会津では必ずと言っていいほど、
1月3日には
「とろろ」を食べる。いわゆる
「三日とろろ」と言うものだが、
12年ほど前に
ネット検索したことがあった。これと言った詳しい説明があったわけではないが、参考になるものがあった。
福島県をはじめとする東
北の一部で食べられているようである。あるサイトによれば、
南東北(宮城、山形、福島)の外に、
北関東(茨城、栃木、群馬)、
濃尾地域(岐阜恵北、尾張など)などで今も残っている風習らしい。
年末年始に疲れた胃腸の調子を整えることと、この日にとろろを食べると、一年中風邪を引かない、一年を無病息災で過ごせる、長生きをする、などの言い伝えがあるという。このあたりは、
1月7日に食する
七草粥(ななくさがゆ)にも似ている。
ちなみに、我が家ではスーパーから
「七草粥セット」を買って来て食べた記憶がない。元々
会津には七草粥を食べる風習が存在していない。会津のプライドというか、
雪の多いところでは、七草を揃えることができず、
保存食の
とろろで間にあっていると言っていいだろう。ちなみに、
春の七草は
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」になる。
セリは
「競(せ)り勝つ」などの
縁起を担いでいるというが、その他の解説は省略させて頂くこととしたい。
我が家でも毎年
「三日とろろ」欠かしたことがない。また正月でなくても
食卓に上ることは多い。筆者は
千切りにして
ワサビ醤油と
きざみ海苔で食べるのを好む。
シャキシャキ感が堪らない。
「三日坊主」や
「三日天下」など、
三日がつく言葉はあまり褒められないものが目立つが、
「三日とろろ」だけは長く続けたいものである。
麦ごはんに合うのだが、このところ
麦飯を食べたことがない。
【1月3日】

とろろをすっている写真はない。エンピロは食べるだけ(おぃおぃ)
【1月7日】

女房がオリジナルの「七草粥」を作った。大根とカブの塩漬けを利用。七草が入っていないw

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