションが使えなくなり寂しい限りだが、新型コロナでの自粛モードと考えれば諦めが付く。それでも、我が家も世間並みにクリスマスイブの雰囲気を味わったので良しとしたい。


壊れた星形イルミネーション。１５年ほど前に買ったもの。


スノーマンガラスケース飾り。雪が降る仕掛けとオルゴールが自慢。こちらは２０年健在。余談だが、人気グループ「Ｓｎｏｗ　Ｍａｎ」がメンバーコロナ感染で紅白出場を辞退したとのこと。


小さいイルミネーションがあったので、植木に掛けてみた。


まずはプレモルで乾杯！


生ハム＆サニーレタスサラダ


シンプルな散らし寿司。


一応フライドチキンも揃えた。


韓国料理の辛いスープ「スンドゥブチゲ」


馬の中もの（ホルモン）。久しぶりに食した。


超美味の「蛍いか沖漬け」。


女房がセブンイレブンから買ってきたスイーツ系カップケーキ。


ワインと一緒に頂く。


昨年玄関前に飾った星形イルミネーション。

　１２月２１日（月）は冬至だった。年によっては２２日の場合もある。冬至では太陽は南回帰線上にあるため、北半球では昼が最も短く夜が最も長い。逆に南半球では昼が長いという逆の現象が起きている。いわゆる夏至である。

　冬至といえば、「冬至かぼちゃ」を食べるのが定番。子どもの頃から半世紀以上も食べてきた。スーパーではカボチャにホイップクリームが乗ったものも売られている。女房に「ホィップクリームかぼちゃ」を作るよう頼み、今年も食べることができた。

　何故に冬至かぼちゃを食べるのかについては旧ブログでも記事にしたことがある。筆者は子どものころから「冬至かぼちゃ」を食べて育ってきた。大した謂れも意味もわからずに食べて来たことだけは事実。ただ、祖父母、両親、周りの大人の共通した言葉は「これ食うど『つうぎ』になんねだ」ということ。

　大人になるまで「つうぎ」が何のことか解らずに冬至カボチャを食べてきたのである。「中気（ちゅうき）＝脳卒中」が単に訛って「つうぎ」だということを知ったのは大人になってからだ。小豆（アズキ）は血行をよくする働きがあるから、当方会津では、カボチャと混ぜて冬至に食べる風習が長く続いてきた。昔の人にすれば「冬至カボチャ」は年に一度の贅沢だったに違いない。

　女房は実家からもらった小豆（あずき）で「あんこ（粒あん）」を作ったことがあった。今年は市販の「粒あん」で我慢。おふくろ世代の冬至カボチャは、カボチャもアンコもすり身状態で、カボチャの原形を留めないのが特徴。一方、女房が作ったものは、カボチャを普通の大きさに切って煮たところに粒アンを絡めたものであるが、やや今風と言ったところか。ただし、カボチャの皮が柔らかいことが条件となる。女房が知人から頂いたカボチャを使ったが、大変いい具合に仕上がった。

　一方、冬至には「柚子湯（ゆずゆ）」に入る習慣がある。昨年冷凍しておいた柚子を使うことにした。今年買い求めた柚子もあったが、女房からは料理に使うとの返事（おぃおぃ）。この日は入浴剤をやめて柚子湯を楽しんだ。

　徐々に日が長くなっていくのがわかる。大晦日にもなれば、日の長さを実感できるはず。以前にも何度か紹介したが、定番のことわざ・格言があるのでアップしておきたい。。

【本日のことわざ・格言】

「冬至十日も過ぎれば馬鹿でもわかる」






皮は別にしてあったが、女房が湯に浸かっているときにまとめたようだ。我が家は女房が一番風呂である。

　先週雪が降ったことを話題にしたが、除雪作業をするまでもないと思い、自宅に待機しておいたトラクターを畑にあるパイプ車庫に戻してきた。しめ縄作りで軽トラを使うためという理由もあった。庭木に積もった雪は箒やスコップを使って払い除けた。

　２０日（日）の夕方から試運転を兼ねて、家の前の除雪作業をおこなった。もちろん、今季初のトラクターでの除雪作業となる。積雪は１５ｃｍほどではあるが、旧母屋と車庫からの落雪で通路には思いのほか雪がたまる。道路脇には除雪車が残していった雪の塊が残っているが、これは受益者が処理することになる。我が家の前の道路には側溝があるので雪を流すことができる。

　新潟県南魚沼市、群馬県みなかみ町、福島県只見町などの映像が流れると、「ここは雪が少ないよな。あっちに比べればまだいい方だ」と自分を慰めている。今シーズンはどのくらい除雪作業をするだろうか。記録しておきたいと思う。ちなみに、昨シーズンは０回、一昨シーズンは大雪で１５回であった。

【１２月２０日】

ビフォー　左側の車庫の屋根から落ちた雪が通路に貯まっている。


エンピロが撮影。


キャリヤレバー引っ張り雪を落とす。


女房が撮影。


車庫と旧母屋からの落雪を除雪


除雪車が道路脇に置いていった雪を片付けるのは受益者の役目。


アフター

　しめ縄作りが１２月１９日（土）午前８時から我が家の納屋でおこなわれた。これは神社に奉納するもので、毎年この時期に実施している。女房と一緒に会場の掃除とゴザ敷きなどを済ませておいた。寒いことも予想され、ファンヒーターを準備した。ここ数年、開始は午前８時からで定着している。この日のメンバーは責任総代のエンピロの他に、同じく責任総代のＯＹさん、ＯＨさん、それに区から協力員（割り当て手伝い）としてＩＫさん、ＴＫジュニアさんの２人が参加してくれている。なお、総代のＴＫさんは雪が降ったことにより、自治体から委託されている除雪作業に従事しなければならず、急きょ不参加となった。

　「宮総代（神社総代）」の役職に就いて７年目になるが、未だに勝手がわからないことが多い。しめ縄作りも７年目になるが、１年経つと記憶はあいまいで、手順が思い出せないことがある。今まで写真を参考にしてきたが、容易に理解できるものではない。スタッフ総勢は５名で、拝殿前のしめ縄は大きく時間が掛かることが予想される。

　しめ縄の中身（あんこ）となる芯作りから始まるが、２日前に芯となる縄を３本作っておいた。縄を中に入れて藁を束ね、芯をひもで縛りながら繋げていく。その芯に縄を巻いていくのだが、端の方は細く中ほどはやや太く作るところがポイント。今年は芯の藁を止めるのに紙紐を利用した。少しでも自然に優しいものを使うという思いからである。神社拝殿のしめ縄は３．６ｍの長さとなる。玉縄は３分と２.５分、２分がある。縄が細いと芯に巻き付けるのに相当の時間を費やすことになる。一番適しているのが２．５分でホームセンターから２玉を買って来て用意しておいた。前年の在庫が半分ほどある。

　しめ縄は３本を縒って作るのだが、どのように縒るのかいまだに理解できない。それでも何とか形にはなったようだ。細いしめ縄に下げる幣束（へいそく）は今年も宮司から調達してある。さらに、太いしめ縄の下にぶら下げる「〆（しめ）の子」は全部で３個作ったが、出来がイマイチであった。作り直すのも容易ではなく我慢することにした（おぃおぃ）。２年前に協力員として参加したことがあったＴＨさんがいればと思った。彼は縄の扱い方が実にうまい。

　途中お茶やコーヒータイムを取りながら、作業を進めた。繩巻きは交替で行った。協力員のＴＫジュニアさんは“しめ縄作りデビュー”となる。初めてとは思えない手付きで作業に当たってくれた。最後のイメ縄の縒り方が難しい。２本ならば簡単なのだが、３本を縒っていくのがよくできない。しかも太いしめ縄なので、なおさら容易ではなかった。それでも何とか形にはなったようだ。

　軽トラックにしめ縄と脚立を載せて神社へ向かい、しめ縄を拝殿に飾り付けることになる。長さは昨年と同じで、やや長すぎる感じはするが、特に問題はない。古いしめ縄は１月１６日に行われる「歳の神」の時に燃やすことになる。幣束を下げようとしたが、吊り下げる紐が必要だったが、準備していなかった。古い幣束に使っていた紐を解いて使ったが、１本足りない。３１日の元朝参り準備（拝殿掃除）の時につけることにした。

　一連の作業を終えたのが午後１２時４５分と思いのほか時間が掛かった。我が家でささやかに昼食会（直来（なおらい）・慰労会）を催した。準備したお神酒と肉汁、弁当などで労をねぎらった。献杯と言っても、形だけで舐める程度である。反省点を話し合いながらお互いに労った。昼なので、アルコールを飲まない人が大半で、最初から缶ビール（プレモル）を手土産に渡すことにしておいた。女房が作った芋汁をお代わりしながら食事を楽しんだ。


【１２月１５日】

ビフォー。下準備。埃（ほこり）が舞い上がるので、雪を撒いた。


アフター

【１２月１７日】

保温シートを敷く。


次にゴザを敷く。


シャッターの上げ下げ用に紐を取り付けた。２年前に半端な高さでシャッターが開いていたために、エンピロが外に出ようとしてシャッターに頭を激突させ、たんこぶができたことは記憶に新しい。学習能力で同じ失敗は繰り返さない。


芯となる縄を既定の長さに切って準備しておいた。


会場設営完了。

【１２月１９日】

５人で作業開始。


若手のＴＫジュニアさん（右）が“しめ縄作りデビュー”を果たす。


最後の仕上げは３本を縒ることだが、思うようにうまくいかない。


拝殿前に取り付ける。


「〆（しめ）の子」を作ったが、きれいに揃っていない。


取りつけ完了


女房が予約をしておいた弁当を取ってきたり、肉汁を作ったりと昼食会を準備してくれた。


献杯は形だけに留めた。


プレモルを手土産に用意しておいた。

【１２月２０日】

ビフォー　前日はしめ縄作りに時間が掛かってしまい、後片付けができなかった。


アフター


くず藁は燃えるごみ袋に入れて家庭用ゴミとして出す。


長い藁は１月１６日の「歳ノ神」に奉納する。